経営情報 Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

ボッシュ創業125周年 - Invented for life
生活のあらゆる分野で活躍するボッシュのテクノロジー
革新的な製品がもたらす快適で便利な暮らし

  • クオリティ・オブ・ライフを高める、実用性の高いソリューション
  • 高品質、高性能、高安全性を兼ね備えた製品により堅持するマーケットリーダーとしての地位
  • 技術革新力をけん引するコア・コンピテンス

シュトゥットガルト発:125年間にわたり、ボッシュの名は産業界に革命をもたらした革新の技術と画期的な発明の代名詞となっています。1886年の創業以来、ボッシュはさまざまな分野で数々のヒット製品を送り出してきました。その代表例は、マグネトー式低圧点火装置、ボッシュ・スパークプラグ、ボッシュ自動車照明システム、ディーゼル燃料噴射ポンプ、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)、電動ハンマードリル、リチウムイオンバッテリー式コードレスドライバー、ボッシュ冷蔵庫、世界初の旋回アーム型工業用ロボットなどです。現在のボッシュはコーポレートスローガン「Invented for life」で表される顧客重視のビジネス哲学を追求し、革新製品と実用性の高いソリューションの開発を通じて、さまざまな場所で人々のクオリティ・オブ・ライフを高めています。

クオリティ・オブ・ライフを高める各種製品
ボッシュは自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターで構成され、各セクターが顧客に最新の製品とサービスを一手に提供しています。ボッシュは自動車産業向けに、内燃機関用の高性能燃料噴射システムから、ハイブリッドカー用コンセプトやディーゼルエンジン用排ガス後処理システム、セーフティシステム、自動車用ナビゲーションシステムに至るまで、幅広い製品ラインナップを取り揃えています。

また、産業機器テクノロジーのサプライヤーとして太陽電池を製造し、シュトゥットガルト空港の駐車場の屋根に設置された太陽光発電設備といった大規模なターンキープロジェクトを納入するなど、ソーラーエネルギー市場での地位も急速に上昇しています。それ以外の分野でも、風力タービン用ギヤボックス、劇場用舞台機構、大規模な公開イベント用のオーガナイザー、工作機械用油圧/空圧コンポーネント、有名ブランドメーカー向けの包装システムなどの各種製品を提供しています。ボッシュは、電動工具、冷蔵庫やその他住宅機器、温水/暖房システム、セキュリティシステムの分野で長い歴史を持つマーケットリーダーです。各事業セクターの持つノウハウは同時に、自動車の電動化やマイクロシステム技術、再生可能エネルギーの活用など、未来の新製品を開発する原動力ともなっています。

世界に展開する自動車用コンポーネントのトップサプライヤー
自動車機器テクノロジーは、ボッシュ・グループの3つの事業セクターの中で売上高が最も多い最大のセクターです。世界をリードする自動車用コンポーネントのサプライヤーとしてのボッシュの地位は、技術的な専門能力、国際市場で長年積み重ねてきた経験、そして革新力という強みを礎にして築かれたものです。現在、自動車機器テクノロジーセクターでは28カ国125の拠点でおよそ16万5,000人の従業員が働いています。ボッシュ・グループのこの分野の事業は、エンジン用燃料噴射システム、パワートレイン制御用周辺機器、代替駆動コンセプト、アクティブ/パッシブセーフティシステム、ドライバーアシスタンスシステムや他のガイダンス機能、車載情報・通信システム、自動車ディーラー向けアフターセールス/エンジニアリング支援/サービスコンセプトの7つの主要製品グループに分かれています。

信頼性、利便性、安全性を向上
ボッシュが画期的な発明で躍進したのは1897年、自動車向けの改良型マグネトー式低圧点火装置によってでした。続いてスパークプラグ付きのマグネトー式高圧点火装置も開発して世界中で大成功を収め、20世紀初頭に輸送手段として注目された自動車の発展に大きく貢献しました。ボッシュの技術革新力は会社を世界規模に飛躍させる道を開き、世界をリードする自動車用部品のサプライヤーとして名声が高まりました。その長い歴史を通じて、ボッシュは社会のモータリゼーションを強力に後押しする数々の製品を送り出してきました。ボッシュはどの時代にもその最先端に位置し、高性能で使いやすく安全な上、環境にも優しい製品を次々と発表してきたのです。初期の重要なマイルストーンには、ボッシュ自動車照明システム、ボッシュクラクション、電動スターターモーター、ディーゼル燃料噴射ポンプなどが挙げられます。

現在、ボッシュは内燃機関用燃料噴射システムのトップメーカーとなっています。もちろん、ディーゼルエンジン用コモンレール噴射システムに限らず、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)やエレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)などの安全システムも提供しています。これらの技術は、その他の革新的な技術ソリューションと共に、ボッシュが1974年に導入した 3S プログラムに沿って開発されました。3S プログラムとは、ドライビングをより安全、クリーン、経済的にすることを目指したプログラムです。例えばボッシュは、1970年台に世界で初めてハイブリッドエンジンの研究を開始したメーカーのひとつであり、当時の量産車をベースにしたプロトタイプまで発表しています。こうして早い時期から積み重ねたボッシュの経験は今日その実りの時を迎え、2010年半ばにフォルクスワーゲン Touareg とポルシェ カイエン S のハイブリッド仕様車が量産開始されました。これら2つのモデルにはボッシュのパラレルフルハイブリッド技術が搭載され、電力だけで走行できます。ただし、電気自動車が普及し始めた今も引き続き、ボッシュは内燃機関の燃費向上、長期的には道路交通に起因する CO2 排出量の大幅削減を目指しています。

