自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

オートモーティブ・エレクトロニクス
メンテナンスフリーのインテリジェントなタイヤ圧力センサ

  • スタンバイ時の電流消費を低減することでバッテリー寿命を大幅に延長
  • マイクロメカニカルセンサ(MEMS)モジュールと顧客仕様に合わせた ASIC (集積回路)を採用
  • 圧力、温度の測定値ならびに動き検知結果をワイヤレス伝送

ボッシュの新「SMD400」タイヤ圧力センサは、スタンバイ電流の消費を抑えることで、システム全体の電流消費量を大幅に節約します。本センサは、タイヤ空気圧モニターシステム(TPMS = Tire Pressure Monitoring Systems)の心臓部となる様設計されました。バッテリー駆動となるタイヤ空気圧モニターシステムでは、本センサの様に、消費電力の少ないセンサを用いると、センサモジュール一式を交換する回数を減らすことができ、トータルコストの削減に貢献します。
この MEMS 技術を用いたピエゾ式圧力センサの測定範囲は0~87 psi(0~6 bar、または600 kPa)です。SMD400 には多機能 ASIC (集積回路)を使用しているため、センサモジュール内の外部コンポーネント数が少なくてすみます。本センサ以外に、タイヤ圧力の測定値を車両側のへ伝送するために必要となるのは、バッテリー、水晶振動子、ラジオアンテナなどとなります。
この新型タイヤ圧力センサは現在、開発者向けのサンプル提供が可能で、量産開始は2008年第4四半期を予定しています。

ピエゾ式圧力センサ SMD400 の特徴は、その極めて正確な測定動作です。中心域での計測誤差は±1%以下で、測定範囲限界域でも最大で±2%となります。
本センサには、温度センサが内蔵され、温度に相関した圧力変化を正確に検知することができます。また、圧電式モーションセンサを用いる際の専用インターフェース回路も内蔵されています。圧電式モーションセンサは、車両が停止しているか動いているかを検知するもので、SMD400 に内蔵された、プログラミング可能なマイクロコントローラーが、この情報を使用して車両停止状態では測定が実施されないようにし、モジュール内のバッテリー寿命を大幅に延ばす事を可能としました。なお、この電流消費削減用のスリープモードは、外部から、制御コマンドを使用して意図的に作動させることもできます。

本センサによって、測定された値は、同じくチップ内に集積された高周波トランスミッターを使用して車両側の監視システムへ伝送されます。このトランスミッターは圧力、温度、運動、およびバッテリー電圧の測定変数とともに、ホイール検知用センサ ID と定期的に実施されるセルフテストの結果も伝送します。

タイヤ空気圧モニターシステム(TPMS)は、オートモーティブ・エレクトロニクス分野で最大の成長市場のひとつです。ヨーロッパでは主としてラグジュアリークラスの乗用車に搭載されていますが、米国では2007年9月から総重量4.5トン以下の新車への装備が義務付けられています。
ボッシュは MEMS 技術を用いた圧力センサを1993年から製造しており、年間生産台数は1.3億ユニットを超えています。一般に MEMS (メムス、Micro-Electro-Mechanical Systems) と呼ばれるマイクロメカニカルセンサの市場では、ボッシュは世界をリードしています。


このプレスリリースは2008年1月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>