自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

ボッシュがドライビングの安全と快適性の向上を支援
アシスタンスシステムをコンパクトクラスに導入
ゴルフのニューモデルに搭載

  • 緊急ブレーキアシストが安全をもたらし、アダプティブ クルーズ コントロールでドライビングの快適性を向上
  • レーダーセンサーとビデオセンサーの売上高が急増
  • ボッシュがフォルクスワーゲンのニューゴルフにアシスタンステクノロジーを提供

ドライバーの視線が左側に逸れても、車両はそれまで通り前進し続けることができますが、その瞬間に、前方を走る車両が急停止したとしましょう。もしドライバーが差し迫った危険に気付かなかった場合でも、ボッシュの緊急ブレーキアシストがあれば、その危険を察知し、車両を間一髪で停止させることができます。

衝突予知緊急ブレーキは、自動車機器の世界トップサプライヤーであるボッシュが提供する数多くのアシスタンステクノロジーのうちの1つです。この電子システムは、車両間を安全な距離に保ち、危機的な状況下ではドライバーに警告を与え、自動的にブレーキをかけます。また、夜間には、車載の電子システムがライトを最適な明るさに完全自動制御します。こうしたすべての機能が、ドライビングをより安全で快適なものへと進化させています。

アシスタンスシステムはこれまで、その対象の多くが高級セグメントのモデルに限られていましたが、今ではコンパクトクラスの車両にも本テクノロジーが導入されるようになりました。たとえば、ボッシュは現在、フォルクスワーゲンのニューゴルフにレーダーセンサーとビデオセンサーを提供しています。

ボッシュでシャシーシステム・コントロール事業部長を務めるGerhard Steigerはこう述べます。「ニューゴルフにアシスタンスシステムが搭載されることで、ボッシュはさらに多くの人々に安全と快適性を提供できるようになります」。このことは、最新の周囲センサーの売上高が明確に裏付けています。車両周辺の状況をモニターするこのセンサーは、衝突予知支援システムの基本コンポーネントとなるもので、2011年から2012年だけを見ても、世界中で販売されたセンサーの数は約2倍以上に急増しています。また、ドライバーもこの流れの恩恵を受けています。量産体制が確立されたことで、価格が低下し、より多くの新車購入者がアシスタンス機能を利用できるようになったからです。また、センサーが広範囲に普及したため、道路利用者が交通事故に遭う危険も低減しています。

アシスタンスシステムは、危機的な状況下で明らかに優れた機能を発揮するようになっています。たとえばボッシュの緊急ブレーキアシストは、危険が近づくとすぐにドライバーに警告を発します。ドライバーが音による警告に反応できない場合には、一時的にブレーキをかけ、その後すぐに自動的にパーシャルブレーキを作動させます。また、どうしても衝突が避けられない場合には自動的にフルブレーキングを行い、衝突速度をできるだけ抑えます。将来的には、センサーデータを使用して、危険の度合いに応じたブレーキフォースを正確に調整できるようになっていくでしょう。ただし、時速30 km以下の場合には、このような段階的なブレーキのステップを踏まずにフルブレーキをかけ、衝突までにより多くの時間を稼ぐことで事故の効果的な防止につなげます。

別の例としては、ボッシュのアダプティブ クルーズ コントロールを挙げることができます。これは、ドライバーが車両速度を設定すると、ブレーキやアクセルを自動的に作動させてその速度を維持するだけでなく、停車も行うシステムです。オートマチックトランスミッションを搭載した車両の場合には、短時間の停車であれば、その後の自動発進を行うこともできますので、このアダプティブ クルーズ コントロールがあれば、ドライバーが操作するのはハンドルのみです。これは、前走車との距離を正確にモニターするレーダーセンサーにより実現できるシステムです。

多目的カメラも、情報を提供する重要なセンサーの1つです。このカメラは車両前方120 mの範囲内で発生した出来事を記録し、その映像を高性能ソフトウェアが素早く分析します。たとえば、車線逸脱警報にとって重要な車線がここで認識されます。また、車両がカーブに近付くと、ステアリングがゆっくり調整され、車両が車線の中央に戻るよう自動的に誘導します。標識認識システムもまた、ビデオセンサーのデータを活用しており、ビデオセンサーのデータを車両のナビゲーションシステムの情報と比較して、速度制限や追い越し禁止区域でドライバーに注意を促します。さらに、インテリジェント ヘッドライト コントロールなども、ボッシュのビデオカメラのデータを使用して、対向車のドライバーを眩惑することなく、できる限り良好な視界をドライバーに提供します。

アシスタンス機能やその他の機能

フォルクスワーゲンのニューゴルフには、安全性や快適性を向上する機能のほかにも、ディーゼル燃料噴射システム、エンジンコントロールユニット、ガソリン燃料直接噴射システム用インジェクションバルブ、アイドリングストップシステム、オルタネーター、ワイパーシステム、エンジンのクーリングファンや各種センサーなど、ボッシュの数多くのテクノロジーが搭載されています。

YouTube(動画)

Bosch predictive emergency braking system (衝突予知緊急ブレーキシステム)
Bosch Adaptive Cruise Control (ボッシュ アダプティブクルーズコントロール)

報道担当窓口:
Stephan Kraus、電話:+49 711 811-6286

ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance

自動車機器テクノロジーセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。速報値では、2012年の売上高は 309 億ユーロで総売上高の約59%を占めています。自動車機器テクノロジーの売上により、ボッシュ・グループはリーディング・サプライヤーのポジションを確立しています。
全世界で約171,000人の自動車機器テクノロジーセクターの従業員が、内燃機関用噴射技術、パワーワトレイン周辺機器、 代替駆動コンセプト、アクティブ/パッシブセーフティシステム、ドライバーアシスタンス/コンフォート機能、車載情報通信システム、オートモーティブアフターマーケット向けのサービスや技術という7つの事業分野で働いています。
ボッシュ・グループは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な革新的自動車技術にも対応しています。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーで、2012年度の従業員数は約30万6000人、売上高は525億ユーロを計上しています。また2013年初めからは、自動車機器テクノロジー、エネルギー・建築関連テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財の4事業セクター体制に移行しました。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社 約360社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加えると、世界約 150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
なおボッシュでは2012年に約48億ユーロもの金額を研究開発に投じ、さらに全世界では4,800件以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。
ボッシュ・グループの製品とサービスは、革新的で有益なソリューションを提供することを通して、人々を魅了し、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させることを目的にしています。この方針に基づきボッシュは全世界においてテクノロジーを提供し続けています。それこそが“Invented for life”です。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
を参照してください。


このプレスリリースは2013年5月15日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>