マイクロチップ技術をベースにした新製品
ボッシュは、半導体デバイスや MEMS センサーなど、自動車用電子コンポーネントの革新的開発者でもあります。ボッシュは初めて自社で製造した電気コンポーネント、オルタネータ・レギュレータを1958年に市場へ投入、1967年には、ボッシュ・ジェトロニック燃料噴射システムの生産をスタートさせました。これは量産規模で製造された史上初の電動燃料噴射システムでした。オートモーティブエレクトロニクスの重要性が増大したことから、ボッシュはシュトゥットガルト近郊のロイトリンゲンに新工場を建設しました。1970年に完成したこの工場は、半導体だけを製造する工場です。

交通の安全の歴史で最も大きなマイルストーンのひとつは、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)だといえます。ボッシュが1978年に市場に導入した ABS は、今日まで交通事故による死亡者数の大幅な低下に貢献してきました。ボッシュのさまざまな革新的製品には、半導体技術の進歩が強く反映されています。その好例が、排出ガス制御用ラムダセンサー(1976年)、エレクトロニック・ディーゼル・コントロール・システム(EDC、1986年)、トラベルパイロット・ナビゲーション・システム(1989)、エレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC、1995年)などです。ボッシュはまた、家電製品向けの MEMS センサーも提供しています。家電製品市場の将来性と重要性を見据え、ボッシュは2010年に最先端技術を駆使した製造工場をロイトリンゲンに建設しました。この新しい工場には6億ユーロを超える費用が投じられています。これは、単独投資としてはボッシュの125年におよぶ歴史のなかで最高額となる投資です。

革新技術を生み出す産業界のパートナー
産業機器テクノロジーセクターにおけるボッシュの事業は、25カ国に広がる100の拠点で展開しています。これらの拠点は、ドライブ & コントロールテクノロジー事業部、パッケージングテクノロジー事業部、ソーラーエネルギー事業部の3事業部が統括しています。1984年にボッシュは世界初の旋回アーム型ロボットを発表し、工業オートメーション分野にマイルストーンを打ち立てました。そして現在、ドライブ & コントロールテクノロジー事業部は効率性に優れたドライブ & コントロールソリューションを提供するトップシステムプロバイダーのひとつに数えられています。また、ボッシュ子会社のボッシュ・レックスロスは油圧、電気、機械、空圧をベースにしたドライブ、コントロール、アクチュエーションに関するあらゆるソリューションを提供しています。トンネル建設用の削岩機、ブレゲンツやバイロイトの演劇祭用舞台、そしてロンドンの有名な大観覧車の駆動装置にも、ボッシュ・レックスロスの技術がそのスムーズな動作プロセスの実現に貢献しています。ボッシュ・レックスロスはまた、風力タービン用のドライブソリューションやギヤボックスを供給するなど、再生可能なエネルギー分野でもその力を発揮しています。もうひとつのボッシュ子会社であるボッシュ・ソーラーエネルギーは、ソーラーセルや太陽光発電設備向けのモジュールを開発・製造しています。また、パッケージングテクノロジー事業部は菓子、食品、薬品などの業界に特化した機械およびラインの製造を担っています。コーヒーやお茶、グミベア、チョコレート、鎮痛剤など、毎日数百万人に消費される各種製品がボッシュの包装機でパッケージングされています。

住宅向けイノベーション
ボッシュ・グループで2番目に大きい事業セクター、消費財・建築関連テクノロジーは電動工具、暖房器具、湯沸器、住宅機器、セキュリティシステムを提供しています。このセクターでは約6万人の従業員が28カ国、84拠点で働いています。

市場をリードする電動工具のパイオニア
1928年に発売されたバリカン Forfex は、ボッシュ電動工具事業の成功の長い歴史の始まりともいうべき存在です。そして現在、ボッシュは電動工具とそのアクセサリーで世界市場をリードするトップメーカーのひとつに数えられています。ボッシュの電動工具は過去だけでなく現在も、その品質と画期的なデザインで日曜大工や園芸愛好家、プロの職人や産業ユーザーから高く評価されています。ボッシュが開発した革新製品として、電動ハンマードリル、マルチサンダー、リチウムイオン電池式ドライバーやチェーンソーなどがあります。ボッシュが市場に導入した新製品や改良した電動工具は、2009年だけでも120に上ります。リチウムイオン電池を備えた最新世代のボッシュの工具は非常に人気が高く、工場や住宅、庭での作業をより安全・簡単に行うサポート役となっています。特に軽量コンパクトな充電式ドライバー、IXOはこれまで1,000万台を売り上げ、世界で最も売れている電動工具となりました。

