第41回 東京モーターショー 2009

第41回 東京モーターショー 2009

ボッシュ DI モトロニック
ガソリンエンジンの熱効率を高めクリーンな排気ガスを実現する直噴技術

  • ガソリン直噴システムに注目するカーメーカーが増加
  • ダウンサイジングコンセプトにより燃費とエミッションを低減
  • 将来のエミッション規制にみあった性能

現在のボッシュ・ガソリン直噴システムは、より低燃費でクリーンなガソリンエンジンのベースとなっています。混合気の改善により、DI モトロニックは、より燃費と CO2 排出を低減すると同時に、炭化水素(HC)と窒素酸化物(NOx)も低減します。その結果、DI モトロニックのエミッション低減のレベルは、世界で最も厳しい排ガス基準である米国の SULEV (極超低エミッション車)をクリアするところにまで達しています。特に、ダウンサイジングコンセプトと組み合わせた場合、DI モトロニックは将来の排ガス基準にも適合し、燃費をさらに低減させる性能を備えています。

燃費は約15%低減

全世界で販売されている車両のほぼ3分の2に、ポート噴射ガソリンエンジンが搭載されている現状でも、ガソリン直噴システムはその重要性を増してきています。すでに多くのカーメーカーが量産車にボッシュの DI モトロニック直噴システムを採用し、技術的な優位性を手にしています。ヨーロッパでは、フォルクスワーゲン・グループと、プジョー社と提携している BMW 社の MINI に採用されています。米国ではフォード社が「EcoBoost」プログラムの一環として DI モトロニックを6気筒エンジンに搭載しています。ガソリン直噴システムのシェアは2016年までに3倍に拡大し、世界で製造されるすべての車両の16%に達するとボッシュは予測しています。この技術は、特に西ヨーロッパ、北米、日本、韓国で普及しつつあります。その理由の1つは、ガソリン直噴システムとターボ過給を組み合わせることでエンジンの小型化が可能になることです。

ガソリンエンジンに関して自動車産業が現在最も重視しているのはダウンサイジングコンセプトです。このコンセプトでは、エンジン排気量を小さくすることで、またさらには気筒数も減らして、燃費と CO2 排出を低減します。また可変バルブタイミングシステムとターボチャージャーにより、エンジンの低回転数域でトルクを増大させます。したがってエンジンサイズが小さくなっても同等の出力を維持します。ダウンサイジングには、ボッシュの DI モトロニックのような直噴システムとターボ過給を組み合わせる必要があります。ダウンサイジングされたガソリンエンジンはポート噴射システムと比べて燃費と CO2 排出量が15%も低減されます。

ソレノイドバルブで均質な混合気を形成

DI モトロニックはリーンバーンエンジンに最適なだけでなく、予混合圧縮着火(HCCI)にも適しています。均質な混合気の形成には、DI モトロニックの HDEV5 電磁高圧インジェクが大きく貢献しており、それによって燃費を低減する燃焼がもたらされます。このインジェクタは用途に応じて最大で7つの噴孔と最大 20MPa の噴射圧を備えたスプレーパターンを実現可能です。DI モトロニックのコアエレメントにはコンパクトで軽量な HDP5 高圧ポンプも含まれています。燃料供給システムのすべてのコンポーネントはステンレススチール製であるため、世界中でタイプや品質がさまざまに異なる燃料に対応することができます。HDEV4 ピエゾ高圧インジェクタは、スプレーガイド方式のリーンバーン燃焼に適しています。最大 20MPa の噴射圧により、多段噴射も可能です。この革新的システムが最初に導入されたのは2006年で、メルセデス CLS 350 CGI に搭載されました。

広報担当窓口:
ボッシュ(株) コーポレートコミュニケーション室
セクション・マネージャー 長崎 雅男
TEL:03-5485-3393

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。
自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2008年度の従業員数は28万名以上、売上高は約451億ユーロ(約6兆8,740億円)*に達しています。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュ GmbH およびその子会社 300社超と、世界の約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは毎年、研究開発費として35億ユーロ以上を投資しており、全世界で3,000件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

ボッシュの起源は、1886 年に創業者ロバート・ボッシュ (1861~1942)が設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュ GmbH の株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大半は、株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」(議決権 93%)が保有しています。残りの株式と議決権はボッシュ家(持株比率 7%、議決権 7%)とロバート・ボッシュ GmbH (持株比率1%、議決権なし)が保有しています。
ロバート・ボッシュ GmbH の独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した、この企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。

* 2008年度ボッシュ年間平均レート:152.32578円=1ユーロ

さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・ワールドワイドのウェブサイトを参照してください。


このプレスリリースは2009年09月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>