自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

天然ガス、エタノール、バイオディーゼル
ボッシュ代替燃料噴射テクノロジー
フレキシブルなテクノロジーが資源保護に寄与

  • NG-モトロニックによりドライバーはガソリンと天然ガスを
    選択可能に
  • フレックスフューエル技術がエタノール含有燃料に対応

天然ガス、エタノール、植物性合成バイオディーゼルなどの燃料は、石油から精製されるガソリンやディーゼル燃料の代替燃料として、その重要性がますます増しています。ボッシュはこれら代替燃料用のさまざまなエンジンマネジメントシステムや燃料噴射システム用コンポーネントをすでに量産開始しています。これらは、“資源を保護し、環境に優しいモビリティ(移動手段)”を実現する鍵となる製品です。

天然ガス駆動車両の人気が上昇しています。しかし、ヨーロッパの一部ではまだ天然ガス自動車への燃料補給施設(エコ・ステーション)のネットワークが十分整備されていないことから、ほとんどの天然ガス駆動車両はバイフューエル(bifuel)システムを搭載しています。ボッシュが開発したフレキシブルなエンジンマネジメントシステム「NG モトロニック」と天然ガス用インジェクタにより、これらの車両はガソリンでも圧縮天然ガス(CNG)でも走行することができます。フューエルマネジメントシステムは、ガソリンタンクか CNG タンクのどちらかが空になると、自動的にもう一方の燃料に切り替えます。CNG エンジンはガソリンエンジンと比較して約25%も二酸化炭素(CO2)の排出量が少なくてすみます。ボッシュは2008年に全世界でおよそ10万ユニットの CNG システムを供給する計画です。

一方で、CO2 の排出はバイオ燃料を使用することでさらに引き下げることができます。これは資源を保護しながら内燃エンジンを使用する方法でもあります。植物の種子のみを使用して製造された第1世代バイオ燃料を使用すると、CO2 排出量は最大で70%まで低減されます。第2世代バイオ燃料では、バイオガスの形態によっては CO2 排出を最大で90%まで抑制することができ、天然ガスの代わりに使用することが可能です。
第2世代のバイオ燃料では、エタノール、合成バイオディーゼル、バイオガスを製造するのに種子だけでなく植物全体を使用します。ヨーロッパでは、バイオディーゼルはすでに従来のディーゼル燃料に加えられて使用されています。これらの新しいバイオ燃料は、それに適したテクノロジーを搭載した新車の CO2 排出量を低減するだけでなく、すでに使用されている車両からの CO2 排出量を減らすことができます。ボッシュはすでに燃料噴射システムの設計において、将来のバイオ燃料使用を念頭に置いています。これによって、再生可能エネルギーと既存のインフラ/テクノロジー、いずれも使用できる自動車用パワートレインシステムを開発することができます。

ブラジル向けフレックスフューエル技術

ブラジルのドライバーの多くは、エタノール含有量が24%のガソリン(E24)や100%エタノール(E100)をすでに使用しています。このような市場の要求に対応するため、ボッシュは点火と噴射パターンをその時々の燃料成分構成に正確に合わせて自動的に適合させるフレックスフューエル・エンジンマネジメントシステムを開発しました。
低温時はエタノールの化学的性質が低下してコールドスタートや駆動性能が悪化する場合があります。そのためボッシュはフレックススタートシステムも提供しています。このシステムは燃料をヒーター付きフューエルレールで暖めることで、あらゆる気象条件下でフレックスフューエル技術が完璧に機能するよう働きます。

ボッシュの代替燃料用エンジンマネジメントシステムは、最先端の環境に優しいパワートレイン技術の開発におけるボッシュのノウハウを際立たせているといえるでしょう。これらの燃料は、ガソリンやディーゼル燃料の代替として使用されることで、資源や環境を保護します。


このプレスリリースは2007年9月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>