自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

運動エネルギー回生システム(KERS)
Bosch Motorsport によるハイブリッド技術
仕様に合わせたシステム設計を可能にする可変モジュールシステム

  • モジュール式ハイブリッドコンセプトにより適合が容易
  • F1 からツーリングカー、24時間耐久レースまで対応

Bosch Motorsport はモーターレーシング用の運動エネルギーリカバリーシステム(KERS)を開発しています。ハイブリッド技術を導入した自動車がますます増加する中、レーシングカーへの応用の兆しもいよいよ見えてきました。ボッシュは、F1 や DTM のようなレースシリーズ、そして24時間耐久レースまで、あらゆる要求をカバーするモジュール式の KERS キットを開発中です。
「量産車のハイブリッド技術と比べてモーターレーシング用コンセプトは大幅にパワーアップされ、しかもよりコンパクトになっています。 そして、すでに様々なカテゴリーのレースシリーズに参戦している多数のチームと商談を進めています。」
Bosch Motorsport ダイレクターのクラウス・ボッチャー(Klaus Böttcher)は、このように述べています。
また、個別の要望に応じて、このシステムは一時的に引き出すことができる追加パワーを利用し、より高頻度のオーバーテイクを可能にしたり、燃費を低減することでピットイン回数を減らすことができます。

Bosch Motorsport のハイブリッドシステムは、常にバッテリー、電気モータ、KERS コントロールユニットから構成されており、コントロールユニットにはパワーエレクトロニクス、バッテリーマネジメント、ハイブリッドおよびエンジン機能のマネジメントシステムが含まれています。エネルギーの蓄積には、容量に拡張性のあるリチウムイオンバッテリーまたはフライホイールエネルギー蓄積装置が使用されます。後者は最大で750キロジュールのエネルギーを蓄積することができます。最大出力60キロワットの電気モータの重量は4~8kgです。このモジュール式構造により、ボッシュの KERS は重量、ロバスト性、出力など各レースシリーズの要件に合わせて個々に組み合わせることができます。

数多くのレーシングシリーズにシステムやコンポーネントを提供してきた経験豊かなサプライヤーとして、Bosch Motorsport のエキスパートは必要なシステム専門技術とモータースポーツアプリケーションに関する統合ノウハウを持っています。Bosch Motorsport はエンジニアリングサービスを専門とする子会社 Bosch Engineering GmbH の一部で、モータースポーツにおける長い伝統があります。ボッシュのテクノロジーがレーシングドライバーを支援して初の勝利をもたらしたのは1903年のことでした。

ボッシュ・グループは30年以上前からハイブリッド技術に取り組んでおり、バッテリー、電気駆動、ブレーキマネジメント、エンジンマネジメント、トランスミッション制御に関する幅広い専門技術を持っています。


このプレスリリースは2008年11月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>