自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

『eSafety Award 2008』の産業&技術部門で
ボッシュの ESC プロモーション活動が受賞
ドライバーへの安全装置装備の啓蒙活動が評価される

  • ボッシュは2003年から ESC 装備のメリットに関する
    啓蒙・普及促進活動を展開
  • 車両購入時に ESC のメリットに関する情報を得ている
    ことが重要
  • 2007年、ヨーロッパで2台に1台の新車が ESC を装備

ベルギー/ブリュッセル発 – 2008年11月5日、ボッシュは横滑り防止装置 ESC (エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)装備の普及に努めたことが評価され、今年度の『eSafety Award 2008』を「産業&技術部門」カテゴリーで受賞しました。欧州委員会「i2010*イニシアティブ」のひとつである「インテリジェント車両(Intelligent Car)」を創設したビビアン・レディング(Viviane Reding)情報社会およびメディア担当欧州委員から、ボッシュ取締会メンバーで自動車機器テクノロジー統括部門長のベルント・ボア(Dr. Bernd Bohr)に賞が渡されました。同賞の授与にあたり、『eSafety Award』の審査員団は、エンドユーザーのニーズに応えるボッシュのマーケティング&コミュニケーション戦略の際立った業績を讃えました。この戦略は、ヨーロッパ市場で ESC が受入れられたことで加速されました。
「当社の市場調査では、ヨーロッパで自動車購入者が車両を選択する際の最も重要な判断基準は“安全性”です。ESC がオプション装備でしか選択できないケースも多いため、自動車購入者に対して、ESC がもたらすメリットについて十分な情報を伝えることが不可欠です。ESC 普及促進活動は、ユーザーが十分に情報を得た上で、人命を救う自動車技術を選択する決断を下すことができるようにするための重要な取り組みなのです。」
ボアは、ボッシュの ESC 普及促進活動の背景と目的について、このように述べました。
2007年12月には、ボッシュは同じくこの活動に対して国際自動車連盟(FIA)より『FIA ワールドプライズ(FIA World Prize for Road Safety, the Environment and Mobility)』を授与されています。

ボッシュは、横滑り防止装置 ESC (エレクトロニックスタビリティ・コントロール)を開発し、1995年に世界で初めて量産化したメーカーです。2003年からボッシュは欧州委員会が行っている「eSafety」イニシアティブの取り組みを支援しています。その目的は、車両安全システムによって道路交通における安全性を飛躍的に高めることにあります。この活動が掲げる目標は、ヨーロッパにおける交通事故による死亡者数を半減させる、つまり2001年から2010年までに50,000人から25,000人に減らすという、非常に大胆なものです。

今回の受賞となった ESC 普及促進活動ではすべて、ESC がどのように機能し、それがドライバーにとってどのようなメリットがあるのかということを、ドライバーに明確に伝えられるようデザインされています。また各種調査結果から、車両購入における重要な情報源は自動車販売会社の営業パーソンであることから、ボッシュは世界各国で自動車販売ディーラー向けのトレーニングプログラム「ESP®erience」を提供しています。2008年10月までに、カーメーカーの協力を得て、全世界で93,400人の自動車販売の営業パーソンがこの人命救助テクノロジーに関する講習を受講しています。
ボッシュは全世界に8台の ESC シミュレーターを配置しています。そのうちの4台はヨーロッパにあります。ESC を装備した場合(on)と非装備の場合(off)でのドライビングをシミュレーションしてくれるこの装置は、展示会やイベントなどで、この技術がもたらすメリットを説得力のある体感試乗という方法で人々に提供しています。
メディア向けの活動において特に重要な要素のひとつとして、ヨーロッパにおける新規登録車両のうち ESC 装備車両の台数を追跡調査しています。ボッシュは市場分析機関に委託して、2003年から調査を開始しています。それによると、ESC を装備した新規登録車両の数は2003年には29%でしたが、2007年には50%に増えています。しかし、ヨーロッパを走るすべての車両で見ると、ESC 装備率はまだ、わずか20%にすぎません。

ESC (エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)は、車両が横滑りを始めるとそれを検知して自動的にホイールを選択してブレーキをかけ、ドライバーが車両のコントロールを失うことのないようにしてくれます。
世界中のさまざまな地域で実施された調査によると、横滑りが原因であるすべての事故のうち、最大で80%が ESC を装備することで防止できると結論づけられています。ドイツで2007年に発表されたケルン大学の経済報告書によると、もしすべての車両に ESC を装備した場合、ヨーロッパだけで年間交通事故死者数を4,000人、交通事故負傷者を100,000人減らすことができると報告されています。


このプレスリリースは2008年11月5日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>