経営情報 Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

「ボッシュの決算 – 2007年度の総売上高は463億ユーロ」

ボッシュ決算報告 年次記者会見での質疑応答:
ロバート・ボッシュ GmbH 取締役会会長フランツ・
フェーレンバッハ

Question (記者からの質問)
2007事業年度はどのような年でしたか?

Answer (ロバート・ボッシュ GmbH 取締役会会長フランツ・
フェーレンバッハからの回答)

2007年度の結果は、私たちの戦略が正しいということを再度、裏付けてくれました。2007年度、売上高と収益の両方で、私たちは目標を十分に達成しました。
昨年度、ボッシュ・グループの総売上高は463億ユーロでした。3つの事業セクターすべてで好調な発展を遂げており、エネルギーや資源を節約する製品が特に伸びています。地域別に見ると、成長の中心は引き続きアジア・太平洋地域でした。しかしながら、昨年度における当社のすばらしい発展は、なによりもすべてのボッシュ従業員の優れた働きによるものです。各自がそれぞれの業務においてチームワークとリーダーシップを発揮して努力した結果の集大成なのです。

Q.
2008年度の足元と先行きをどのように予測されますか?

A.
今年も、世界の経済環境は依然として厳しいものがあります。ドルの価値が下がり、原料価格は高止まりしています。それでも、ボッシュは前年同様、引き続き長期にわたる成長路線を歩んでいくと予測しています。既存事業で再び5%の成長を達成することを目標にしています。そのことによってこそ長期での成長が成し遂げられるからです。

Q.
今期の成長を牽引する要因は何ですか?

A.
私はすべての事業セクターが正しい道を進んでいると確信して
います。
各事業セクターはとりわけ、アジア地域が引き続き急成長することから恩恵を受けるでしょう。
製品の面で見ると、私たちのコーポレート・スローガン「Invented for life(独創を、みんなのものに)」は、ボッシュという企業がエネルギーを節約し、環境を保護し、人々の生活の質(Quality of Life)を豊かに、より安全なものとする手助けをすることを表しています。そしてそれらの製品や技術はすべて、私たちの事業の成長の牽引役となっています。本年度、再生可能エネルギー関連の売上高は2桁成長し、7億5,000万ユーロに達するでしょう。2010年には、この分野の売上高は12億ユーロを超えると予測しています。

Q.
環境に配慮した製品の例をいくつか挙げていただけますか?

A.
そうですね、自動車機器テクノロジーではスタート/ストップ・システム、高効率オルタネーター、改良型サーマルマネジメント、ガソリン/ディーゼルエンジン燃料噴射システムなどがあります。これらのシステムはすべて、燃費の低減に役立ち、エミッションも低減
します。
産業機器テクノロジーでは、風力発電用システムのセクターにおいて、大型ギアユニットの2番目の製造工場がニュルンベルクに建設され、本年度中に稼働を開始します。
環境に配慮した製品の例なら、枚挙にいとまがないほどあります。
充電式バッテリーを搭載した多彩な電動工具も、環境負荷を低減する製品といえます。リチウムイオンバッテリーの使用によってエネルギーが節約できます。
また、住宅機器や家電においては、新世代の製品が消費する電力や水は旧モデルに比べて格段に少なくなっています。
最後に、熱効率を向上させるコンデンシング(潜熱回収)技術を用いたボッシュの最新式暖房システムを挙げておきましょう。特にヒートポンプとソーラーコレクターとを組み合わせた製品が秀逸です。

Q.
ボッシュにとって成功の鍵はどこにあると考えていますか?

A.
成功の鍵の1つは、私たちの技術革新力という強みであり、これはすべての事業セクターに該当します。テクノロジーの優位性を保つため、私たちが昨年度、投じた研究開発費は36億ユーロに上りました。これは新記録であり、売上高の8%弱に相当する金額です。自動車機器テクノロジーセクターでは、売上高の10%余を既存製品と新製品の開発に投じています。ボッシュの研究開発予算は、その40%以上が資源を節約し環境を保護する製品の開発に投じられています。2007年度だけ見ても、その額は合わせて15億ユーロに達しています。

この長期的戦略は、私たちがすべての事業ユニットに第一線のスペシャリストを抱えていることを前提としています。私たちが成長を維持したいと考えるなら、そのようなスペシャリストを世界中でさらに増やす必要があります。私たちはボッシュで働くすべての従業員にさまざまな教育・研修の機会を提供するだけでなく、魅力的なキャリア育成プランを提示します。ボッシュの成長は、日々、業務の質を向上させるための継続的改善に努める従業員のみなさんの意欲にかかっており、彼らの意欲こそが、ボッシュが成功を収めるためのもう1つの鍵でもあるのです。

私たちは技術的リーダーシップを維持していきたいと考えています。そのことはすなわち、私たちが従業員を採用する時は「最も優秀で才能のある人」を求めるということです。本年度、ボッシュはドイツ国内だけで1,500名の大卒者を採用する計画です。これは前年度と同レベルの数字です。

Q.
世界的にはボッシュ・グループの従業員は約27万2,000名で、うち約11万2,000名がドイツ国内で働いています。ドイツ国内の拠点に関して前向きな展望はありますか?

A.
昨年度、私たちはドイツ国内の拠点に10億ユーロ以上の投資を行いました。私たちはこの路線を継続したいと思います。基幹工場として、または研究開発センターとして、ドイツの拠点はアジア地域における成功に重要な役割を果たしており、同時に、ドイツの拠点はアジアでの成功から利益も得ているのです。つまり、私たちが2007年にドイツで合計1,800名の新規雇用を創出できた理由の1つはアジア地域において成功を続けていることなのです。私たちの本年度の目標は、最低でもドイツ国内における11万2,000名の雇用を維持することです。


このプレスリリースは2008年5月8日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>