自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

第2世代のガソリン直接噴射システム
ボッシュの DI モトロニック(エンジン制御システム)により有害排出物を低減
将来の有害排出ガス規制への適合可能

  • DI モトロニックがガソリンエンジンの燃費を低減し、エンジンを環境に優しいものとし、
  • 厳しい有害排出物規制をクリアするための基礎を成し、
  • より高トルクで優れた俊敏性を実現

ボッシュの最新システムである第2世代ガソリン直接噴射システムは、ガソリンエンジンの燃料消費量を低減するだけでなく、環境に優しいエンジンを実現します。第2世代の DI モトロニックは、正確な空燃比を実現し、二酸化炭素(CO2)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)の排出量の大幅削減に貢献します。
触媒がより急速に暖められるよう最適化されたコールドスタート燃焼プロセスを使用することで、その有害排出値は米国の厳しい SULEV (極超低排出ガス車)の規制でさえ下回ります。また DI モトロニックは将来的な排出規制をもクリアする性能を実現します。

新世代のガソリン直接噴射システムは、燃焼効率を向上させるだけでなくエンジン全体の効率を向上させます。また、このシステムによってボッシュは潜在市場力を開拓し、量産開始以来、ボッシュはすでにこの最新ガソリン直接噴射システムによって多数の顧客を獲得しています。今年度ボッシュは約90万ユニットのガソリン直接噴射システムを供給する予定ですが、2010年には200万ユニットの供給を目指しています。

最大で15%の CO2 を削減

ガソリン直接噴射システムとターボチャージャーを組み合わせることで、より小型のエンジン開発が可能になります。このようなダウンサイジング(エンジンの小型化)により、より少ないエンジン排気量で、小型エンジンでは実現できなかった出力を得ることができます。燃費も低減され、有害排出物も少なくなります。特にエンジン低回転数域で新気の燃焼室充填効率が高く、高トルクを可能にする掃気効果と合わせ、 CO2 排出を最大で15%低減することができます。

各種燃焼方式

DI モトロニックは、層状給気の希薄燃焼方式(リーンバーン)にも均質充填圧縮着火方式(HCCI)にも導入することができます。加えて、ボッシュのガソリン燃料直接噴射システムは、世界中で入手可能な品質のさまざまに異なる大部分の燃料に対応しています。DI モトロニックシステムの主要エレメントのひとつに、HDP5 高圧ポンプがあります。その特徴はサイズがコンパクトで重量も軽いことです。
燃焼の最適化とそれによる燃料消費量低減に最も貢献しているのは、ソレノイド方式の HDEV5 高圧インジェクターです。このインジェクターは用途に応じて最大7噴孔までの噴霧にて燃焼室に適合した噴霧パターンを可能にしています。HDEV4 ピエゾ式インジェクターもさまざまな燃焼方式と噴射コンセプトに適合しています。このインジェクターは、スプレーガイド方式の燃焼を世界初の革新技術として実現し、2006年に量産が開始されています。燃料噴射圧は最大 20MPa (200 bar)で、高速で多くの回数の噴射を可能にしています。この革新的なシステムの量産仕様が最初に搭載されたのは、メルセデス CLS 350 CGI でした。


このプレスリリースは2007年08月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>