第41回 東京モーターショー 2009

第41回 東京モーターショー 2009

排出物削減に多大な効果
クリーンディーゼルを実現するボッシュの DENOXTRONIC

  • 窒素酸化物を最大85%低減
  • DENOXTRONIC はディーゼルエンジンの効率性を改善
  • Euro 6 と Tier 2 Bin 5 排出ガス規制適合に焦点

ディーゼルエンジンは、優れたエネルギーバランスにより、環境に優しく低燃費で、CO2 排出量も低いのが特徴です。ボッシュは、ディーゼルエンジンの効率をさらに向上させて排出物を低減するため、コモンレール噴射システムの開発を続けていますが、乗用車と小型トラックの窒素酸化物排出量を低減するために DENOXTRONIC 排気ガス後処理システムの開発にも力を入れています。これらの取り組みによって Euro 6 や米国の Tier 2 Bin 5 などの非常に厳しい排出ガス規制をクリアできるディーゼルエンジンを作り出す一方で、将来的にはこの排気ガス後処理システムによってディーゼルエンジンの効率をさらに高めようと考えています。

NOx 排出を低減

排出ガスの規制値がこれまで以上に厳しくなることから、出力の大きいディーゼル大型乗用車は、将来、SCR 触媒コンバーター(選択還元触媒)を装備して窒素酸化物(NOx)の排出量を減らす必要があります。規制値が Euro 5 から Euro 6 へ移行した場合、NOx 排出量は50%以上低減しなければなりません。この条件にみあうよう、ボッシュは DENOXTRONIC を乗用車の要件に適合させました。DENOXTRONIC は2004年から商用車に搭載されて成果を上げています。SCR 触媒コンバーターと組み合わせることで、この排気ガス後処理システムは排出ガス中のあらゆる種類の窒素酸化物を無害な水蒸気と窒素に変換するのですが、そのために、反応物質として AdBlue と名付けられた尿素水溶液を排気管内に噴射します。この調量システムはエンジン用コントロールユニットとネットワーク接続しており、作動温度やエンジンスピードなどのエンジンパラメーターに基づいて AdBlue の噴射量を厳密に決定します。これによって NOx の排出は約85%低減されます。調量モジュール、供給モジュール付き AdBlue タンク、コントロールユニットから構成されるこのシステムを、ボッシュはすでに複数のカーメーカーに提供しています。

将来はさらに効率を向上

未来のエンジンを設計するにあたり、DENOXTRONIC はディーゼルエンジンの効率をさらに高める可能性を持っています。エンジン効率が向上するにつれ、法律で規制されている窒素酸化物排気ガスは増加してしまいます。SCR 排気ガス後処理装置 DENOXTRONIC は、排出ガスに含まれる窒素酸化物の量を低減し、ディーゼルエンジンの効率性を向上させ、燃費も低減します。アプリケーションによっても異なりますが、Euro 6 に適合したエンジンでは燃料消費量を5~7%減らすことが可能です。

DENOXTRONIC を搭載したディーゼル車は、すでにヨーロッパと北米の市場に導入されています。このシステムを搭載したディーゼル車は、ヨーロッパで2014年に発効される Euro 6 排出基準をクリアしています。さらにアメリカでは、全米50州の排出規制基準をクリアしていることになるという米国の環境保護庁(EPA)と、カリフォルニア大気資源委員会(CARB)の排出規制の基準も満たしています。

広報担当窓口:
ボッシュ(株) コーポレートコミュニケーション室
セクション・マネージャー 長崎 雅男
TEL:03-5485-3393

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。
自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2008年度の従業員数は28万名以上、売上高は約451億ユーロ(約6兆8,740億円)*に達しています。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュ GmbH およびその子会社 300社超と、世界の約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは毎年、研究開発費として35億ユーロ以上を投資しており、全世界で3,000件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

ボッシュの起源は、1886 年に創業者ロバート・ボッシュ (1861~1942)が設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュ GmbH の株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大半は、株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」(議決権 93%)が保有しています。残りの株式と議決権はボッシュ家(持株比率 7%、議決権 7%)とロバート・ボッシュ GmbH (持株比率1%、議決権なし)が保有しています。
ロバート・ボッシュ GmbH の独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した、この企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。

* 2008年度ボッシュ年間平均レート:152.32578円=1ユーロ

さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・ワールドワイドのウェブサイトを参照してください。


このプレスリリースは2009年09月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>