第41回 東京モーターショー 2009

第41回 東京モーターショー 2009

第3世代の長距離レーダー
ボッシュのレーダーセンサが、より小型で高性能に
ポルシェ パナメーラに初搭載

  • シリコン・ゲルマニウム技術を採用した初のレーダーセンサ
  • 製造コストが低いため、将来は中型、小型クラスに搭載が可能
  • ACC と衝突予知緊急ブレーキシステム用の理想的なプラット・フォーム

ボッシュは、第3世代の長距離レーダーセンサ、LRR3 の生産を開始します。第2世代の長距離レーダーセンサ LRR2 と比較すると LRR3 の性能はさらに優れたものになっており、対象検知範囲は LRR2 の2~200メートルを大きく超えて0.5~250メートルにまで達しています。アプリケーションに応じて視野角は最大で30度で、これは LRR2 の2倍です。LRR3 は、ポルシェのパナメーラに初めて搭載され、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)システム用センサとして使用されます。

レーダーセンサ技術の改良に加え、ボッシュのエンジニアはその製造コストを大幅に低減することにも成功しました。例えば、ボッシュはメーカーとして初めてシリコン・ゲルマニウム技術をレーダーセンサの高周波モジュールに使用しました。その結果、将来は LRR3 を中型や小型クラスの車両にも搭載することが可能になります。さらに、可動部品を使用せずに検知範囲の拡大を実現しているため、ロバスト性も高まっています。将来、LRR3 は衝突予知セーフティシステムの中核となるコンポーネントになります。ACC システムへの使用だけでなく、エレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)との連携により、衝突警告や自動緊急ブレーキの作動にも使用されていきます。ボッシュの事故分析によると、死傷者を伴う追突事故の4分の3はこのようなシステムで回避することができると推測されます。

ポルシェ パナメーラ のACC-ダイナミックでしかも快適

パナメーラのドライバーが ACC のスイッチを入れると、車両は車速を維持するか、または前走車がいる場合は設定した車間距離を保ちます。ACC システムは最大速度210km/hまで作動可能であり、ESC の支援によって車両が完全に停止するまで滑らかにブレーキをかけていきます。渋滞が解消されて車両が動き始めると、ドライバーの簡単な確認操作だけで再び ACC が作動します。前走車のいないレーンにドライバーが車線変更した後で、パナメーラのスポーティな特性に合わせて、すぐにシステムが車両をダイナミックに加速します。また、ACC コントロールレバーを操作すると、より迅速に希望車速に達することができます。ドライバーは「スポーツモード」を選択することもできます。このモードでは迅速にシフトダウンされ、前走車の車速にすばやく合わせることができます。「ACC はこの新しいセンサによってさらにダイナミックに反応します」と、シャシー・システム・コントロール事業部長ヴェルナー・シュトルト(Dr. Werner Struth)はこのように述べました。「このシステムは、新型ポルシェのダイナミックな特性に、まさにぴったりと言えます」。

ACC システムがスタンバイ中でも、レーダーセンサは前方の交通状況を監視し、プリセットされた前走車との車間距離が保てない場合にはいつでも、その状態をドライバーに知らせます。車両が前走車に接近しすぎて危険な状態になると、来るべきフルブレーキに備えてブレーキシステムが自動的に準備します。ブレーキ回路にブレーキ液が満たされ、それによってブレーキパッドがブレーキディスクに近づき、ハイドロリックブレーキアシストの作動閾値が下げられます。これによってドライバーがブレーキを踏みこんだ時に即座にフルブレーキをかけるこができ、制動距離が大幅に短縮されます。

ACC や ESC のほかにも、ボッシュはスターター、スパークプラグ、センサ全般を、この快適で高性能なグランツーリズモ・スポーツカー、ポルシェ パナメーラに供給しています。

広報担当窓口:
ボッシュ(株) コーポレートコミュニケーション室
セクション・マネージャー 長崎 雅男
TEL:03-5485-3393

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。
自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2008年度の従業員数は28万名以上、売上高は約451億ユーロ(約6兆8,740億円)*に達しています。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュ GmbH およびその子会社 300社超と、世界の約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは毎年、研究開発費として35億ユーロ以上を投資しており、全世界で3,000件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

ボッシュの起源は、1886 年に創業者ロバート・ボッシュ (1861~1942)が設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュ GmbH の株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大半は、株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」(議決権 93%)が保有しています。残りの株式と議決権はボッシュ家(持株比率 7%、議決権 7%)とロバート・ボッシュ GmbH (持株比率1%、議決権なし)が保有しています。
ロバート・ボッシュ GmbH の独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した、この企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。

* 2008年度ボッシュ年間平均レート:152.32578円=1ユーロ

さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・ワールドワイドのウェブサイトを参照してください。


このプレスリリースは2009年09月に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>