自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

燃費向上と排出ガス低減
Bosch 商用車用ハイブリッド・コンポーネント

  • 小型トラックに焦点
  • 大都市圏の大気汚染削減に大きく貢献
  • フリート車両所有業者のコストを節約

ハイブリッド駆動の重要性が増しているのは乗用車だけではありません。商用車セグメントでもハイブリッド技術が有利であることは明らかです。
内燃機関と電気駆動システムの組み合わせによるハイブリッドは、配送トラックのストップ&ゴー走行が頻繁に生じる大都市圏の交通サイクルに適しています。まず、これらの車両には頻繁にブレーキがかけられるため、そのエネルギーが回生されます。また、電気駆動システムはそのブースト機能によってエンジンによる発進を支援します。さらに、短距離なら CO2 排出量がゼロとなる電気駆動機単独での走行も可能となります。
このようにして、ガソリンハイブリッドは従来型のガソリンエンジンと比べて CO2 排出量が25%、ディーゼルハイブリッドも従来エンジンと比較すると20%少なくなります。市街地走行でストップ&ゴー走行の割合が高い場合、ディーゼルハイブリッドを搭載した小型トラックの CO2 排出量はほぼ28%削減されます。

燃料節減とブレーキ摩耗の低減による維持費の削減に加えて、フリート車両所有者にはさらなるメリットがあります。将来の排出ガス基準には実質的に抵触しないのです。ハイブリッド駆動を搭載した配送用車両は市街地の低排出(環境保護)ゾーンにも進入できます。

Bosch は、小型および12トン以下の中型トラック用に出力50キロワット、トルク350 Nm までの電気モータを提供します。さらに、Bosch は最大350ボルトを供給する統合パワーエレクトロニクスを開発しています。焦点が当てられているのはいわゆるパラレル・ハイブリッドです。このモジュラー式コンポーネントにより、必要に応じて既存の車両構造に組み込むことができます。また、ターゲット市場に合わせてさまざまなトランスミッションのタイプと組み合わせることも可能です。
マイルドハイブリッド/ストロングハイブリッド・コンセプトの他に、Bosch はよりシンプルな方式も開発しています。これは革新的なスタート/ストップ技術とオルタネータによるブレーキエネルギー回生技術で、これらのコンセプトによっても著しい燃費低減と CO2 排出削減が可能です。
一般的に、ハイブリッドシステムの売上げ見込みが最も高いのは、小型トラックセグメントです。Bosch はこのセグメントの市場ボリュームが2015年には最大で280,000台になると予測しています。Bosch はすでに乗用車だけでなく商用車セグメントでも、ガソリンおよびディーゼル・ハイブリッドシステムを受注しています。

Bosch 「ハイブリッド」プロジェクト部門 – システム開発能力を集結

Bosch では現在約370名の従業員がハイブリッド技術の研究、開発、マーケティングに従事しています。Bosch はこれまでに、バッテリー、電気駆動、ブレーキマネジメント、エンジンマネジメント、トランスミッションコントロールに関して、広範囲にわたる専門技術を蓄積しています。加えて、電気モータ、パワーエレクトロニクス、DC/DC コンバータなど、各コンポーネントの幅広い製品レンジを誇っています。
さらに、デュアルクラッチ・トランスミッションと電動ドライブユニットを組み合わせたパラレル・ハイブリッドシステムの開発およびマーケティングを共同で行う企業間協定を、デュアルクラッチ・トランスミッションのメーカーであるゲトラグ社(Getrag)と結んでおり、Bosch の製品レンジはよりパーフェクトなものとなっています。
2008年中頃からは、合弁会社 SB LiMotive Co. Ltd. によってこの製品レンジがさらに強化されました。この合弁会社は、ロバート・ボッシュ GmbH と韓国のサムスン SDI 社が共同で設立したもので、2011年から自動車産業用のリチウムイオンバッテリーシステムを製造します。


このプレスリリースは2008年8月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>