自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

環境保護と交通安全のためのソリューション:
ボッシュは多岐にわたる“独創の技術”を IAA で展示
グローバルな幅広い事業展開が奏功

  • ボッシュは2007年の業績予測を正式に発表
  • 効率的な駆動システムがエンジンをより一層クリーンで経済的に
  • 新しいセーフティ・システム、ドライバーアシスタンス(DA)機能が「センシティブな(感知する)車」への道を切り開く

シュトゥットガルト/フランクフルトアムマイン発:
『フランクフルト国際モーターショー(IAA)』でボッシュは、環境を保護し、事故を回避するための数多くの先進技術を発表します。
「有害物質の排出削減、燃費向上、そして事故の低減。私たちの使命は、世界中の厳しい規制値の数々をクリアすることです」ボッシュ・グループ取締役会会長のフランツ・フェーレンバッハ(Franz Fehrenbach)はボッシュ自動車機器テクノロジー分野における開発の方向性をこのように説明しました。
「もし私たちが“持続可能なモビリティ”という要求を満たすテクノロジーを提供することができれば、私たちは社会・環境(ecologically)に貢献し、同時に私たち自身の経済的な(economically)利益を得ることができます。」
フェーレンバッハは、世界中で燃費向上や有害排出物を低減する技術にますます関心が高まっていると見ています。それと同時に、ネットワーク化されたセーフティ技術を装備するインテリジェント・カー(知能をもった車)の増加が、事故のないドライビングの実現に大きく貢献するとも述べています。

フェーレンバッハはこの機会を利用して2007年度のボッシュの事業概況を正式に発表しました。
「本年度の業績は順調に進捗しているといえます。いくつかの企業買収も含めた数字として、私たちはボッシュ・グループの売上成長は前年比で5%強、売上高は約460億ユーロに達すると予測しています。為替調整後は成長率はさらに2%増の7%強となります。」
加えて、フェーレンバッハは少なくとも、2007年度の目標値である税引前利益率7%を達成できる見込みであると述べました。この数字はボッシュ・グループの中期目標である税引前利益率7~8%というゾーンを達成しています。また、2007年度のボッシュ自動車機器テクノロジーセクターの売上高は280億ユーロ超、前年比で約4%の成長と予測しています。為替調整後の売上成長は6%程度の見込みです。
成長の牽引役を果たしているのは、今年度も引き続きアジア・太平洋地域です。「グローバル規模での事業展開がボッシュの大きな強みとなっています。私たちはこのような国際展開をさらに強化していきます」とフェーレンバッハは述べています。
エレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)や「クリーン・ディーゼル」は、まずヨーロッパ市場に導入されて成功を収めた先進テクノロジーですが、今後は主にアジアや米国市場での段階的な販売増が見込まれます。2010年までに、北米における新規登録軽量車両への ESC 装備率は現在の水準のほぼ倍にあたる86%に達すると予測されます。
「クリーン・ディーゼル」については、ボッシュは現在ヨーロッパ以外の地域における多数の開発プロジェクトに従事しており、インドで35件、中国では約100件、米国では60件近くプロジェクトを進行しています。
第2世代のガソリン直噴システム「DI モトロニック」は、自動車機器テクノロジー事業におけるもうひとつの成長要因です。ボッシュは2010年には年間生産高で200万ユニットを供給する計画ですが、この数字は2007年度の年間生産高の倍に相当します。

電子技術が競争力の鍵に: 安全、クリーン、経済的な車のための革新技術

これらの製品に加え、ボッシュは今後数年間で多数の新技術を市場に導入します。
「私たちは、長期的な目標として、“化石燃料への依存度の少ない道路交通手段”に照準を合わせています。しかし、いかに水素・燃料電池車や電気自動車への研究開発に集中的に取り組もうとも、既存の内燃機関の効率を高めるための継続的な取り組みが必要なのです。」とフェーレンバッハは言います。
たとえば、高圧の燃料噴射を実現するコモンレールシステム、尿素水溶液噴射システム「DENOXTRONIC」をはじめとする排ガス後処理システムは、ディーゼルエンジンの燃費を向上させ、有害物質の排出を抑制します。二酸化炭素(CO2)排出を低減するガソリン直噴システムは、ターボチャージャーとの組み合わせによる、いわゆる「ダウンサイジング(エンジンの小型化)」によって、燃料節約の潜在力がさらに引き出されます。そしてまた私たちは内燃機関と電気モーターの組み合わせ「ハイブリッド」の開発に取り組んでいます。さらに、ボッシュは代替燃料での作動に適合する内燃機関の開発に取り組んでいます。「これによって、既存の基幹設備(インフラ)および技術の両方を用いての再生可能エネルギーによる車両走行が可能となるのです。」(フェーレンバッハ)

これらのシステム開発でコンピテンシー(高い能力)を発揮する鍵となるのは、電子技術です。
ボッシュ・グループでは約9,000名のエンジニアがソフトウェアとセンサ技術の開発に従事しています。これらのノウハウの蓄積によって、最新のセーフティシステム、ドライバーアシスタンス(DA)システムへの道が切り開かれるのです。今後2年間でボッシュは、交通事故を低減し、事故による被害を軽減するための一連の新しいセーフティ・システムを市場に導入します。
最新世代のシステムのひとるに、ESC とエアバッグのネットワーク化による新しい機能「ポール衝突早期検出システム(Early Pole Crash Detection)」があります。このシステムは、車両が横滑りして側面衝突した際、ESC からの信号がエアバッグとシートベルトプリテンショナーが迅速かつ正確に作動するよう働きかけます。また追突事故で、追突後にエアバッグコントロールユニットとそのセンサからの信号が ESC を制御し、二次衝突を回避またはその衝撃を低減する「二次衝突緩和システム(Secondary Collision Mitigation)」があります。
同じ時期に、衝突予知緊急ブレーキ(Predictive Emergency Braking)のひとつである「自動緊急ブレーキシステム(Automatic Emergency Braking System)」も市場に導入されます。
また、ドライバーアシスタンス(DA)システムは、車線逸脱、道路標識、歩行者や障害物の検出など、運転中の安全上の問題を認識し。ドライバーに警告を与えたり、誘導、速度を修正したりすることもできます。さらに、オートマティック・パーキング機能ももはや夢ではありません。
「セーフティシステム、ドライバーアシスタンス(DA)システムの装備がますます進むことにより、車両はさらに“センシティブな(感知する)”インテリジェント・カーとなっていきます。」とフェーレンバッハは述べています。

● ボッシュ・ブース: IAA 会場 Hall 8, Stand A03
500m² を越える IAA のボッシュ・ブースでは多岐にわたる先進技術を紹介しています。今回はとくに、駆動技術に関するシステム・ソリューションとセーフティ・システム/ドライバーアシスタンス(DA)機能に焦点を当てています。最新の LED ディスプレイ、マルチメディア操作スタンド、パネルおよび製品展示などによって、これらのシステムが車両走行時にどのように作動し、どのようなカスタマー・ベネフィットをもたらすのかを、来場者にわかりやすく伝えます。


このプレスリリースは2007年09月11日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>