自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

コンパクトで高い費用効率を実現
ボッシュの AB plus エアバッグコントロールユニット

  • ESC のイナーシャ(慣性)センサをエアバッグコントロールユニットに統合
  • 全方位(前後・左右・回転)を検知する加速度センサとヨーレートセンサを統合可能
  • システムコストを低減し、取付けスペースを縮小

全体コストも必要なスペースも削減 - これがボッシュの AB plus エアバッグコントロールユニットの際立った特徴です。ボッシュのエンジニアは、エアバッグコントロールユニットの既存のハウジング内に、エレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC、横滑り防止装置)用の2つのセンサを格納しました。ヨーレートと横加速度を測定するセンサ素子である慣性センサは、これまで専用の独立したハウジングに格納されていましたが、それがもはや不要になりました。さらに、加速度センサとヨーレートセンサを統合できるため、全方位の車両の動きを測定することが可能になりました。「AB plus により、自動車メーカーは2つの重要なポイントで改善が可能になりました。まず取付けスペースが小さくて済み、さらにシステムコストが低くなります。」ボッシュ・シャシー・システム・コントロール事業部長ヴェルナー・シュトルト(Dr. Werner Struth)はこのように述べました。ボッシュの AB plus は最近、日本のカーメーカーの量産車に搭載開始されました。

横滑り防止装置 ESC と乗員保護システムは、両方とも実際の車両の動きについてきわめて正確なデータを必要とします。これらのセンサはこれまで、この種のデータを供給するために、できるだけ車両の重心に近い位置に取り付ける必要がありました。2つのセンサブロックを組み合わせることでコストを削減することができます。このような統合コンセプトは、エアバッグと ESC の両方を標準装備する車両に最適です。専用のハウジングが不要であることや取付けスペースが小さくて済むことのほかに、さらに有利な点として電気配線の簡素化が挙げられます。

AB plus コントロールユニットは、従来式のすべてのパッシブセーフティ衝突検知機能に使用することができます。正面衝突、側面衝突、追突、横転事故の各センサ機能も、オプションで提供することができます。さらに、アクティブ歩行者保護システムも統合可能です。このシステムは、スパークプラグの数、周辺クラッシュセンサ用センサインターフェースの数、統合慣性センサの数に合わせてフレキシブルに拡大縮小することができます。慣性センサは直接エアバッグユニット内のマザーボードに接続されるため、エアバッグコントロールユニットと ESC のネットワーク化をベースにした新機能の提供が今までと比べて格段に簡単になります。

統合のためのさらに2つのボッシュ・コンセプト

AB plus のほかに、ボッシュは慣性センサを既存のコントロールユニットに統合するためのソリューションをさらに2つ提供しています。例えば2008年には、センサが ESC コントロールユニット自体に統合された製品の量産を開始しています。これはハイドロリックモジュレーター上に直接取り付けられ、エンジンコンパートメント内に装備されます。ESC へのセンサ統合は、横滑り防止装置を全車に標準装備しない車両モデルにおいても利点があります。もしさらに多くのセンサをコントロールユニットに統合しなければならない場合は、ドメイン・コントロール・ユニット(DCU)が最適です。この中心となるコントロールユニットには、新機能のソフトウェア、個々のハードウェアコンポーネントおよびセンサをコンパクトなユニット内に統合することができます。


このプレスリリースは2009年12月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>