自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

低排出ガス車用デジタル・エンジンマネジメント
ボッシュが1億個目の「モトロニック」コントロールユニット
を生産

  • ドイツ/ザルツギッターのボッシュ拠点で記念すべき生産個数を達成
  • エレクトロニクスが実現する正確な噴射とイグニッション制御
  • ディーゼルエンジン用とガソリンエンジン用のコントロールユニットの統合プラットフォーム

成功を収めたボッシュ製品が、記念すべき生産個数を達成しました。1月中旬、1億個目のガソリンエンジン用「モトロニック」コントロールユニットがドイツ、ザルツギッター工場で製造されました。この数字は、ボッシュが初めて市場に送り出した1979年以来、この製品がどれほど大きな成功を収めたのかを実証するものです。当時発表されたモトロニックは、現在および未来においても、すべてのエンジンコントロールユニットの技術的なベースとなるものです。モトロニックによって、ひとつのデジタルシステムで燃料噴射とイグニッションの両方の制御が可能になりました。モトロニックとそのバリエーションがエンジンの信頼性だけでなく経済的でクリーンなエンジン作動のための主要要素であることを、1億個の製品が実証したといえるでしょう。

幅広い要件に柔軟に対応

最新のモトロニック「ME(D)17」はディーゼルエンジン用とガソリンエンジン用コントロールユニット共通のプラットフォームで、顧客ニーズやさまざまな市場の要求に合わせて、個別に適合することが可能です。たとえば、ガソリン燃料筒内噴射システムと組み合わせることで、DI モトロニックの成層燃焼モードにおける混合気生成を改善し、それによって燃費を低減して二酸化炭素排出量を最大で15%削減することができます。
「バリュー・モトロニック」仕様は、価格が7,000ユーロ以下の低価格車セグメントの要求を満たします。32ビット・プロセッサのパワフルなチップセットとスマートな機能構造を持つソフトウェアを使用することで、このモトロニックのバリエーションはポート噴射の2気筒から4気筒のエンジンでクリーンな推進力のためのコンディションを作り出します。
また、モトロニックは代替燃料の使用に適合することもできます。バイフューエルコントロールユニットとして、モトロニックはガソリンエンジンにおけるガスとガソリンの切り替え使用に対応します。フレックスフューエルの開発により、ガソリンとエタノールの混合で作動するエンジンを、純粋ガソリンから純粋エタノールまで、どのような混合比にも対応できるようにします。 最新の開発は、特にディーゼルエンジン用とガソリンエンジン用のプラットフォームの相違を減らすことが目的です。さらに、モトロニックはハイブリッドへの応用やトランスミッション制御システムとの機能統合にも適しています。

燃料噴射とイグニッション制御のパラメータを正確に計算

最新のモトロニックは、各燃焼プロセスについて毎分8,000回を超える燃料噴射とイグニッション制御のパラメータ計算を行います。これによって、作動状態とドライバーの意図を最適に実現することが可能になります。モトロニックの演算能力が絶えず向上しているため、ターボチャージャーのチャージ圧制御やバリアブルカムシャフト調整、複雑な排ガス後処理、操舵コントロールユニットによる車速調整、電子式車両イモビライザー、OBD (On Board Diagnosis、車載診断システム)などの機能を、エンジンマネジメントシステムに統合することが可能です。さらに、トラクション・コントロール・システム(TCS)やエレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)などのセーフティシステムがエンジンマネジメントに介入することで、アクティブ・セーフティを向上させます。


このプレスリリースは2008年1月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>