経営情報 Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

2010事業年度の速報値
ボッシュは明らかに成長路線に回帰
2011年度の売上高は500億ユーロを上回る見込み

  • 年間売上高は24%増の473億ユーロ
  • 税引前利益は売上高の7~8%という目標ゾーン内
  • 新興成長市場の好景気がドイツ国内の雇用を守る
  • 全世界の従業員にアニバーサリー・ボーナスを支給
  • 世界的な景気回復基調は継続すると期待

シュトゥットガルト/ゲーリンゲン - ボッシュ・グループは成長路線に回帰し、売上高は経済危機前の2007年のレベルにまで回復しました。
革新の技術とサービスを提供するグローバルサプライヤーであるボッシュの2010事業年度の売上高は、速報値によると473億ユーロで、前年比24%増(2009年:382億ユーロ)を達成しました。「これは、ボッシュ125年の歴史始まって以来、最高の売上高です」と、ロバート・ボッシュ GmbH 取締役会会長フランツ・フェーレンバッハはこのように述べました。ボッシュ・グループの収益も大幅に好転しました。2009年は12億ユーロの損失を計上していましたが、2010年の税引前利益はボッシュの目標ゾーンである売上高の7~8%に入っています。なお最終値は、2011年4月14日に開催される年次報告記者会見で発表いたします。

アジア太平洋地域の売上高が初めて100億ユーロを超える
ボッシュの業績の急激な回復の主な要因は、世界的な景気回復と全世界における自動車生産台数の急増、製造機械需要の増大です。加えて、非採算分野再編の成果が出たこと、北米で再び損益分岐点を超えたこともプラス材料になりました。

アジア太平洋地域では、ボッシュは名目前年比売上高を42%伸ばし、この地域で初めて売上高100億ユーロを達成しました。南米の成長率も36%に達しています。
また、前年の売上高が極端に落ち込んでいたとはいえ、北米の売上高は27%増、ヨーロッパでは16%増を達成しています。
フェーレンバッハは「ヨーロッパでの数値が危機前である2007年のレベルに回復するのは2012年または2013年になるでしょう」と述べています。

さらに「私たちはこの数年間、成長を続けるアジアと南米の新興成長市場での事業展開を拡張してきました。この地域からは引き続き着実に収益を上げることができるでしょう。ヨーロッパやドイツが不況の間もコアチームの雇用を守ることができたのは、新興成長市場で事業展開を拡張してきたからこそです。往々にして見落とされがちですが、そのことを忘れてはならないでしょう」とフェーレンバッハは述べました。

すべての事業セクターで2桁成長
昨年度は、事業セクターや地域での業績回復に伴い、全事業セクターで大幅な成長が達成されました。自動車機器テクノロジー・セクターは29%増という最も高い成長率を達成し、280億ユーロ(前年:217億ユーロ)を売上げました。同様に産業機器テクノロジー・セクターも大幅に売上高を増やしました。前年売上高51億ユーロから27%以上増加し、65億ユーロ超を売り上げています。この増加分のうち、5億ユーロは2009年末にボッシュが過半数株式を取得した aleo solar AG との初の連結決算によるものです。
2008年と2009年の景気低迷にそれほど大きな影響を受けなかった消費財・建築関連テクノロジー・セクターも大幅に業績を伸ばし、約10%増、125億ユーロ (前年:113億ユーロ)を達成しています。

2010年の従業員数は約1万2,800人増
ボッシュ・グループの従業員数は、2010年度中に全世界で4.7%増加し、約28万3,500人となりました。増加従業員数が最も多かったのは、市場の拡大が伴ったアジア太平洋地域で、およそ7,500人を新規雇用しています。ドイツ国内での従業員数は、約1,900人増加して11万3,600人強となっています。「この成長が続けば、ボッシュの従業員数は2011年度末には約30万人に達するでしょう。大卒者だけでも9,000人、ドイツ国内に限っても1,200人を雇用する予定です」とフェーレンバッハは述べています。

