第42回 東京モーターショー 2011

天然ガスとエタノール
ボッシュの代替燃料噴射システム
環境にやさしく、資源を保護

  • 天然ガス:ガソリンと比べてCO2の排出量は約25%減
  • エタノール:あらゆる混合比率で実証されたFlexFuel技術

ボッシュは代替燃料用エンジンのためにテーラーメイドのエンジンマネージメントシステムと噴射コンポーネントを提供し、天然ガスや、エタノールとガソリンの混合燃料を使用したガソリンエンジンに採用されています。こうした代替燃料を使えば、CO2排出量を大幅に抑えられるだけでなく、石油資源の保護にもつながります。

バイフューエルシステム:天然ガスをガソリンエンジンに

天然ガス(CNG = Compressed Natural Gas)が燃焼時に発生する二酸化炭素(CO2)の量は、ガソリンの燃焼と比べて約25%も少なくなっています。さらに、CNGの排ガスは匂いもなく、粒子状排気物質を含んでいないほか、添加剤も不要で、製造時に複雑な精製処理を行う必要もありません。また、天然ガスの主成分であるメタンはバイオマスや再生可能なリソースで発電された電力(風力発電や太陽光発電設備など)で環境に負荷をかけずに製造することができます。天然ガスのスタンド網が拡大を続け、ドイツ国内では1,000箇所近いスタンドが天然ガスを販売しているとはいえ、現在走行している天然ガス車両の大部分が天然ガスでもガソリンでも走行できるバイフューエルシステムを搭載していますので、そのためにボッシュはNGモトロニックを備えた噴射システムをアセンブリで供給しています。このシステムは、エンジンマネージメント、天然ガスインジェクター(NGI2)、燃料レール、ガスセンサー、タンク圧センサー、低圧センサーと温度センサーで構成されています。天然ガスはアンチノック性が非常に高いため、天然ガスエンジンをさらに最適化することができます。また、ターボチャージャーと組み合わせてダウンサイジングコンセプトを実現し、天然ガス駆動エンジンの効率性と出力をさらに高めることも可能です。

FlexFuelシステム:マニホールド噴射方式/直噴方式向けのエタノールモード

南米では、従来のガソリンを補完する燃料として植物性エタノールが重要な役割を果たしています。再生可能な原料から作られているこの燃料はCO2排出量を抑え、カーボンフットプリントを著しく改善します。米国ではガソリンに85%のエタノールを混合して走行できるFlexFuelシステムを搭載した新車の登録が増加しているため、ボッシュはFlexFuelシステムを開発しました。これは、ガソリンとエタノールの混合率が純ガソリンから純エタノール(E100)まで変化してもエンジンを作動させることができるシステムで、そのエンジンコントロールユニットはエタノール/ガソリン比と運転条件の変化に合わせて噴射、点火、その他のシステムパラメータを自動的に制御します。なお、このFlexFuelシステムはマニホールド噴射方式のガソリンエンジン、直噴ガソリンエンジンのどちらにも対応しています。エタノールはその化学的性質によって特に低温時に始動性とエンジン特性に悪影響を及ぼすため、ボッシュはFlex Startシステムを加えてFlexFuelの機能を拡張しました。低温時でも問題なく始動して安定した走行を実現できるよう、このシステムでは電気による加熱機能をもつ燃料ディストリビューションパイプで必要に応じて燃料を予熱できるようになっており、これまで始動のためだけに備えられていたガソリンの供給系が不要となりました。

バイオ燃料で作動するディーゼルエンジン

ディーゼルエンジンもバイオ燃料を使用することができ、元々優れたカーボンフットプリントをさらに向上させることが可能です。現在すでにガソリンスタンドで販売されているものとして、含有率7%のバイオディーゼル燃料がありますが、水素化植物油や第二世代のバイオディーゼル燃料を混合することができます。これで従来のバイオディーゼル燃料よりも実質的に混合比率をさらに上げられますが、そのために噴射装置に何らかの追加措置を講じる必要はありません。

広報担当窓口:
Michael P. Mack
Tel: +49 711 811-6282

ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance

自動車機器テクノロジーセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2010年の売上高は 281 億ユーロで総売上高の約59%を占めています。自動車機器テクノロジーにより、ボッシュ・グループはリーディング・サプライヤーのひとつになっています。全世界の約167,000人の自動車機器テクノロジーセクターの従業員が、内燃機関用噴射技術、パワーワトレイン周辺機器、 代替駆動コンセプト、アクティブ/パッシブセーフティシステム、ドライバーアシスタンス/コンフォート機能、車載情報通信システム、オートモーティブアフターマーケット向けのサービスや技術という7つの事業分野で働いています。ボッシュ・グループは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な自動車技術の革新にも対応しています。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2010年度の売上高は約473億ユーロ、従業員数は28万人以上です。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHおよびその 子会社 300社超と、世界の60カ国以上にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約 150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは2010年、研究 開発費として約40億ユーロを投資し、全世界で3,800件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。
ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)および
www.125.bosch.com ボッシュ創業125周年記念サイト
を参照してください。


このプレスリリースは2011年9月13日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>