Diesel Engine Trends ディーゼル車の普及が CO2 排出量低減のカギ

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石油連盟 総務部 広報グループ長

浜林郁郎氏

日本では石油需要のほぼ100%を輸入に頼っており、輸入された中東原油をそのまま精製すると、ガソリン・ナフサ25%、軽油・灯油27%、重油48%の比率になります。ところが、日本ではガソリンとナフサの需要が増え続けているため、25%では需要がまかなえないのが現実です。

「もともとガソリンは軽油に比べ精製工程が複雑で、生産には CO2 が多く発生することに加え、不足するガソリンを重油などから新たに精製しているため、製油所からの CO2 排出量の増加につながっています」と、石油連盟の浜林郁郎氏は説明します。「試算では、軽油の需要が高まり、ガソリン・軽油の需要構成が最適化されれば精製工程において年間170万トンの CO2 削減が可能です」。

さらに、ディーゼル車はガソリン車よりも燃費性能が良く、燃料消費量が少ないため、「走行する車の10%がディーゼル車になれば年間200万トンの CO2 排出量削減が可能といわれています」。ディーゼル車が増加することによって、製油所からも自動車からも CO2 排出量が減少するというわけです。このような背景から、国産自動車メーカー、輸入車インポーターもディーゼル乗用車の国内販売を検討しており、ディーゼル乗用車の日本市場普及へのカウントダウンが始まっています。

「石油連盟では今後も、地球環境の未来に向けて、ディーゼル車導入推進への支援を続けていきたいと考えています」

地球温暖化対策として、ディーゼル車の普及は大きなカギを握っています。