自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

Bosch compact
オートモーティブ・プレス・ブリーフィング2013:ファクトシート
油圧式ハイブリッドシステムから、ドライバーアシスタンス、
コネクティッドドライビングに至るまで

製品ハイライト:eクラッチからiBoosterまで

eクラッチ:ドライバーが加速していないときは、いつでも電動クラッチがニュートラルにシフトします。これにより、燃料消費量が5%は低減します。

iBooster:将来のあらゆる電動パワートレインとドライバーアシスタンスシステムの要件を満たす、革新的なブレーキブースターです。これは電気で作動するため、エンジンからの負圧は一切必要ありません。こうして、コースティングやモーター走行の妨げとなるものがなくなります。さらに、このテクノロジーではハイレベルなエネルギー回生が可能になるため、モーター走行モードでの航続距離が拡大します。また、このiBoosterは瞬時にブレーキ圧を高めるため、自動ブレーキでの制動距離が短縮し、あらゆるドライバーアシスタンスシステムにとって理想的なパートナーとなります。

ブースト回生システム(BRS):ブースト回生システム(BRS)は、中型車向けのボッシュハイブリッドシステムです。システムの中核をなすのは、新しい48Vの車両電気システムの基盤となる高電圧対応のジェネレーターです。このシステムには、次の2つの利点があります。まず、コースティング走行が可能になることにより、燃料消費量を抑えることができます。さらに、性能を進化させたことで、従来のジェネレーターよりも減速回生発電をはるかに有効に活用することができます。これにより、燃料消費量が最大で7%節減されます。

油圧式ハイブリッド:この新しい駆動ソリューションでは、制動エネルギーはプレッシャーアキュムレータに蓄えられ、ついでこれが油圧モーターによって駆動力に変換されます。これにより、燃料消費量は平均で30%低減され、市街地走行であれば最大で45%低減されます。

GM CUEヘッドユニット:ボッシュはGMと、このドライバーインフォメーションシステムを開発しました。これはオープンソース・ソフトウェアを使用しており、自然な音声入力で操作することができます。ドライバーは、あたかも他の乗員と話をしているかのように、普通に話すことができます。このシステムを最初に量産開始したのはキャデラックですが、続いてシボレー、ビュイック、オペルにも採用されました。

モーターサイクルの安全性:新しいフロントABSは、前輪のブレーキングを制御します。これは、世界の成長市場の大都市における2輪車向けに、非常に低コストでさらなる安全性を提供します。ハイエンドモーターサイクル向けにはモーターサイクル スタビリティ コントロール(MSC)が、コーナーでライダーが身を傾けているときでも、可能な限り最高の減速度を算出し、それに基づいた制御を行います。

ステレオビデオカメラ:2014年、ボッシュはステレオビデオカメラの量産を開始する予定です。歩行者の安全性のために、単一のセンサーが自動で緊急ブレーキを作動させることができるようになります。例えば、遊んでいた子供が突然道路に飛び出してきた場合などに役に立ちます。

2020年に向けたフリート削減目標:内燃機関の未来

目安:大型の車両であればあるほど、将来的に電動化が必要になると思われます。

サブコンパクトクラス:このクラスのガソリンおよびディーゼルパワートレインは非常に効率に優れたものになると思われるため、たとえ電動化しなくても、2020年のCO2排出量目標をクリアできると考えられます。

コンパクトクラス:コンパクトクラスでは、ディーゼルエンジンだけが目標を達成できると思われますが、ガソリンエンジンも目標に近づくことはできると思われます。この車両クラスでCO2排出量をさらに低減するためには、ガソリンエンジンの場合は低コストのベーシックなハイブリッドソリューションが必要です。(「製品ハイライト」の「ブースト回生システム」を参照)。

大型車:たとえ内燃機関を最適化しても、大型車はCO2目標を達成できないと思われます。こうした車両は、2020年までに高性能なハイブリッドシステムを装備する必要があります。

すべての車両クラス:天然ガス(CNG)のパワートレインであれば、ガソリンエンジンよりもCO2排出量が25%低くて済みます。過去10年間で、天然ガス車両の市場は年間25%のペースで成長してきました。ボッシュは、世界最小の自動車向けガスインジェクターと最速の温度センサーを提供しています。ドイツでは、天然ガスの駆動システムは、年間走行距離がわずか7,000kmを超えれば、元が取れるようになっています。

eモビリティ:未来の走行体験

将来の市場:eモビリティへの投資が本格化するのは将来のことですが、このための投資額は、ボッシュ単独で年間4億ユーロに達します。

ソリューション一式:ボッシュは、フィアット500e向けに、初めてとなる電気単独での駆動システムのソリューション一式を供給しました。さらに、ポルシェ パナメーラでは、ボッシュのプラグインハイブリッドシステムがデビューします。2014年までに、ボッシュはパワートレインの電動化に関して30件(現時点)の受注について取り組む予定です。

