自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

新型操舵角センサー:Bosch LWS6
コストを最適化したモデルが量産化へ

  • ESC の基本機能を満たし、システムコストの最適化を狙ったセンサー
  • システムコントロールユニット内で信号処理
  • 搭載レイアウトに合わせた形状での設計が可能。 広い用途を視野に提案

ボッシュの操舵角センサーに、コストを最適化した新モデルが誕生しました。この LWS6 は、今日のセーフティ / コンフォートシステム用として基本的な要求を満たしており、コンパクトクラスや、それよりさらに小型のクラスのための ESC アプリケーションに特に適しています。一方で LWS6 からの信号は、電動油圧式パワーステアリングやアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)のようなシステムにも使用できます。

操舵角センサーは、ステアリングホイールの回転角度を測定します。ドライバーの望む方向を検知するため、この回転角度の値を使用するシステムはますます増えています。新型 LWS6 は、測定範囲に限度を持たない相対角変化量を測定するセンサーで、出力する角度分解能は1.5度(標準値)です。現在の主流モデルである LWS5 では、GMR 素子(giant magneto resistance、巨大磁気抵抗効果素子)を用い、さらに独自の演算理論によって絶対角測定を実現しています。それに対して LWS6 では、Hall 素子を利用したシンプルな構成となっています。多極磁石をステアリングコラムに取り付け、接点も歯車もない状態でホール素子がセンサーの磁界変化を捉えます。2つ以上のホール素子を使用し、どの方向への回転運動も相互に相対した特定の位相シフトを示す矩形波信号を生成します。矩形波信号は直接システムコントロールユニットに送られ、ここでシステムの制御に必要なステアリングホイールの回転方向、回転角度、回転速度や回転角速度が演算されます。また、システムコントロールユニットにより、回路の短絡の診断など、センサーの故障診断も行われます。

LWS6 では、絶対角度ではなく相対角変化量を出力するために、カーメーカー側での0点補正は不要となりました。また、車両の駐車中(電源 OFF)にスタンバイ電流を必要としません。 LWS6 の新しいコンセプトにより、ボッシュはセンサーだけでなくシステム全体のコストも削減し、「安全を、みんなのために(safety for everyone)」という目標の達成に貢献しています。

LWS6 は顧客に合わせた形状で設計することが可能であるため、さまざまなステアリングコラムの取付けやスイッチユニットへの統合など、拡張性のある適合オプションを提供することができます。 なお、このボッシュの新型センサーは現在の環境基準に合致しており、鉛フリーのコンポーネントで構成されています。

ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2009年度の売上高は約382億ユーロ、従業員数は27万人以上です。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHおよびその子会社 300社超と、世界の60カ国以上にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは毎年、研究開発費として36億ユーロ以上を投資しており、全世界で3,800件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。
ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

ボッシュの起源は、1886 年に創業者ロバート・ボッシュ (1861~1942)が設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した、この企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。
ロバート・ボッシュGmbHの株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大半は、株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」(議決権 93%)が保有しています。残りの株式と議決権は創業家であるボッシュ家(持株比率 7%、議決権 7%)とロバート・ボッシュGmbH(持株比率1%、議決権なし)が保有しています。

さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)を参照してください。


このプレスリリースは2010年5月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>