自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

排出ガスをより低減し、低燃費に
Bosch の軽量および重量トラック用排ガス後処理システム

  • DENOXTRONIC により窒素酸化物(NOx)の低減と
    低燃費を実現
  • DEPARTRONIC がパティキュレート・フィルタを再生

Bosch の排ガス後処理システムは、商用車の排ガスをよりクリーンにするだけでなく燃費も低減します。たとえば、DENOXTRONIC は窒素酸化物の排出を抑制して、将来の排出規制遵守も可能になります。また DEPARTRONIC はディーゼル・パティキュレート・フィルタの再生を支援します。

排出ガス規制が導入されて以来、主にエンジンの改良によって、窒素酸化物(NOx)排出は90%以上、削減されています。Bosch の開発した尿素水溶液噴射システム「DENOXTRONIC」と SCR 触媒(Selective Catalytic Reduction=選択型還元触媒)を組み合わせることで、残りの窒素酸化物を最大85%まで削減することができます。つまり、将来さらに厳格化される排出ガス規制をクリアすることができるのです。
エンジン ECU から送られてきたエンジンスピードや作動温度などのパラメータデータを元に、DENOXTRONIC ドージングモジュールは、AdBlue (尿素水溶液)を正確に計量して排ガス流中に噴射します。これによってアンモニアが生成され、アンモニアと窒素酸化物が SCR 触媒内で反応し、無害な窒素と水になります。同時にこのシステムは PM (粒子状物質)排出も改善してくれます。加えて、Euro 5 に合わせてエンジン設計を修正することができ、それによって燃費および CO2 排出が2~3%低減されます。これは、コストに敏感なフリート車両所有者にとってさらに有利です。

2004年に量産を開始した第1世代のシステムでは、AdBlue はまだ圧縮エアを利用して調量されていました。2006年に市場導入された第2世代の DENOXTRONIC では、別タンクに入れられた AdBlue の計量に圧縮エアを使用していません。
加えて、このシステムは実質メンテナンスフリーで、わずか数個のコンポーネントから構成されており、モジュラー構造であるため、さまざまなモデルに簡単に適合さえることができます。
重量トラック用 DENOXTRONIC に加え、Bosch は乗用車および軽量トラック用 DENOXTRONIC を2008年から量産開始します。2008年中には300,000ユニットを超える商用車用 DENOXTRONIC システムを製造し、2012年には商用車用と乗用車用を合わせて200万ユニットの DENOXTRONIC システムを販売する予定です。

DEPARTRONIC – パティキュレート・フィルタ再生システム

最新のパティキュレート・フィルタ・システムは、PM (粒子状物質)の排出を90%以上低減します。「DEPARTRONIC」は Bosch の提供する主に重量トラック用のディーゼル燃料調量システムで、パティキュレート・フィルタを再生します。このシステムでは、正確に調量したディーゼル燃料を酸化触媒上流側で排ガス流に直接噴射します。燃料が燃焼することで排気管の温度がおよそ摂氏600度まで上昇し、パティキュレート・フィルタ内では、この温度上昇によってフィルタに体積した PM が燃やされて除去されます。
このシステムは完全にメンテナンスフリーの堅牢なシステムで、燃料の追加はエンジンのインジェクションシステムとは関係なく需要に合わせて制御されます。エンジン内で行われるポストインジェクションと比べ、DEPARTRONIC はより経済的でもあります。エンジンオイルが希釈されないため、オイル交換頻度が少なくなるのです。


このプレスリリースは2008年8月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>