自動車機器テクノロジー Robert Bosch GmbH のプレスリリース(日本語訳)

SMG 180/120:コンパクトサイズの電気モーター
最大出力80 kWのパワフルな電動パワートレイン、
市街地走行での高効率を実現

  • 32 kgのコンパクトな軽量モーター
  • 発進後すぐに200 Nmのトルクを発揮
  • アクスルスプリットハイブリッドで4輪駆動を実現

ボッシュのSMG 180/120は、電動パワートレイン用のコンパクトな電気モーターです。その重量はわずか32 kgで、ランドセルに収まるサイズとなっています。従来の内燃機関よりもかなりの軽量化・小型化が図られているにもかかわらず、SMG 180/120は非常にパワフルな出力を発揮します。ボッシュで電気自動車とハイブリッドシステムを担当するJoachim Fetzerはこう述べます。「SMG 180/120は、ボッシュが提供するeモビリティ向けのオールラウンドソリューションです。このモーターは最初の数メートルでパワフルに加速しますので、電気自動車だけでなく、ハイブリッド車にも組み込むことができます」。SMG 180/120はすでに量産モデルのスマート[fortwo」エレクトリックドライブやフィアット500eに採用されており、その用途の広さと威力はこれらの車両でも直接ご体験いただけます。とはいえ、ハイブリッド車でも永久磁石同期モーターが使用されています。その1例が、プジョー3008のディーゼルハイブリッドです。

ハイブリッド車の場合、SMG 180/120は内燃機関を支援して最大40 kWの出力を生み出し、純粋な電気自動車やプラグインハイブリッドでは最大出力が80 KWに達します。ただ、この数字はあくまでも、ドライバーがアクセルぺダルを踏み込んだときに感じる「ドライビングプレジャー(運転する喜び)」を伝える指標でしかないことに留意してください。この電気モーターは、走行中に内燃機関がよりいっそうパワフルに感じられるよう支援する重要な役割を担っており、SMG 180の場合、低いエンジン回転域ですでに最大200 Nmのトルクを発揮します。つまり、ドライバーがアクセルペダルを踏み込むやいなや、この出力に達するというわけです。また同時に、静かでリラックスしたドライビングが可能です。
この電気モーターは、出力がアップしているだけでなく、90%以上の高効率を誇り、これも大きなセールスポイントとなっています。このモーターが特に威力を発揮するのは、市街地を走行する場合です。基本的に、電気モーターが高効率で作動するほど、車が電気で走行できる距離もそれだけ長くなります。

4輪駆動を実現、オイルチェックも不要
SMG 180/120の2つめの大きなメリットは、ドライバーの快適性がかなり向上することです。電気モーターの用途としてよく利用されるように、SMG 180はスタート/ストップ機能や回生ブレーキにも利用できます。このモーターは一定のギア比で使えるため、ギアチェンジさえ不要になります。モーターのアウトプットスピードは最大1万2,800回転/分までフレキシブルに対応でき、幅広い用途全体をカバーすることができるほか、車両をバックさせるときでも、リバースギアは機械的に噛み合うことはせず、電流の方向の切り替えによって行われるようになります。

また、このモーターはメンテナンスフリーです。定期点検を行い、必要に応じて交換しなくてはならない通常の機械的な摩耗部品がなく、ドライバーはオイル レベルのチェックやエンジン冷却液の補充など、面倒な作業から解放されます 。

さらに、SMGはパワートレインにフレキシブルに組み込むことができるため、内燃機関の近くではなく、車両のリアアクスルに取り付けることもできます。これにより、例えばフロントアクスルを内燃機関で、リアアクスルを電気モーターで駆動させることも可能になり、顧客のハイブリッド車に4輪駆動を機能的に組み込めるようになりました。このタイプのアクスルスプリットハイブリッドの1例となるのが、PSAとボッシュがすでに量産に移行したプジョー3008 Hybrid4です。

動画

電気駆動装置
アクスルスプリットハイブリッド

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このプレスリリースは2013年8月29日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>