経営情報 Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

第1回「国際ドイツフォーラム」が開催
ボッシュ監査役会会長のフェーレンバッハ:競争が進歩を生み出す
競争こそが人々の生活の質の向上につながる最善のソリューション

  • 未来の課題が求める技術的レスポンス
  • 生活水準の低下が人々の最大の不安要素であることが調査で判明
  • ヨーロッパ経済の混迷を打開するために独創的な新しいソリューションが必要

ベルリン - ドイツ連邦政府が主催した初めての「国際ドイツフォーラム」で、ロバート・ボッシュGmbH監査役会会長のフランツ・フェーレンバッハは人々の生活の質の向上と進歩のために競争を促進する必要があると訴えました。「協力は重要です。しかし、最善のソリューションを見出すために、競争も常に必要なのです」。フェーレンバッハは、世界規模での進歩のカギを握るのは、人と人、チーム間、そして技術ソリューション相互の競争であると確信しています。「未来の課題を解決するためには、より良い技術的ソリューションが必要になるという私の考えに、いささかの揺らぎもありません」。そうした課題の例として彼が挙げたのは、人口構造変化、都市化、資源の枯渇化です。その主張を裏付けるものとして、フェーレンバッハはボッシュにおける革新プロセスを引用しました。「ボッシュでは、従業員のアイデア、ソリューション間で優劣を競わせるようにしています。そして最後に残るのは、実現の公算が最も高く、かつ最大の利益をもたらすソリューションになるというわけです」

ヨーロッパの現状を憂い、生活水準の低下を恐れる

「人々の関心事 - 私たちが取り組むべき課題」と題したディスカッションで、フェーレンバッハはアレンスバッハ研究所の世論調査の結果をもとに、「人々が最も懸念しているのは生活水準の低下であり、健康についての不安は2番目でしかない」事実を指摘した上で、今後5年ないし10年間で市民が享受できる生活水準がどの程度になるかをヨーロッパは真剣に自問する必要があると強調しました。「ボッシュ・グループにとっても、出口の見えないヨーロッパ経済の停滞は、決して無視できない問題です。この問題の根源は、一連のヨーロッパ諸国の債務危機と、南ヨーロッパ諸国の景気低迷にあります。さらに、ヨーロッパ産業界は効率面の優位と競争力を維持するために、生産性の向上が求められています」。フェーレンバッハはこのように述べ、さらにこう続けました。「それを実現するには、ヨーロッパのための新しい創造的ソリューションを考え出すだけでなく、経済学者のヨーゼフ・シュンペーター氏が唱えた創造的破壊を受け入れることも必要となるでしょう。技術と経済の進歩をもたらす革新とそのプラスの効果こそが、ヨーロッパの経済秩序の中心的な要素なのです」

国際ドイツフォーラムについて

国際ドイツフォーラムは、ドイツ連邦政府のメルケル首相の提唱で実現しました。その第1回会議は「人々の関心事 – 繁栄と進歩」というテーマで開かれ、首相の招請に応じて数多くの識者が参加しました。約80名の政財界、学術分野の代表や社会問題の専門家がベルリンに集まり、意見交換を行いました。ディスカッションでは、人々の生活の質」と「進歩」というキーワードの意味合いが、文化圏が違えばどう変わるかについて光が当てられました。最大の焦点となったのは、全世界に共通した未来の課題に対して、さまざまな答えが予想される中で、普遍性のある答えをどうすれば見出せるかということです。人々の生活の質の向上と社会の進歩を実現するために、政界、財界と社会は何をなしうるかが問われています。国際ドイツフォーラムのアイデアは、ドイツの将来に関するメルケル首相の対話がきっかけで生まれました。2011年初めから2012年半ばにかけて、メルケル首相は以下の質問を市民や各界のエキスパートに投げかけ、回答を待ちました。「これからの5年ないし10年間を、あなたはどのように生きたいですか?」

第1回国際ドイツフォーラムの模様は、ドイツ連邦政府のウェブサイト(ライブストリーム)で16:00 CESTまで放映されます。

広報担当窓口:
René Ziegler
Tel:+49 711 811-7639

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。2012年度の従業員数は約30万6,000人、売上高は525億ユーロを計上しています。また2013年初めからは、自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制に移行しました。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約360社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
ボッシュでは2012年に約48億ユーロもの金額を研究開発に投じ、さらに全世界では4,800件以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちは革新的で有益なソリューションを提供し、そのすべての製品とサービスを通して、人々を魅了し、人々の生活の質を向上させることを目的にしています。この方針に基づき、ボッシュは全世界において人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきます。それこそが「Invented for life」です。

ボッシュの起源は、1886年に創業者ロバート・ボッシュ(1861~1942)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。ロバート・ボッシュGmbHの株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大部分は株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」が保有しています。残りの株式と議決権は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
を参照してください。


このプレスリリースは2013年6月5日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>