Diesel Engine Trends ディーゼルの排出ガスはこんなにクリーンになりました

急速に進む排出ガスのクリーン化
1990年代、ディーゼルの排出ガス対策は急速に進み、規制も世界規模で強化されてきました。
欧州(EU)における'80年代初頭の排気ガス規制値と現在の規制値を比較すると、NOx+HC(炭化水素)の規制値で98%減、PM 規制値は99%減になっています。
日本においても、'90年代と比較してNOx+HC 値で98%減、PMで97.5%減となります。
アメリカにおいては、'80年ごろと比較して NOx+HC 値で99%減、PM 値で98%減となります。この値は、ガソリンエンジンとまったく同じ規制値となります。
これらの規制が強化された結果、現在のクリーンディーゼルは過去のディーゼルとは比べ物にならないほど、クリーンな排気ガスを実現しています。
PM と NOx の排出低減対策が進んだ背景には、コモンレールシステムに代表される電子化による燃焼制御と排出ガスの後処理技術の向上があげられます。また、今後は、コンピュータによる吸気、燃焼、排気のトータルマネジメント、および新たな燃焼コンセプトの導入によって、排出ガスのさらなるクリーン化が図られます。
このように急速な排出ガスのクリーン化が進んだ結果、次世代エンジンの選択要素がエネルギーの効果的な利用の視点に移ってきています。地球規模での環境対策「CO2 の削減」に注目が集まってきているのです。


