自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

フランクフルト国際モーターショー(IAA)2007

ボッシュは低価格車両セグメントで高い競争力
先進のテクノロジーを低価格車にも提供

  • 低価格車両セグメントに大きな成長の可能性
  • 費用効率が高いボッシュのエンジンマネジメント・ソリューション
  • グローバル・ネットワークの強みを生かした開発競争力

ボッシュは、いわゆる低価格車両(LPV=Low Price Vehicles)市場に大きな成長の可能性があると見ています。LPV とは正価で7,000ユーロを切る車両を指しています。このセグメントの成長は年率5%、自動車市場全体の成長の倍のスピードで拡大すると予測されます。2010年までに低価格車は世界の自動車市場の13%を占めるにいたるでしょう。LPV の生産は特に中国とインドで増大すると期待されています。この地域には将来、低価格車市場の半分が集中するでしょう。
「サプライヤーとしてこの成長に加わりたいなら、技術面、価格面における新たな要求に応える準備が必要です。」このように説明するのはボッシュのガソリン・システム事業部長ヴォルフ・ヘニング・シャイダー(Wolf-Henning Scheider)です。
2気筒、3気筒、4気筒のポート噴射式ガソリンエンジン用制御システムの非常に費用効率の高いプラットフォームであるバリュー・モトロニック(Value Motoronic)は、ボッシュが現在すでに提供している低価格車向けのソリューションです。サプライヤーとしてのボッシュの目標は、2010年までにこの有望なガソリン燃料噴射システムによって市場のリーディング・ポジションに立つことです。

革新的で、しかも費用効率の高いソリューション

エンジンやドライブトレイン用のマネジメントシステムのリーディング・サプライヤーであるボッシュは、ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジン用燃料噴射システムに関する包括的なノウハウを持っています。
ボッシュのフレックスフューエルシステムでは、ガソリンエンジンをバイオ燃料で動かすことができます。このシステムは南米市場において重用されます。
他方、インド市場ではクリーン・ディーゼルが求められています。加えて、天然ガスでのはロシアで重要性を増してきています。ボッシュのフレキシブルな NG モトロニック・エンジンマネジメントシステムなら、エンジンをガソリンまたは圧縮天然ガス(CNG)で作動させることができます。
私たちの課題は、先進のテクノロジーを用いて、いかに低価格なソリューションを開発するかということなのです。

革新的でしかも費用効率の高いソリューションはさまざまな方法で実現することができます。たとえば、標準的な製品を簡略化する、オートバイ用部品を乗用車用に適合させる、低価格車に特化した新しいコンポーネントを開発する、などの方法があります。
このようなソリューションは、ガソリンエンジン用制御システムの新たなプラットフォームであるバリュー・モトロニックだけではありません。ほかにも、コンパクトコイルプラットフォームをベースにした新しい ZSK 2x2 バリュー・イグニッションコイルなどがあります。小型化により取付スペースを40%以上削減可能にしただけでなく、同一のハウジングでガソリン用からエタノール用、天然ガス用にいたるまでさまざまな燃料用のイグニッションコイルを設計することができるように放電エネルギーのバリエーション化を実現しました。さらにこの新しいイグニッションコイルには、コントロールユニットによる最適な制御を実現するオプションがあります。2×2コイルでは、1番と4番気筒の二次電圧を検出し、二次電圧が高いほうの気筒が点火している気筒と判別できます。これによりカムシャフトセンサーを用いることなく気筒判別が可能となります。

グローバルな開発能力の強み

LPV (低価格車両)用の費用効率の高いソリューションを開発する際、ボッシュはそのグローバル・ネットワークの強みを生かし、Center of Competence (CoC)と呼ばれる開発拠点と他の拠点間で緊密に連携して共同作業を行うことによって、威力を発揮します。その結果、ボッシュは先進の技術ソリューションを、顧客要求や地域ニーズに合わせて調整、最適化することができるのです。たとえば、中国にはガソリンシステム用のバリュー・コンポーネントや低価格コンポーネントの、また南米にはガソリンでもエタノールでも動くフレックスフューエルシステムの、そしてインドにはディーゼル用燃料噴射コンポーネントの開発ノウハウが蓄積されています。

* Center of Competence = ある特定の製品・技術に関して、他の拠点をリードする高い能力(基礎開発/応用技術開発・製品製造・品質管理・顧客対応などの高いノウハウ)を保有しグローバル・ネットワークの中で責任センターとなる拠点


このプレスリリースは2007年08月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>