第41回 東京モーターショー 2009

第41回 東京モーターショー 2009

より安全で、快適、かつ俊敏に
ボッシュのセーフティ&ドライバーアシスタンスシステム

  • 衝突予知緊急ブレーキシステムを2010年から量産開始
  • レーダーとビデオシステムで複雑な交通状況を記録
  • ストップ&ゴー機能の性能向上で交通渋滞時のドライバー負担を軽減
  • 俊敏性と車両ダイナミクスを向上させるための機能

将来に向けたセーフティ&ドライバーアシスタンス機能をさらに発展させるため、ボッシュはアクティブ・セーフティ・システムとパッシブ・セーフティ・システムのネットワーク化のみならず、ステアリングとシャシーシステムとの相互作用ということにも注目しています。危険な状況下では、これらの機能がドライバーに情報を送ると同時に、最大限にドライバーを支援します。日々の運転において、これらの機能が快適性と車両ダイナミクスを向上させます。相乗効果を最大限に引き出した製品を提供するため、ボッシュはビークル・モーション&セーフティ分野に社内の事業をまとめました。「セーフティ・システムのネットワーク化により、私たちは車両の衝突予知安全性能をさらに改善します」シャシー・システム・コントロール事業部長ヴェルナー・シュトルト(Dr. Werner Struth)はこのように述べました。「それと同時に、さらなる技術開発とコスト削減を図ることにより、私たちはすべての車両クラスにセーフティ・システムが装備されるよう支援していきます。革新的なボッシュの技術で、事故を起こさないドライビングの実現に向け、私たちはさらに一歩ずつ前進していきます」。

衝突予知緊急ブレーキシステムで追突事故が減少

衝突予知緊急ブレーキシステムは、車両の周囲を監視するセンサとアクティブ・セーフティ・システムとのネットワーク化の一例です。ドイツの詳細な事故調査データベース(GIDAS)によると、追突事故の前にブレーキを踏んでいないか、踏んではいてもフルブレーキになっていないドライバーは3分の1に達しています。ボッシュの衝突予知緊急ブレーキシステムは、ドライバーを段階的に支援します。最初の段階では、車両前方の状況を認識するためにレーダーセンサの信号を使用し、車両が前走車に接近する速度が速すぎる場合は、システムがドライバーに音による警告を出すと同時に、エレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)のシステムが軽くブレーキをかけて車体を揺らします。この初期警告にドライバーが気づかず、状況が悪化した場合は、ESC システムが自動的にブレーキをかけて、最大でフルブレーキの半分の減速度で車両を減速させます。ドライバーが反応した場合、追突する前に車両が停止できるようにシステムはさらに車両を減速させます。事故を回避できないとシステムが判断した場合は、事故被害を軽減できるように最大限の減速を行います。最高レベルの自動フルブレーキにおいては、ビデオセンサがシステムをサポートします。このようなボッシュのシステムは、2010年に初めて量産車に投入されます。

ボッシュの事故分析によれば、死傷者を伴う追突事故の4分の3は衝突予知緊急ブレーキシステムで回避することができると推測されます。追突が避けられなかった場合でも、衝突予知緊急ブレーキシステムが衝突速度を4分の1から2分の1以上減速し、衝突力を最大で4分の3低減します。商用車は大きな追突事故を引き起こす傾向があるため、EU は2015年11月からすべての商用車に衝突予知緊急ブレーキシステムの搭載を義務づける規定を2009年に導入しました。

衝突が起きると、シートベルト、ベルトテンショナー、エアバッグのような複数のセーフティ・システムが作動し、ドライバーが重傷を負うのを防ぎます。将来は、ボッシュの2次衝突緩和システム(SCM)が2次衝突の重篤度と被害を軽減します。昨今のドイツの事故統計によると、すべての人身事故の29%が1次衝突後に起こった別の衝突によって生じています。SCM は最初の衝突の後、ESC を作動させて可能な限り迅速に車両を減速させるので、その結果、2次衝突の危険が格段に低減されるのです。

ビデオシステムが昼も夜もドライバーを支援

ビデオカメラからは、レーンキープサポートに必要なすべての基本データが提供されます。ボッシュは、ドライバーが不注意にも走行中の車線から逸脱した場合に警告するシステムを開発しました。このシステムは、電動パワーステアリングと組み合わせることで、必要に応じて自動的にハンドル操作をサポートします。視界が暗くコンディションが悪い状態では、最新のナイトビジョンシステムが画像を表示し、ドライバーが状況を判断して危険性をより簡単に認知できるよう、サポートします。ボッシュの新ナイトビジョン・アシスタントプラスは、画像を表示するだけでなく画像を認識して人物を検知し、ディスプレイ上に強調して表示します。

ドライバーアシスタンスシステムが車両ダイナミクスと快適性を改善

安全性の向上と並んで、ネットワーク化されたアシスタンスシステムは車両ダイナミクスと走行快適性も改善します。例えば、ダイナミック・ホイールトルク・コントロール・バイ・ブレーキ(Dynamic Wheel Torque Control by Brake)は、コーナー内輪にブレーキをかけながらエンジントルクを増大させることでコーナリング時の車両ダイナミクスを改善します。その結果、コーナー外輪に伝達されるトルクが増大してコーナーをより高速で走り抜けることができます。レーダーシステムとビデオシステム間の相互作用により、ボッシュはアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)も改善しています。この ACC は追い越し時に素早い加速ができ、また、他の車が急に進路を変更して割り込んできても、ドライバーは的確に対応することが可能になります。

広報担当窓口:
ボッシュ(株) コーポレートコミュニケーション室
セクション・マネージャー 長崎 雅男
TEL:03-5485-3393

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。
自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2008年度の従業員数は28万名以上、売上高は約451億ユーロ(約6兆8,740億円)*に達しています。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュ GmbH およびその子会社 300社超と、世界の約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは毎年、研究開発費として35億ユーロ以上を投資しており、全世界で3,000件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

ボッシュの起源は、1886 年に創業者ロバート・ボッシュ (1861~1942)が設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュ GmbH の株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大半は、株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」(議決権 93%)が保有しています。残りの株式と議決権はボッシュ家(持株比率 7%、議決権 7%)とロバート・ボッシュ GmbH (持株比率1%、議決権なし)が保有しています。
ロバート・ボッシュ GmbH の独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した、この企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。

* 2008年度ボッシュ年間平均レート:152.32578円=1ユーロ

さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・ワールドワイドのウェブサイトを参照してください。


このプレスリリースは2009年09月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>