経営情報/自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

ABS・TCS・ESC:ブレーキコントロールシステムの生産台数が
累計1億5,000万ユニットを達成

  • 1978年にボッシュが初めて量産型アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)を市場に導入
  • ABS は現在ヨーロッパで新車に標準装備
  • ABS、TCS、ESC は交通安全性を向上させることが実証
  • ボッシュは世界6拠点で合計65,000ユニットを日産

1億5,000万個目のブレーキコントロールシステムがあと数日でボッシュの生産ラインから出荷されます。始まりは1978年に最初の電子制御式量産型アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)が生産開始されたときに遡ります。1986年にトラクション・コントロール・システム(TCS)が続き、そして1995年にはエレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)が市場に送り出されました。これらすべてのシステムはボッシュが開発したものです。ボッシュは世界6拠点で合計65,000ユニットのブレーキコントロールシステムを日産しています。2007年、ブラジルの製造拠点が加わり、この生産ネットワークがさらに拡張されます。

「当初、ABS は上級クラス車両のオプションでした。しかし今日では、このシステムは EU および世界の多くの地域ですべての新車に標準装備されています。ABS はブレーキングの安全性を向上させ、その結果、交通事故の削減に多大な貢献をしてきました。」ボッシュ・シャシー・システム・コントロール事業部のヘルベルト・ヘミング(Herbert Hemming)取締役副社長は、このテクノロジーの成功を総括してこのように述べています。1978年に ABS が市場に導入されたとき、その重さは6 kgを超えていました。今日最もコンパクトなシステムは重さわずか1.4 kgです。加えてシステムの作動は格段に迅速になり、さらに大きな安全性をもたらしています。

EU では、新規登録乗用車の42%に ESC が装備されています。「ボッシュは、ESC と他の車両制御システムをネットワーク化してドライバーの安全性をさらに高める仕事に集中的に取り組んでいます」とヘミングは述べています。

ブレーキコントロールシステムは危機的な状況で各車輪のブレーキ圧を個別にコントロールすることでドライバーを支援します。車両は引き続き制御可能状態が維持され、ドライバーによる操舵を可能にします。ABS は制動中の車輪のロックを防止します。その結果、車両はブレーキペダルが完全に踏み込まれた場合でも操舵可能状態が維持され、ドライバーは障害物を回避することができます。トラクション・コントロール・システム(TCS)は積雪路、凍結路、濡れた路面で発進または加速する場合に車輪の空転を防止します。エレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)は ABS と TCS の両方の機能を備えており、さらに車両の横滑りを防止します。車両が横滑りし不安定な状態になる兆候をシステムが検知すると、1つまたは複数の車輪に独立してブレーキがかけられ、即座にエンジン出力も低減されます。その結果、車両はドライバーが希望する走行コースに維持されるのです。

ブレーキコントロールシステム、特に ESC の利点は、現在までに数多くの研究によって実証されています。例えば、米国高速道路交通安全局(NHTSA)はすべての車両に ESC を装備すると、米国におけるすべての車両単独事故(他の道路使用者を巻き込まない事故)の3分の1以上は防止できると報告しています。そのため NHTSA は、条項「連邦自動車安全基準第126条」を可決しました。これによると、米国のすべての乗用車は、遅くともモデルイヤー2012 までに段階的に ESC を装備しなくてはなりません。この条項は2007年6月に発効されます。


このプレスリリースは2007年04月30日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>