エコノミカル&エコロジカルな暖房
ボッシュのサーモテクノロジー事業は、1932年から暖房器具と湯沸器のスペシャリストとして、エネルギーを節約し、環境に優しい便利なソリューションを家庭用、産業用、そして商業建築用に提供しています。広範囲にわたる製品ラインナップには、コンデンシングガスボイラー、ヒートポンプ、コジェネレーション装置、温水ヒーター、ソーラーシステム、産業用ボイラーなどが含まれています。これらは、より効率的に熱を生成し、再生可能なエネルギーを活用しやすくする製品です。ボッシュ・サーモテクノロジーが提供するシステムソリューションは、環境に優しい「エネルギープラスハウス」設備の重要な要素です。消費するエネルギーよりも生成するエネルギーの方が多いエネルギープラスハウスは、未来の住宅の基準ともなるべき存在です。

エネルギー効率をアップする先駆的ソリューション
ボッシュの冷蔵庫、冷凍庫、フードプロセッサー、洗濯機と食洗機は数十年にわたり、信頼できる家事のサポート役として親しまれてきました。ボッシュが最初の冷蔵庫を発表し、家電市場に参入したのは1933年のことでしたが、以来、ボッシュの製品は品質と耐久性の面で消費者から厚い信頼を得ています。販売台数も非常に多かった初代のボッシュ冷蔵庫は、その丸いドラムのような形状で広く知られています。これ以後、ボッシュは白物家電のトップメーカーとして認知され、エネルギー効率に優れた革新製品を業界に先駆けて開発・製造しています。その典型的な例が、画期的な zeolite® 食洗機です。乾燥プロセスでエネルギーを回収する食洗機はその画期的な技術により、ドイツ環境省の2010年度のイノベーション賞を獲得しました。

文化財、カンファレンスセンター、発電所向けのセキュリティシステム
ボッシュは、エレクトロニックセキュリティシステムと通信システム分野においても世界をリードするサプライヤーです。セキュリティシステム事業部は比較的新しい事業部ですが、その製品ラインナップには侵入警報装置やビデオ監視システム、場内放送システム、出入管理システム、生体認証システムなど、幅広い製品が含まれています。例えば、G20 ロンドンサミットやコペンハーゲンで開催された国連気候変動枠組条約締約国会議ではボッシュのデジタル会議設備が、絵画のような美しさで有名なノイシュヴァンシュタイン城(バイエルン州)でも観光客からは見えないような位置でボッシュの最新テクノロジーが活躍しています。また、高度2,300 mのマチュピチュ(ペルー)では特殊カメラがこの都市遺跡の監視を担い、ロックバンド AC/DC のツアーにはボッシュのスピーカーやアンプ、ミキシングデスクが必ず同行しています。

広報担当窓口:
Claudia Arnold、電話:+49 711 811-6403
プレス用写真:1-AN-16925 - 1-AN-16950

ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2009年度の売上高は約382億ユーロ、従業員数は27万人以上です。
2010年の売上高見込みは約460億ユーロ、従業員数は2010年末で28万人以上です。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHおよびその子会社 300社超と、世界の60カ国以上にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは毎年、研究開発費として36億ユーロ以上を投資しており、全世界で3,800件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。
ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

ボッシュの起源は、1886 年に創業者ロバート・ボッシュ (1861~1942)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した、この企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。
ロバート・ボッシュGmbHの株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大半は、株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」(議決権 93%)が保有しています。残りの株式と議決権は創業家であるボッシュ家(持株比率 7%、議決権 7%)とロバート・ボッシュGmbH(持株比率1%、議決権なし)が保有しています。

さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)を参照してください。

自動車機器テクノロジー
www.bosch-kraftfahrzeugtechnik.de
www.automotive-tradition.de

産業機器テクノロジー
Drive and Control Technology: www.boschrexroth.com
Packaging Technology: www.boschpackaging.com
Solar Energy: www.bosch-solarenergy.de

消費財・建築関連テクノロジー
Power Tools: www.bosch-pt.com
Thermotechnology: www.bosch-thermotechnology.com
Security Systems: www.boschsecurity.com
Household Appliances: www.bosch-home.com/de

日本のボッシュ・グループについて

日本のボッシュは1911年から始まり2011年で日本進出100周年を迎えました。現在は、ボッシュ(株)、ボッシュ・レックスロス(株)、ボッシュ パッケージングテクノロジー(株)その他の関係会社から構成されます。ボッシュ(株)は自動車用パーツの開発、製造、販売そしてサービスの業務を展開しています。ボッシュ・レックスロスは油圧機器事業、FAモジュールコンポーネントやその他のシステムの開発と生産を行い、日本の産業機器技術に貢献しています。ボッシュパッケージングテクノロジーは包装機械メーカーです。

さらに詳しい情報は www.bosch.co.jp ボッシュ・イン・ジャパン・ウェブサイトを参照してください。


このプレスリリースは2011年1月12日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>