自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

オートマチックエマージェンシーコールシステム
ボッシュeCallサービスを通じて救急隊員がより迅速に事故現場に到着
欧州全域において多言語で対応

  • ボッシュの監視センターが乗員と救急隊員に応対
  • 欧州19カ国でエマージェンシーコールの管理をすでに実施
  • 法的導入予定時期の3年前から利用可能

フランクフルト – 自動車事故が発生した場合、被害者にとっては1分1秒が重要です。ボッシュのeCallソリューションは、こうした大事故について迅速・確実に救急隊員に通報し、速やかに救出作業に移ることができるようにするサービスです。場合によっては、こうして短縮された時間が生死を分ける可能性もあります。2012年半ばから利用可能になったこのサービスを、ボッシュはメルセデス・ベンツの車両に提供することになりました。欧州委員会では、このサービスを通じて、欧州27カ国で毎年約2,500人の命を救えると期待しています。救急隊員が駆けつけるまでの時間は郊外では50%、都市部では40%短くなり、事故の影響について得られる情報も精度が増すと考えられるからです。そのため、欧州委員会は2015年までにeCallを義務化したいと考えています。

エマージェンシーコールシステムは、エアバッグを作動させるのと同じセンサーを通じて起動します。車両はeCallを介して、事故に関するデータ(場所、時刻、走行方向など)をボッシュ監視センターに送信します。さらに、最寄りの警察、消防やレスキュー隊も特定し、救急車との音声接続を行います。事故の影響により、eCall作動後も音声接続を確立できない場合には、ボッシュの従業員が救急隊員に直接通報します。このソリューションの利点は、複数の言語を使いこなすボッシュ・コミュニケーションセンターの従業員が状況に応じた言語を操り、事故に巻き込まれた人と現地当局双方との連絡を担う点にあります。そのため、例えばスペインで事故に巻き込まれたドイツ人ドライバーは、外国語を話すことなく、事故の内容や巻き込まれた人に関する詳細な重要事項を監視センターの従業員に伝えることができます。さらに、送信されたデータと伝えられた追加の詳細情報に基づいて、ボッシュはただちに現地の救急隊員に通知します。オートマチックエマージェンシーコールは、欧州19カ国ですでに利用できます。ボッシュeCallサービスは、2012年半ば、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、イギリス、オーストリア、ベルギー、オランダ、スイスで開始され、ノルウェー、フィンランド、リトアニア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャ、ポルトガル、ルクセンブルグ、マルタに続き、2013年初めまでにその他10カ国でも導入されました。現在、ボッシュは、eCallサービスをその他の国々にも拡張できるよう進めています。

広範囲にわたるボッシュのノウハウの成果

eCallソリューションの開発に携わったボッシュの主な事業部は、セキュリティ・システム事業部、シャシーシステム・コントロール事業部とカー・マルチメディア事業部です。このことは、新しい製品とサービスを設計するために、ボッシュがどれほど広範囲な分野と市場からのノウハウを活用しているかを物語っています。例えば、カー・マルチメディア事業部は自動車用ナビゲーション/インフォテインメントシステムについて最も豊富な経験をもち、さまざまな情報を提供しました。また、シャシーシステム・コントロール事業部は、広範囲におよぶ先進のドライバー・アシスタンス・システム(ABS、ESC、自動距離監視システム、緊急ブレーキング、暗闇の中で障害物を検知するナイトビジョンなど)を担当しています。
eCallのスムーズな運用を確保するために、ボッシュ セキュリティ・システムの一事業部門であるボッシュ・コミュニケーションセンターは、複数の拠点にまたがって設計された技術プラットフォームを開発しました。これにより、車両のセンサーシステムが事故を検知すると、すぐにVINなどの他のデータとともに、GPSによる車両の正確な位置が送信されるようになりました。また、車両からの情報が受信されると、音声チャンネルが確立されます。

エマージェンシーコール管理に関する長年のノウハウ

ボッシュ・コミュニケーションセンターのモビリティサービス・プロダクトマネージャーを務めるMatthias Turckはこう説明します。「私たちは現地の公的な社会基盤とは別に、すでにeCallサービスを提供しているだけでなく、さらに一歩先を進んでいます。ボッシュのeCallを通じて、より正確で効果的な救急活動を支援できるようになりました」。特別な訓練を受けた従業員は、プロフェッショナルかつ効果的な方法で関連情報すべてを現地の救急隊員に提供するという、仲介者として重要な役割を担っているだけでなく、心理的な面でも大きな役割を担っています。「私たちは、セキュリティサービス分野での25年以上におよぶ経験から、緊張が張り詰めた状況下で誰かと直接話ができることが、事故に巻き込まれた人々にとって大きな支えとなり、安心感をもたらすということをよく理解しています」(Turck)
ボッシュ・コミュニケーションセンターは同時に、意図せず作動したエマージェンシーコールのフィルタリングも行います。ボッシュは2004年というかなり以前から関連当局と密接に協力し、代行サービスの一環としてエマージェンシーコールに取り組んでいます。

報道対応窓口:
セキュリティ・システム事業部
ボッシュ・コミュニケーションセンター
Alexandra Albrecht
P.O. Box 19 02 43
60089 Frankfurt
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Tel:+49 69 7562 1781
Fax:+49 69 9540 291781
Email:alexandra.albrecht@de.bosch.com
www.boschcommunicationcenter.com

ボッシュのセキュリティ・システム事業部は、セキュリティ、安全、コミュニケーションのための製品、ソリューション、サービスを提供する世界のトップサプライヤーです。 1万2100名を超える従業員を擁し、2012年度は15億ユーロの売上高を計上しました。生命、建物、財産の保護を目標とし、製品ポートフォリオには、ビデオ監視、侵入検知、火災検知、 音声避難勧告の各システムに加え、入退室管理システムが含まれます。また、音声および音楽のコミュニケーションのための業務用音響および会議システム製品も幅広く取り揃えています。ボッシュ・セキュリティ・システムは世界中の自社工場で製品の開発および製造を行っています。
その他の情報については、www.boschsecurity.comをご覧ください。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。2012年度の従業員数は約30万6,000人、売上高は525億ユーロを計上しています。また2013年初めからは、自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制に移行しました。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約360社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
ボッシュでは2012年に約48億ユーロもの金額を研究開発に投じ、さらに全世界では4,800件以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちは革新的で有益なソリューションを提供し、そのすべての製品とサービスを通して、人々を魅了し、人々の生活の質を向上させることを目的にしています。この方針に基づき、ボッシュは全世界において人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきます。それこそが「Invented for life」です。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
を参照してください。