経営情報 Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

ボッシュ創業125周年 - Invented for life
ロバート・ボッシュGmbHと歴代会長

ロバート・ボッシュ(1861-1942)
創業者 / 初代最高経営責任者

ロバート・ボッシュは1886年、シュトゥットガルトに「精密機械と電気技術作業場」を設立した後、数十年をかけて会社を国際的な規模に導きました。将来を見通す確かな目、バリューを尊重し、社会的責任を重視するリーダーシップは、今日のボッシュ・グループにもしっかり受け継がれています。1926年に彼は経営の実務から退き、会社経営をヘルマン・フェルメート(Hermann Fellmeth)、カール・マルテル・ヴィルド(Karl Martell Wild)、ハンス・ヴァルツ(Hans Walz)の3人の取締役に委ねました。そして代表となったのが、ハンス・ヴァルツです。

ハンス・ヴァルツ(Hans Walz、1883-1974)
1942-1963 ロバート・ボッシュの遺言執行委員長
1953-1963 ロバート・ボッシュGmbH取締役会会長

学校教師の子息としてシュトゥットガルトで生まれたハンス・ヴァルツは、半世紀以上にわたり会社の発展に大きく寄与しました。1912年にロバート・ボッシュの個人秘書となり、1924年からはロバート・ボッシュAG(当時)の役員会メンバーに就任しました。1953年から1963年にかけてロバート・ボッシュGmbHの取締役会会長の重責を務め、その後ボッシュの名誉会長に推挙されました。彼のリーダーシップの下、会社はグローバルな技術企業に発展しました。彼の功績には、第二次世界大戦後の会社と国際事業の再建のほか、1959年に始まった会社組織の事業部制への移行が含まれます。ヴァルツはまた、1964年に成立した会社の新しい定款の起草にあたっても主導的な役割を果たしました。

Prof. Dr. phil. h. c. ハンス L.メルクレ(Hans L. Merkle、1913-2000)
1963-1984 ロバート・ボッシュGmbH取締役会会長

経営と商業に造詣の深かったハンス L.メルクレは、前任者のロバート・ボッシュとハンス・ヴァルツから受け継いだ会社の安定化を図るべく、国際プレゼンスの強化に特に力を注ぎました。その重要なマイルストーンのひとつが、1973年に米国で戦後初めてとなる製造拠点を設けたことです。メルクレはまた会社経営の多角化にも尽力しました。パッケージングシステム、空圧機器/油圧機器を含む産業機器テクノロジー、さらに電気通信事業に進出(1982年)したのは、彼が代表となった時代のことです。ハンス L.メルクレはまた1984年から1988年にかけてロバート・ボッシュGmbHの監査役会会長を務め、1988年には生涯名誉会長の称号を贈られました。

Prof. e. h. Dr. phil. Dr. rer. oec. h. c. マルクス・ビーリッヒ(1926-2000)
1984-1993 ロバート・ボッシュGmbH取締役会会長

物理学博士号を持つマルクス・ビーリッヒは、9年以上にわたってボッシュ・グループの陣頭指揮を執りました。彼が会長に就任後、会社は1987年から電気通信事業の拡張に着手して力を蓄えたのち、1989年に最終的に関連事業を統合して通信テクノロジーセクターを発足させました。その一方でテレビスタジオ装置、プロジェクター、カメラなど、一連のビジネスから撤退した時期でもありました。ビーリッヒもグループの国際プレゼンスの強化を重視し、東西ドイツの統一後は旧ワルシャワ条約締結国の市場への進出に力を注ぎました。また、マルクス・ビーリッヒは1993年から2000年にかけて、ロバート・ボッシュGmbHの監査役会会長を務めました。

Prof. Dr.-Ing. ヘルマン・ショル(Hermann Scholl、1935-)
1993-2003 ロバート・ボッシュGmbH取締役会会長

機械工学の学士号を持つヘルマン・ショルは1962年にボッシュに入社しました。最初から自動車関係の電子技術アプリケーションに関わり、電子制御式ガソリン噴射システムのジェトロニック開発(1967年)やABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の開発(1978年)など、数多くのプロジェクトに携わりました。取締役会会長としてショルは、ヨーロッパ以外の新興成長市場への進出に積極的に取り組み、アジア、特にインドや中国、韓国での活動の拡張は会社の革新力の向上に持続的に寄与しました。ショルはまた、会社事業のさらなる多様化にも力を注ぎました。たとえば2001年にボッシュはマンネスマン・レックスロスAGの経営権を獲得し、これをオートメーションシステム事業部と統合し、Bosch Rexroth AGを発足させています。ヘルマン・ショルは1995年にロバート・ボッシュ工業信託合資会社(RBIK)のパートナー(共同経営者)となり、2000年からRBIKの株主総会の議長を務めています。さらに2003年7月1日付けでロバート・ボッシュGmbHの監査役会会長に就任し、今日に至っています。

フランツ・フェーレンバッハ(Franz Fehrenbach、1949-)
2003- ロバート・ボッシュGmbH取締役会会長

フランツ・フェーレンバッハは2003年7月1日付けでロバート・ボッシュGmbHの取締役会会長に就任、さらにロバート・ボッシュ工業信託合資会社のパートナーにも選任され、現在に至っています。取締役会内での職責はコーポレートプランニング、コーポレートコミュニケーション(ブランド管理とマーケティングコミュニケーションを含む)、上級執行業務、不動産/設備管理です。経験豊かな工業エンジニアとして1975年以来グループ内のさまざまなポストを歴任したフェーレンバッハは、自動車ビジネス依存体質を改めるというボッシュ・グループの戦略に沿い、自動車機器テクノロジー以外の事業セクターで平均以上の成長を達成することに全力を傾けてきました。会社発展の力の源泉は何よりもイノベーション、グローバリゼーション、環境/資源保護、そしてエネルギー効率の改善にあるというのが彼の見解です。そこでこれらの活動すべてにおいて、将来性のある製品部門に進出して会社の長期的存続を確かなものとし、企業の社会的責任の原則に従って会社の運営を図ることを目指しています。


このプレスリリースは2011年1月12日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>