走行体験:電気走行は騒音がなく快適ですが、同時に低速域でも大きなトルクとダイナミックな体験を提供する必要があります。こうした体験は、非常に重要です。オペルと共同で実施した最終顧客向けの調査では、まず顧客に電気自動車を運転してもらった上で、顧客に購入意欲を尋ねました。この調査により、追加費用を受け入れる割合は、車両のサイズが大きくなるにつれて増加することが判明しました。

ビジョン・ゼロ:ドライバーアシスタンスの未来

ユーロNCAP:2014年、車両安全性の新しい評価スキームが効力を発します。新車が最高評価を獲得するためには、ドライバーアシスタンス向けのセンサーを1つ以上装備していることが必須条件となります。

パーキング:2015年、進化したボッシュのパーキングアシスタントが量産に移行する予定です。このシステムでは、混雑した駐車場で車両を取り回すのに役立つリモートコントロールが採用されています。将来的には、360°のビデオセンサーを使って、車両が自分で駐車場内のスペースを探すようになる予定です。

ストップ&ゴー:来年、ボッシュは渋滞で車両が車線から逸脱しないようにする渋滞アシスタントを導入します。将来的には、このシステムは自動車線変更機能を組み込み、「渋滞パイロット」としての役割を果たす見込みです。これにより、ドライバーは例えば渋滞時にeメールを確認できるようになります。

高速道路での自動運転:第3の開発分野となるのは、高速道路での自動運転です。この開発分野では、アダプティブ・クルーズ・コントロールと車線維持支援機能を組み合わせることに取り組みます。最終目標となるのは「ハイウェイ・パイロット」です。ボッシュは、これらの自動運転機能を、10年後には市場に導入する準備を整えられる見込みです。

コネクティッドドライビング:将来、多くの機能は、車々間通信を前提に可能になります。交差点アシスタントが機能するためには、走行している車両の50%以上がリアルタイムでデータを互いに共有する必要があります。

ボッシュ自動車機器テクノロジーセクター:展望とデータ

2013年の展望:2013年には、ボッシュは事業が3~5 %成長すると予想しています。滑り出しはまずまずでしたが、今後、年内に事業は上向くと予想しています。

ガソリン直接噴射システム:2012年、ボッシュは500万台以上のガソリン直接噴射システムを供給しました。2015年には、この数は900万台以上に増えると予測しています。

コモンレール・ディーゼル燃料噴射システム:ボッシュは2012年に800万台以上のシステムを供給しました。2015年までには50%増の1,200万台程度に増やしたいと考えています。

ディーゼル向けDENOXTRONIC:ボッシュはこの排出ガス後処理システムを今年末までに500万台供給する見込みです。2015年末までには1000万台になる見込みです。

安全性およびドライバーアシスタンスシステム:現在、5,000人以上のボッシュのエンジニアがこの分野に取り組んでいます。現在の年間売上高は約50億ユーロで、今後も成長し続けることが予想されます。

レーダーセンサー:ボッシュは2000年からレーダーセンサーを生産しています。現在までに100万個を供給しています。2014年までにさらに100万個増加し、2016年末までには1000万個の大台を突破すると予想しています。

報道対応窓口:
Udo Rügheimer
電話:+49 711 811-6283

自動車機器テクノロジーセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2012年の売上高は 31.1 億ユーロで総売上高の約59%を占めています。自動車機器テクノロジーの売上により、ボッシュ・グループはリーディング・サプライヤーのポジションを確立しています。
全世界において約177,000人の自動車機器テクノロジーセクターの従業員が、内燃機関用噴射技術、代替駆動コンセプト、効率的そしてネットワーク化されたパワーワトレイン周辺機器、アクティブ/パッシブセーフティシステム、運転支援/コンフォート機能、ユーザーに優しいインフォテインメント技術やCar-to-CarおよびCar2Xコミュニケーションとコンセプト、オートモーティブアフターマーケット向けのサービスや技術という7つの事業分野で働いています。
ボッシュ・グループは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な革新的自動車技術にも対応しています。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。2012年度の従業員数は約30万6,000人、売上高は525億ユーロを計上しています。また2013年初めからは、自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制に移行しました。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約360社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
ボッシュでは2012年に約48億ユーロもの金額を研究開発に投じ、さらに全世界では4,800件以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちは革新的で有益なソリューションを提供し、そのすべての製品とサービスを通して、人々を魅了し、人々の生活の質を向上させることを目的にしています。この方針に基づき、ボッシュは全世界において人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきます。それこそが「Invented for life」です。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
を参照してください。