従業員にアニバーサリー・ボーナスに加え好業績連動ボーナスも支給
2010年度の好業績により、ボッシュはドイツ国内の正規雇用者に業績連動ボーナスとして月給のおよそ半額を支給します。これは長年にわたるボーナス支給額の中で最高額となります。加えて、全世界の従業員に、ボッシュ創業125周年を記念しての一時金を支給します。支給額は各従業員の勤続年数に比例します。アニバーサリー・ボーナスの総額は約1億8,000万ユーロに上ります。

研究開発費と設備投資が再び増加
2010年、ボッシュは研究開発費を11%増額し、約40億ユーロ(前年:36億ユーロ)を投じました。その半分近くが、資源を節約し環境を保護する製品とサービスを新たに開発するために投じられています。24億ユーロ(前年:19億ユーロ)と最も大きく投資されたのは、アルンシュタット/ドイツにあるソーラーセル製造工場の拡張のための設備投資です。韓国ではサムスンSDIとの合弁によるハイブリッドカー/電気自動車用電池のセル製造工場が操業を開始し、シンガポールでは新研究センターが完成、中国では多目的テストコースの定礎式を行いました。

世界的な景気回復基調は2011年も継続する予測
ボッシュは、2011年も世界的な景気回復基調が続くと見込んでいます。けれども回復ペースは若干スローダウンし、世界の経済成長率はおよそ3.5%となるでしょう。最も力強いけん引役はやはり新興成長市場であり、平均成長率は6%に達するでしょう。対照的にヨーロッパ経済の成長率は1~2%程度に留まりますが、ドイツの成長率は少なくとも2%に達すると予測しています。米国についてボッシュは自信を深めつつあります。輸出額の増大、高い雇用率、内需の拡大によってアメリカ合衆国の成長を3%超と見込んでいます。また、金融・経済危機はいまだ完全に克服されたと言いきれず、リスクとして為替レートの変動が存在すると考えています。
「ヨーロッパは結束していることを示す必要があります。けれども加盟国を無条件で救済することはできないでしょう」とフェーレンバッハは述べました。

2011年:記念の年の売上高は初めて500億ユーロを超えると予測
2011年、ボッシュ・グループは創業者の生誕150年と創業125周年を迎えます。また乗用車用ディーゼル技術75周年の年でもあります。全世界で祝賀行事を計画しており、その中には従業員向けの200余りのイベントも含まれています。また経済面ではすべての事業セクターで新年度の増収増益を予測しています。「2011年、ボッシュの売上高は初めて500億ユーロの大台に乗る見込みです。フェーレンバッハによるとこれは「予期せぬ世界的な景気減速がないと仮定しての予測」です。

プレス連絡窓口:
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電話:+49 711 811-6631

Christoph Zemelka
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ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2010年度の売上高は約473億ユーロ、従業員数は28万人以上です。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHおよびその 子会社 300社超と、世界の60カ国以上にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約 150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは2010年、研究 開発費として約40億ユーロを投資し、全世界で3,800件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。
ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

ボッシュは2011年記念となる創立125周年を迎えます。ボッシュの起源は、1886 年に創業者ロバート・ボッシュ (1861~1942)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッ シュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した、この企業形態に よって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。
ロバート・ボッシュGmbHの株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権 の大半は、株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」(議決権 93%)が保有しています。残りの株式と議決権は創業家であるボッシュ家(持株比率 7%、議決権 7%)とロバート・ボッシュGmbH(持株比率1%、議決権なし)が保有しています。

さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)を参照してください。

日本のボッシュ・グループについて

日本のボッシュは1911年から始まり2011年で日本進出100周年を迎えました。現在は、ボッシュ(株)、ボッシュ・レックスロス (株)、ボッシュ パッケージング テクノロジー(株)その他の関係会社から構成されます。ボッシュ(株)は自動車用パーツの開発、製造、販売そしてサービ スの業務を展開しています。ボッシュ・レックスロスは油圧機器事業、FAモジュールコンポーネントやその他のシステムの開発と生産を行い、日本の産業機器 技術に貢献しています。ボッシュ パッケージング テクノロジーは包装機械メーカーです。

さらに詳しい情報は www.bosch.co.jp ボッシュ・イン・ジャパン・ウェブサイトを参照してください。


このプレスリリースは2011年1月26日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>