今月の名言は読むだけで、心に優しい気持がじんわりと湧いてきます。

「お金で戦争が回避できるなら、私は喜んで1000万マルクを支払います。」

時は第一次世界大戦が勃発の1914年。自社製品を買っていた国々がドイツの敵となり、やむなく軍用車向けの商売をはじめたボッシュ。他の人が命を失っている間に利益を得ることに胸を痛め、この言葉を発しました。人のためを、そして平和のためを何よりも願った彼の言葉は、現代の私たちの心にも熱く響きますよね。

"I would gladly pay 10 million marks if it could prevent a war."

"Ich bezahle lieber 10 Millionen Mark, wenn ich dadurch einen Krieg vermeiden kann."

(出典:『ロバート・ボッシュ回想録』(1921年)、p. 31)

2014/01/22