自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

ボッシュ・パワーエレクトロニクス
電動パワートレインの指令塔

  • 電気モーターとバッテリー間の中核装置
  • ハイブリッド車と電気自動車用、ジェネレーション2.2および2.3システム
  • 電動パワートレインと回生システム用のキーコンポーネント

パワーエレクトロニクスは、すべての電動パワートレインに欠かせない部分です。外見は、靴箱より多少大きめの、特に変わったところのないアルミニウム製の箱なのですが、その中には、電気モーターとバッテリー間の中核装置として重要な機能をする電子コンポーネントが組み込まれています。システムは、バッテリーから取り出した直流電流を交流に変換し、電気モーターに供給します。「パワーエレクトロニクスの効率が高ければ高いほど、車両の電動走行距離が長くなります」。ボッシュ・ガソリン・システム事業部取締役のJoachim Fetzerはこのように述べています。「私たちの電動パワートレインシステムの現在の効率は92%です。これはバッテリーの容量のほとんどを、車両の走行に使えることを意味します」。ボッシュのパワーエレクトロニクスが、抜群の低燃費を誇るVW XL1に搭載されるのは、偶然の所産などではありません。さらに仕様の異なるシステムが、VWジェッタ・ハイブリッドとeアップ!に搭載されています。そのほかフィアット500e、ポルシェ・パナメーラ・ハイブリッド、PSAディーゼル・ハイブリッドにも、私たちのテクノロジーが採用されています。

このように多様な搭載モデルが存在するのは、ボッシュのパワーエレクトロニクスシステムの汎用性が非常に高いからです。最新世代にあたるジェネレーション2.3システムは、パルスインバーターを搭載、150~430Vの電圧範囲で作動します。「私たちのパワーエレクトロニクスは、日常の足として使われる小型のハイブリッド車にも、電気だけで走るスポーツカーにも簡単に組み込むことができます」(Fetzer)。このコンポーネントで、最大出力100kWのモーターを駆動できます。

作動電圧レベルだけでなく、システムの形状も選択できます。ボッシュが提供するパワーエレクトロニクスシステムは、直方体バージョンとフラットバージョンの2種類があります。さらに、ジェネレーション2.3モデルになって、サイズが前世代モデルの3分の2ほどに小型化されました。スペースが貴重なケース、たとえば、電気モーターと内燃機関の両方をエンジンルームに取り付ける必要のあるハイブリッド車でも、問題なく装備できます。

最新の電動パワートレイン用パルスインバーターとコンバーター

ジェネレーション2.3システムは、パルスインバーターのほかにDC/DCコンバーターを内蔵しています。これら2つのコンポーネントを組み合わせ、単一システムとすることで、非常にコンパクトなデザインを実現できます。パルスインバーターは、バッテリーから取り出した直流電流を交流に変換して電気モーターに供給します。制動時は、これと逆の動作をします。回生により生じた交流電流を、パルスインバーターで直流に変換します。これが、制動時に放出されるエネルギーを回収し、バッテリーに戻すための唯一の方法です。

他方、DC/DCコンバーターは、高電圧を車両電気システム用の12Vに変換します。この車両電気システムはカーラジオやヘッドライトなどに電力を供給しています。DC/DCコンバーターはまた、リチウムイオンバッテリーの電力を、電動ステアリングやESCなどのコンフォート/セーフティシステム、および車両電気システムに接続されたすべてのコントロールユニットに供給します。ヘッドライトと各種の車載電子システム、ドライバーアシスタンスシステムが同時に使われるとき、この小さな電子機器内を150A超の電流が流れます。

報道対応窓口:
Florian Flaig
電話:+49 711 811-6282

自動車機器テクノロジーセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2012年の売上高は 31.1 億ユーロで総売上高の約59%を占めています。自動車機器テクノロジーの売上により、ボッシュ・グループはリーディング・サプライヤーのポジションを確立しています。
全世界において約177,000人の自動車機器テクノロジーセクターの従業員が、内燃機関用噴射技術、代替駆動コンセプト、効率的そしてネットワーク化されたパワーワトレイン周辺機器、アクティブ/パッシブセーフティシステム、運転支援/コンフォート機能、ユーザーに優しいインフォテインメント技術やCar-to-CarおよびCar2Xコミュニケーションとコンセプト、オートモーティブアフターマーケット向けのサービスや技術という7つの事業分野で働いています。
ボッシュ・グループは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な革新的自動車技術にも対応しています。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。2012年度の従業員数は約30万6,000人、売上高は525億ユーロを計上しています。また2013年初めからは、自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制に移行しました。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約360社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
ボッシュでは2012年に約48億ユーロもの金額を研究開発に投じ、さらに全世界では4,800件以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちは革新的で有益なソリューションを提供し、そのすべての製品とサービスを通して、人々を魅了し、人々の生活の質を向上させることを目的にしています。この方針に基づき、ボッシュは全世界において人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきます。それこそが「Invented for life」です。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
を参照してください。