自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

現代社会の要求に即した
新しいエアコンディショニング制御システム
ボッシュの CO2 センサが燃料消費を低減

  • CO2 センサを用いた新しい制御方式がエアコンディショニングシステムの効率を向上
  • 車室内の二酸化炭素濃度を常にモニターし、より良い環境を提供

CO2 排出量と燃料消費がより少ない車-それが自動車産業界の開発事業における最重要目標です。この目標を達成するため、ボッシュは、新しい方法を見つけ出しました。ボッシュの新しいクライメート・コントロール・センサ(CCS)は、車内の二酸化炭素(CO2)濃度を測定します。その結果を、エアコンディショニングシステムの制御に反映させることによって、車内の空気を良好に保ちながら、システムの消費するエレルギー量を格段に少なくすることができます。夏季の南ヨーロッパで行った本センサを用いた一連の実証試験では、最高で10%も燃料消費量が削減できることが確認されました。

ボッシュのクライメート・コントロール・センサは、エアコンディショニングシステムの新たな制御方式を提案いたします。このセンサは常に車室空気中の二酸化炭素レベルと空気の湿度・温度を測定することができます。これら3つのデータに基づいてエアコンディショニングシステムのすべてのアクチュエーターを正確に制御することによって、バランスの取れた内気循環管理が実現されます。

現在のエアコンディションシステムの多くは、車室内につねに多くの外気が供給されるように設計されていますが、クライメート・コントロール・センサを用いた新しいエアコンディショニングシステムでは、つねに二酸化炭素濃度をモニターし、可能な限りの頻度で自動的に内気循環モードに切り換え、外気を導入しないようにします。これによって冷房に必要なエレルギー量を低減し、エアコンコンプレッサーを駆動するエンジンへの負荷が低減され、ひいては車両全体の燃料消費が削減されることになります。

ボッシュでは、欧州で近い将来、適用される見通しの新たな規制-自動車用エアコン冷媒での代替フロンガスの使用禁止-に対応した、R744冷媒ベースのエアコンディショニングシステムを搭載した、ミドルクラスのプロトタイプ車両を用い、一連のダイナモメーター試験を実施しました。新しい冷媒を用いたエアコンディショニングシステムに、本 CO2 センサを用いて最適制御を行った場合、外気の状態や車速によって異なるものの、最大で20%近く燃料消費量を低減できることを確認しました。この数値を、現在、主流となっている R134a 冷媒を用いたエアコンディショニングシステムと比較した場合、最大冷房モードで作動させた場合、最大10%もの燃料を節約できることになるとボッシュのエンジニアは算出しています。

堅牢でコンパクトな、ボッシュのクライメート・コントロール・センサは、赤外線を使用した分光法によって空気中の CO2 レベルを測定します。この測定方式では、容量パーセントで0.02%以下の微量濃度でも測定することができます。このようなクライメート・コントロール・センサの特性は、エアコンディショニングシステムのためのあらたな制御方式提案いたします。本センサのサンプルはすでに供給可能です。


このプレスリリースは2007年03月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>