第41回 東京モーターショー 2009

第41回 東京モーターショー 2009

ボッシュのイナーシャセンサ内蔵型 ESP® が
スズキの新型車キザシに採用

  • イナーシャセンサを内蔵した ESP®、日本で初めてスズキの新型車キザシに搭載
  • ヨーレートセンサと横加速度センサを ESP® コントロールユニットに内蔵し、取り付けスペースを縮小
  • 追加機能「ヒルホールド・コントロール」と「ダイナミック・ステアリング・トルク・コントロール」で快適性と安全性を向上

イナーシャセンサを内蔵した ESP® が、日本で初めてスズキの新型車キザシに搭載されます。2008年に、ボッシュはヨーレートセンサと横加速度センサをコントロールユニット内に内蔵した世界初の ESP® の生産を開始しました。これはセンサを独立して取り付ける場合と比べて取付けスペースが小さくて済み、組立工程も簡略化できるため、幅広い車両にこの安全装備を採用することができます。

スズキのキザシ向けのイナーシャセンサ内蔵 ESP® の適合開発は、ドイツ国外では最大のボッシュ・シャシー・システムエンジニアリング拠点である日本で行われました。日本のボッシュ・シャシー・システム・コントロール事業部長、ヴォルフガング・ヒラー(Dr. Wolfgang Hiller)は、「私たちは栃木工場で ESP® を生産することで、お客様に日本で開発と生産の両方を行うメリットをご提供します」と述べています。

センサが ESP® コントロールユニットに内蔵されて、またエンジンコンパートメント内の高温条件下でも搭載できることから、今まで取り付けることのできなかった位置への取り付けも可能になりました。振動を低減し、バランスを最適化した3点式取付けブラケットでハイドロリックユニットを取り付けていることで、車両の振動加速度が高い場合でもセンサ信号が歪むことがありません。ボッシュは2つの加速度センサをセンサエレメント内に統合しました。これらのセンサは互いに直角に位置して正確な測定を行います。その結果、ハイドロモジュレーターをその垂直軸周りに自由に取り付けることができるため、取り付け位置の柔軟性が増しています。

スズキのキザシは、車両の前後加速度に関するセンサ情報を使用して、追加の機能、例えば「ヒルホールド・コントロール」を提供しています。この ESP® 機能は、ドライバーがブレーキペダルから足を離した後の約2秒間、ブレーキをかけて車両をホールドすることにより、急な坂道での発進を支援します。これにより、ドライバーはハンドブレーキを使うことなく、ブレーキペダルからアクセルペダルへ踏み変えるための十分な時間を確保することができ、車両を快適に、後退することなく走り出させることができます。さらに、キザシはボッシュの「ダイナミック・ステアリング・トルク・コントロール(DST)」機能も備えています。これは、ESP® と車両のステアリングシステムをネットワーク化し、ドライバーが直感的に最適なステアリングアングルを見つけられるよう支援する機能です。DST は特に危険な運転、例えば左右輪の路面摩擦係数が大きく異なる路面でブレーキ制動するというような状況(μスプリットブレーキング)において、ドライバーに対しステアリングへのアシストトルクによって適切な操舵を促すことにより危険を回避できるように支援します。

ボッシュは ESC* を開発し、1995年に世界で初めて量産を開始しました。システムが横滑りの危険を検知するとすぐに適切な車輪にブレーキをかけ、必要な場合にはエンジン出力を落として車両を安定させ、走行路内に車両を安全に保ちます。安全の専門家たちは ESC がシートベルト以後の命を救うための最も重要な技術であると宣言しています。国際的な多くの研究で ESC の効果が認められたことで、いくつもの国で法的な義務化が促進されています。アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパでは、それぞれ2011年9月、2013年11月、2014年11月以降、すべての新しい乗用車に ESC の装備を義務付けています。

* ESC は横滑り防止装置の一般的な名称で、ボッシュの製品名は ESP® です。

広報担当窓口:
ボッシュ(株) コーポレートコミュニケーション室
セクション・マネージャー 長崎 雅男
TEL:03-5485-3393

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。
自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2008年度の従業員数は28万名以上、売上高は約451億ユーロ(約6兆8,740億円)*に達しています。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュ GmbH およびその子会社 300社超と、世界の約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは毎年、研究開発費として35億ユーロ以上を投資しており、全世界で3,000件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

ボッシュの起源は、1886 年に創業者ロバート・ボッシュ (1861~1942)が設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュ GmbH の株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大半は、株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」(議決権 93%)が保有しています。残りの株式と議決権はボッシュ家(持株比率 7%、議決権 7%)とロバート・ボッシュ GmbH (持株比率1%、議決権なし)が保有しています。
ロバート・ボッシュ GmbH の独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した、この企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。

* 2008年度ボッシュ年間平均レート:152.32578円=1ユーロ

さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・ワールドワイドのウェブサイトを参照してください。