自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

サルテ・サーキットで開催される伝統あるレース
ボッシュのテクノロジーに信頼を寄せるル・マン参加チーム

  • ボッシュ燃料噴射テクノロジーを搭載した車両が2000年からル・マンで連勝
  • フェラーリ458イタリア、GT2コルベットC6.R、ポルシェ911 GT3-RSRにも採用されたBosch Motorsportの技術
  • コントロールユニット、ディスプレイ、データロガー、遠隔測定システムのカスタムソリューション

Bosch Motorsportのレーシングテクノロジーを搭載した多くの車両が、今年も「ル・マン24時間」耐久レースのスタートを切ります。2000年以降、この長距離レースで総合優勝に輝いたすべての車両に、ボッシュの燃料噴射テクノロジーが採用されています。2000年にポート燃料噴射システムを搭載した車両が優勝し、その後2005年までの優勝車両すべてにガソリン直噴システムが装備されました。さらに、2006年を皮切りに、ボッシュ・コモンレール技術を装備したディーゼル駆動のレーシングカーが連勝を果たしています。Bosch Motorsportは噴射システム以外にも、コントロールユニット、ディスプレイ、データロガー、テレメトリーシステム、スターター、オルタネーター、ワイヤーハーネス、センサーなどをレーシングチームに提供しています。

すべての車両クラスに燃料噴射テクノロジーを提供

この5年間、アウディ・スポーツとプジョー・スポーツチームのディーゼル駆動車両が勝利を総なめにしてきました。ボッシュは2012年もアウディ・スポーツの開発パートナーとして、主にル・マン・プロトタイプ向けにカスタマイズしたディーゼル燃料噴射テクノロジーを提供しています。

2012年のスターティンググリッドについたマシンの多くは、Bosch Motorsportのガソリン直噴システムを搭載しています。このシステムは、ル・マンGT耐久(LM-GTE)クラスのフェラーリ458イタリアにも採用されており、最新の量産技術で蓄積したノウハウをベースに、モーターレースのニーズに沿って最適化されています。ガソリン直噴システムには、MS 5.1コントロールユニットやHPI 5高圧パワーステージユニットをはじめ、あらゆるエレクトロニクスコンポーネントが含まれています。

さらに燃料系統は、HDEV 5高圧噴射バルブと、流量制御バルブが内蔵されたHDP 5高圧燃料ポンプで構成されています。多噴孔技術が用いられた電子制御式のHDEV 5高圧ソレノイドバルブはカスタマイズされ、その噴射パターンはレーシングエンジンの燃焼室形状に合わせて適合されています。Bosch Motorsportは、特に小型で軽量のHDP 5高圧燃料ポンプを提供しており、そのカムプロフィールは個別のエンジン特性に合わせてカスタマイズされます。ガソリン直噴システム全体のメリットについて、Bosch MotorsportのKlaus Böttcher副社長は「噴射系コンポーネントとエレクトロニクスコンポーネントが完全なシステムとして最高のパフォーマンスを発揮できるよう、完ぺきな調整・テストを行っています」と述べています。

モーターレース向けの包括的な製品ポートフォリオ

多くのチームで、燃料噴射システム以外にも、Bosch Motorsportのテクノロジーが活かされています。例えば、フェラーリ458イタリアにはカスタム仕様のDDU 8ダッシュロガーが搭載されていますし、コルベット・レーシングのGT2コルベットC6.Rマシンは、Bosch MotorsportのMS 5.1エンジンコントロールユニット、C 60データロガー、DDU 7ダッシュロガーを装備しています。これらの製品はすべて、モーターレースメーカー向けに特別に開発され、少量生産されたもので、カスタマイズしたソフトウェアを使用し、レーシングカーに合わせて調整されています。コルベット・レーシングカーのテレメトリーシステムも、Bosch Motorsportの製品です。このシステムは、車両とピット間のデータ伝送に無線通信モデムを使用します。

ル・マンのLM、GTE両クラスに参戦するポルシェ911 GT3-RSRマシンにも、Bosch MotorsportはMS 4.0エンジンコントロールユニット、エンジンデータロガー、スターターやその他多くのセンサーを提供しています。そのほとんどは、量産コンポーネントをベースに、長距離レースの厳しい要件を満たすように適合されたものです。それを実現するために、モーターレースエンジニアはボッシュのプロトタイプ部門と緊密な連携体制をとっており、チームはレースで使用するあらゆるコンポーネントに関して、トップクラスの自動車部品サプライヤーの専門知識のメリットを享受しているのです。「私たちは、ル・マン24時間レースに参加する多くのチームに製品を提供し、依頼に応じて、別々のエンジニアグループが各チームに対応しています」。モータスポーツ部門の社内体制について説明するBöttcherは、さらにこう続けます。
「もちろん、各メーカーのために開発されたソフトウェアや顧客固有の製品変更に関する情報は、その専門チーム内でのみ扱われます」

Bosch Motorsportは、ボッシュのエンジニアリングサービス専門子会社であるBosch Engineering GmbHの1部門です。ボッシュは、モーターレースの世界で111年にわたる実績があり、1901年にはボッシュのテクノロジーがレースの勝利に初めて貢献しました。

広報担当窓口:
Annett Fischer   Tel: +49 7062 911-79137

ボッシュエンジニアリングGmbH

ボッシュエンジニアリングGmbHはロバートボッシュGmbHの100%子会社として、1999年ドイツ南部アプシュタットに本社を設立いたしました。ボッシュエンジニアリングは、自動車のみならず工業用機器、船舶のアプリケーション、鉄道、商用車、農建機、さらにはパワースポーツや飛行機を生産台数の大小にかかわらず、お客様のご要望に応じてエンジニアリングサービスを提供しています。

詳しくは、こちらのリンクをご参照ください
www.bosch-engineering.de

ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。2011年度は、自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財そして建築関連テクノロジーのセクターにおいての従業員数は30万人以上で、売上高は約515億ユーロです。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHおよびその 子会社 350社超と、世界の約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約 150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは2011年、研究 開発費として42億ユーロを投資し、全世界で4,100件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
を参照してください。


このプレスリリースは2012年6月12日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>