第41回 東京モーターショー 2009

第41回 東京モーターショー 2009

ボッシュのトランスミッション制御とコンポーネント
あらゆるタイプのオートマチック・トランスミッションに
一層の利便性と低燃費を提供

  • 革新的コントロールユニット、油圧アクチュエーター、オートマチック・トランスミッション用モジュール
  • 最大 450 Nm のトルクが伝達可能な CVT (無段変速トランスミッション)用プッシュベルト

快適性の向上、燃費と CO2 排出量の削減に対する要求はますます高まり、排出ガス規制も厳しさを増しています。ボッシュはこうした状況に応えるべく、エレクトロニック・トランスミッション・コントロールの開発を進めています。システムサプライヤーであると同時に業界のリーダーでもあるボッシュは、オートマチック・トランスミッション(ステップ AT)、無段変速トランスミッション(CVT)、デュアルクラッチトランスミッション(DCT)、自動制御式マニュアルトランスミッション(AMT)などの制御用電子油圧式コンポーネントをはじめ、豊富な製品を取りそろえています。さらに、4 輪駆動車のトランスファーギアボックスとディファレンシャルロック用のコントロールユニットやアクチュエーターなども製造しています。米国と日本では、オートマチック・トランスミッションへの需要が依然として強く、ヨーロッパでは DCT 搭載車の割合が増加している中で、ボッシュは 25 年以上に渡ってトランスミッション制御機器を開発、供給してきました。

革新:第二世代のトランスミッションコントロールユニット

ボッシュの第2世代のトランスミッション・コントロール・ユニット(TCU)は、燃費と排出ガスの低減を目指した革新的なトランスミッションの設計に貢献しています。この TCU のおかげで、トランスミッション制御とエンジンマネジメントを連携させて、ドライブトレインを緻密に制御することが可能になりました。この方式は、ステップ AT、DCT、CVT に適しています。TCU には、32 ビットのマイクロコントローラーとモジュール式のソフトウェア・アーキテクチャが使用されています。TCU は、マイナス40℃ からプラス150℃ までの温度変化に耐えられるように設計され、トランスミッションの内部に設置することができます。トランスミッション電子油圧式制御モジュール(TEHCM)では、トランスミッション制御、プレッシャーレギュレーター、ソレノイドバルブ、センサがひとつのコンポーネントの中に組み込まれているので、取付けスペースや費用が少なくてすみます。プラグイン・コネクターやケーブルが大幅に省略されたことで重量が軽くなり、最大限の信頼性が確保されています。また、このモジュールは非常に耐久性に優れており、トランスミッション内に直接取り付けることができます。ボッシュの革新的なトランスミッション制御を代表する製品が、8 速ステップ AT 用モジュールです。これは特にギアシフトダイナミクスをさらに向上させて燃費を低減するよう設計されています。

CVT により燃費を最大 5% 低減

CVT は、小型車から SUV まで、ディーゼル、ガソリン、ハイブリッドにかかわらず、あらゆる種類の車に搭載することが可能です。この革新的なトランスミッションの伝達可能トルクと効率は常に改善され続けてきました。最新の CVT は、ダウンサイジングされた直噴式のガソリンエンジンやディーゼルエンジンと組み合わされることで、燃料消費量と CO2 排出量をさらに改善しています。CVT において最も核となるコンポーネントは、ボッシュが製造している金属製のプッシュベルトです。このベルトが結ぶ 2 組のプーリーの溝幅を調整することにより、エンジン回転数に応じて変速比を変化させます。この方式では、最大 450 Nm のエンジントルクを伝達することが可能です。同じ仕様のマニュアルトランスミッション車と比較した場合、NEDC(New European Driving Cycle 新欧州運転試験サイクル)による燃料消費量は最大 5% も少なくなります。この燃費低減の理由は、ほぼ常に最適な変速比が維持されることにあります。すなわち、エンジンを最も経済的な回転数で作動させ続けることができるのです。ドライバーにとって、この技術の恩恵は燃費の低減だけにとどまりません。CVT は最小の伝達損失で変速比を無段に変化させられるので、優れた快適性とダイナミックな加速をもたらします。現在、世界の自動車メーカーが、およそ 100 種類のモデルにこのトランスミッションを採用しており、そのうち 90 種類以上のモデルがボッシュの プッシュベルト を搭載しています。

広報担当窓口:
ボッシュ(株) コーポレートコミュニケーション室
セクション・マネージャー 長崎 雅男
TEL:03-5485-3393

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。
自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2008年度の従業員数は28万名以上、売上高は約451億ユーロ(約6兆8,740億円)*に達しています。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュ GmbH およびその子会社 300社超と、世界の約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは毎年、研究開発費として35億ユーロ以上を投資しており、全世界で3,000件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

ボッシュの起源は、1886 年に創業者ロバート・ボッシュ (1861~1942)が設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュ GmbH の株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大半は、株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」(議決権 93%)が保有しています。残りの株式と議決権はボッシュ家(持株比率 7%、議決権 7%)とロバート・ボッシュ GmbH (持株比率1%、議決権なし)が保有しています。
ロバート・ボッシュ GmbH の独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した、この企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。

* 2008年度ボッシュ年間平均レート:152.32578円=1ユーロ

さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・ワールドワイドのウェブサイトを参照してください。


このプレスリリースは2009年09月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>