第41回 東京モーターショー 2009

第41回 東京モーターショー 2009

天然ガス、エタノール、バイオディーゼル
ボッシュの代替燃料噴射システム
環境にやさしく省資源

  • CNG 車両の CO2 排出は約25%減
  • エタノール車を実現する確かな技術 FlexFuel
  • ボッシュのテクノロジーは未来の燃料に対応

ガソリンや軽油と同様に、代替燃料もその重要性を増しています。代替燃料には、圧縮天然ガス(CNG)、エタノール含有ガソリン、純エタノール(E100)、および植物から生成されたバイオディーゼルなどがあります。ボッシュは省資源で CO2 排出も格段に少ないこれらの燃料用に、さまざまなエンジンマネジメントシステムや噴射系コンポーネントを量産しています。

NG (天然ガス)モトロニック:
バイフューエルで作動する4ストロークエンジン

天然ガスの燃焼は、ガソリンの燃焼と比べて CO2 の発生量が約25%も少なくなっています。何年も前から天然ガス量産車が世界中で走行していますが、こういった車両には燃料を最大限に柔軟に選択できるよう通常バイフューエル・システムが搭載されています。このシステムでは、燃料が天然ガスでもガソリンでもエンジンが作動します。ボッシュの NG モトロニックはバイフューエル作動のためのコンプリートシステムで、バイフューエルモトロニック・コントロールユニット、NGI2 天然ガスインジェクタ、フューエルレール、タンク圧センサ、ガスセンサ、温度センサ、低圧センサから構成されています。天然ガスはアンチノック性が非常に高いため、天然ガスエンジンをさらに最適化することが可能です。ターボ過給と組み合わせてダウンサイジングを実現し、効率性と出力を高めることができます。ボッシュはこのような市場の動向に合わせて CNG 専用のインジェクタNGI2を設計して提供しています。

バイオ燃料専用設計の噴射系コンポーネント

現在のバイオ燃料に対応した燃焼エンジンは、資源を保護し CO2 排出量も減らすことができるものになっています。第2世代のバイオ燃料といわれるものは、CO2 を最大で90%削減(光合成吸収分を相殺)することが可能です。第2世代の燃料には、穀物を含めた植物類を利用して生成したエタノール、合成バイオディーゼルや天然ガスに代わるバイオガスなどがあり、ヨーロッパでは、こうしたバイオディーゼルが通常の軽油に混ぜて使用されています。この燃料は、適切な技術を搭載した新型車両で使用するだけでなく、既存の車両にも使用することができ、CO2 の排出量を低減できます。ボッシュはすでにバイオ燃料を考慮に入れた噴射系システムを設計しています。このシステムにより、既存の設備と技術で自動車の運転に再生可能な資源を取り入れることができるようになります。

FlexFuel システム:エタノール走行を実現する確かな技術

南米では、従来のガソリンを補完する燃料として植物性エタノールが重要な役割を果たしています。ボッシュはこの市場向けに FlexFuel システムを開発しました。これは、ガソリンとエタノールの混合率が純ガソリンから純エタノール(E100)まで変化しても、4ストロークエンジンを作動させることができるシステムです。そのエンジンコントロールユニットは、ポート噴射に開発されたモトロニックシステムをベースにしたもので、エタノール / ガソリン比の変化に合わせて噴射、点火、他のシステムパラメーターを自動的に制御します。この FlexFuel は市場に導入され、日常的に使われるようになって今年で6年目をむかえます。特にブラジルでは人気があり、2008年のこの国の新規登録車両台数のうち、約50万台にこの革新的システムが搭載されていたほどです。

エタノールは化学的な性質により、特に低温時に始動性とエンジン特性に悪影響を及ぼすので、ボッシュは Flex Start® システムを加えて FlexFuel の機能を拡張しました。必要に応じて、このシステムの加熱機能を持つレールが燃料を予熱し、外気温が低い状態でも始動性を確保して安定した走行が実現されます。このシステムでは、これまで始動のためだけに備えられていたガソリンの供給系が不要になります。

広報担当窓口:
ボッシュ(株) コーポレートコミュニケーション室
セクション・マネージャー 長崎 雅男
TEL:03-5485-3393

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。
自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2008年度の従業員数は28万名以上、売上高は約451億ユーロ(約6兆8,740億円)*に達しています。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュ GmbH およびその子会社 300社超と、世界の約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは毎年、研究開発費として35億ユーロ以上を投資しており、全世界で3,000件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

ボッシュの起源は、1886 年に創業者ロバート・ボッシュ (1861~1942)が設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュ GmbH の株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大半は、株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」(議決権 93%)が保有しています。残りの株式と議決権はボッシュ家(持株比率 7%、議決権 7%)とロバート・ボッシュ GmbH (持株比率1%、議決権なし)が保有しています。
ロバート・ボッシュ GmbH の独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した、この企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。

* 2008年度ボッシュ年間平均レート:152.32578円=1ユーロ

さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・ワールドワイドのウェブサイトを参照してください。


このプレスリリースは2009年09月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>