Q & A about Bosch Diesel Technology ディーゼルエンジンに対するさまざまな疑問にお答えします

地球環境への意識が高いヨーロッパで、今、ディーゼルエンジン乗用車が注目を集めています。クリーンな排出ガスはもちろん、優れたドライバビリティも人気の理由です。ディーゼル車、ディーゼルエンジンに対する正しい知識が得られれば日本でもきっと、ディーゼル車ユーザーが増えていくはずです。
- Q1最近のディーゼルエンジンが、技術進歩で大きな注目を集めていると聞きましたが。
- A おそらく皆さんがイメージされるディーゼルとは黒い煙をモクモクはいて汚く、うるさい上に遅いというものだと思います。最新のクリーンディーゼル車は、昔のディーゼル車に比べると大きな進歩を遂げています。コンピュータ技術により、高圧かつ精密に燃料噴射をコントロールし、「汚い」、「うるさい」、「遅い」というディーゼルのネガティブな面はほぼなくなっています。ディーゼルの認識を一新させる性能になりました。
- Q2 ディーゼル車の排出ガスはどのくらいクリーンになったのですか?
- A 最新の欧州の規制値「EURO5」排出ガス基準をクリアしている最新のクリーンディーゼル車と、旧型のディーゼル車の排出ガスを比較すると、PM(粒子状物質)を99%、NOx(窒素酸化物)+HC(炭化水素)を98%削減しています。ここ数年の間にディーゼル車は進化を遂げ、排出ガスは格段にクリーンになってきているのです。
- Q3 ヨーロッパではなぜディーゼルエンジンの人気が高いのでしょうか?
- A ヨーロッパでは、ディーゼルエンジンは低公害でクリーンなエンジンだと認識されていることが人気の高い理由のひとつです。環境意識が高いヨーロッパでは地球温暖化を防ぐために CO2(二酸化炭素)の削減が急務とされていて、2008年には自動車の CO2 排出量を140g/km 以下に自主規制することを目標とし、2012年にはさらに120g/km以下に規制が強化される予定です。それには燃費のいいディーゼル車が圧倒的に有利ですし、一回の給油で長距離を移動できる利点があります。そして「Fun to Drive」を体感できることも人気の大きなポイントです。ディーゼル特有の低速トルクはゆとりのある走りを約束します。特に若い人たちの間では、価格が多少高くても運転が楽しいディーゼル車を買う方がカッコイイという意識もあるぐらいです。
- Q4 ディーゼル車は燃費がいいって聞くけど実際どうなのでしょうか?
- A 車種によって違いがありますが、同排気量のガソリン車と比較して燃費は約3割向上しています。さらに燃料の価格差を加味すると、ディーゼル車の燃料代はガソリン車(プレミアムガソリン仕様)に比べ、6割程度ですみます。例えば、年間10,000kmを走行する場合は、約8万円も節約できます。
- ※試算条件
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- 燃料価格(ハイオク:137円、軽油:105円)
<石油情報センター資料:2009/8全国平均価格> - 車両燃費:ガソリン車 7km/L、ディーゼル車 9.1/km/Lと仮定
- 燃料価格(ハイオク:137円、軽油:105円)
- Q5 地球温暖化の防止にはディーゼル車が有利って本当ですか?
- A 地球温暖化の観点から、ガソリン車と比較した場合、ディーゼル車のほうが CO2 の排出量が少なく、地球温暖化防止に貢献できます。ディーゼル車は地球温暖化の原因とされている CO2 の排出量が少ないということは、あまり知られていませんが、同排気量で比較するとディーゼル車の方が約25%、また、同トルクで比較した場合、30~50%も CO2 の排出量が少なくなります。
- Q6 ディーゼルエンジンはハイブリッド車に使えないのですか?
- A ハイブリッド車はガソリンエンジンだけの専売特許ではありません。CO2 の排出量が少なく、燃費もよいディーゼルエンジンの特徴を生かしたディーゼル・ハイブリッド車も開発が進められており、トラックはすでに市販されています。また乗用車においては数年以内に市販が予定されており、ガソリン・ハイブリッド車と同様に普及が期待されます。ディーゼル・ハイブリッド車はガソリン・ハイブリッド車よりも、約2割も低燃費になるというデータもあります。
- Q7 日本の軽油に問題はないのでしょうか?
- A 日本で販売されている軽油は、石油業界の努力により2005年1月より、硫黄分10ppm以下(サルファフリー化)の達成が世界に先がけて実現されており、品質上、何ら問題はありません。燃料の面においては、クリーンディーゼル乗用車の日本での普及の準備は整っていると言えるでしょう。

