経営情報 Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

燃費低減技術を搭載したモデルがますます増加
Bosch のスタート/ストップ技術が Fiat 500 に

  • BMW、MINI、起亜に続き、フィアットにも Bosch のスタート/ストップ技術が搭載される
  • 新ヨーロッパドライビングサイクル(NEDC)で最大5%の燃費低減
  • Bosch は2012年までにヨーロッパの新車の半数にスタート/ストップ・システムが導入されると予測

Bosch のスタート/ストップ技術を搭載する乗用車が増え続けています。2009年3月には、フィアットでスタート/ストップ・システムを搭載した最初のモデルとして Fiat 500 が登場します。Bosch はこのシステム専用に適合させたスターター、エンジンマネジメントシステム、バッテリーセンサを供給します。
Bosch はスタート/ストップ・システムを2007年から量産開始しており、すでに50万個以上のスターターを BMW や MINI などに供給しています。
Bosch のスターターモーター&オルタネータ事業部長のシュテファン・アーセンケルシュバウマー(Stefan Asenkerschbaumer)は、今後数年でこの市場が急速に成長すると見込んでいます。
「2008年にはヨーロッパの新車の5%にスタート/ストップ・システムが搭載されました。2012年には、搭載車両は2台に1台となり、そのほとんどに Bosch の技術が導入されると予測しています。」
今後数ヶ月間のうちに、たとえば起亜自動車(KIA MOTORS)の cee'd といった、Bosch のスタート/ストップ・システムを搭載した乗用車の量産が開始します。

Bosch のエンジニアによるテスト走行でも、スタート/ストップ・システムは燃料消費を低減し、それによって CO2 排出も低減します。新ヨーロッパドライビングサイクル(New European Driving Cycle、NEDC)では最大5%低減されます。さらに NEDC モードの市街地走行では、燃費低減が最大8%にも達します。
スタート/ストップ・システムは、赤信号などで車両が停止すると、エンジンを自動的に停止させます。ドライバーがクラッチペダルを踏んでギアを入れると、すぐにエンジンを再始動させます。スタータをベースにしたこのシステムは、その大部分が既存のコンポーネントで構成されており、費用対効果も非常に優れています。専用スタータを使わない他の技術とは異なり、この方法はディーゼルエンジンのコールドスタートにも適しています。

Fiat 500 では、このシステムは当面、Dualogic 自動式マニュアルトランスミッションと1.2リッターエンジンとの組み合わせで提供されます。フィアットは早ければ2009年には他のバリエーションやモデルにもこのシステムを導入する予定です。
Bosch は始動回数が非常に多くなるこのシステムにスターターの耐用年数を適合させています。さらに、パワフルな電動スターターモーターは低騒音性で、メッシング機構が強化されており、あらゆる状況下で安全、確実、迅速で静粛なエンジン始動を保証しています。
Bosch は Fiat 500 にソフトウェアを含めたエンジンコントロールユニットも供給します。コントロールユニットは関連するすべてのセンサから送られてくるデータを分析し、エンジンを停止させたり始動させたりします。バッテリーセンサは、現在のバッテリー充電レベルを算出し、その情報をエネルギーマネジメントシステムへ送ります。

Bosch のスタート/ストップ・システムは、Bosch の持つスターター技術、ドライブトレイン、エネルギー管理分野における専門能力のもたらした成果です。システム全体にはスターターの他に、制御ソフトウェア、バッテリーセンサ、クランクシャフトセンサ、ペダルに取り付けられた専用センサが含まれます。高効率オルタネータとディープサイクルに強いバッテリーの組み合わせで、エンジン停止の頻度が増しても、長期耐用を保つことが可能です。


このプレスリリースは2008年12月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>