第42回 東京モーターショー 2011

燃費とCO2の排出量を一段と低減
ボッシュの改良型スタート/ストップ・システムが燃費を改善

  • 改良型スタート/ストップ・システムが停車前にエンジンを停止
  • スタート/ストップによる慣性走行で最大10%の燃費を低減
  • シンクロナイズド・リスタート機能でシステムの反応時間が短縮

エンジンが停止している間は燃料を必要としません。スタート/ストップ・システムはこの原則に基づき、赤信号や交通渋滞の際にエンジンを停止させています。燃費とCO2排出量をよりいっそう抑えるために、ボッシュの開発チームはエンジンのこうした停止時間を徐々に長く、つまり惰性で減速しながら停車するまで、また走行時にドライバーがアクセルペダルを踏んでいない間もエンジンを停止させようと努めています。ボッシュのスターターモーター&ジェネレーター事業部Ulrich Kirschner部長はこう述べます。「走行プロファイルによって異なりますが、改良されたスタート/ストップ・システムによって最大で10%燃費が改善します」。ボッシュのスタート/ストップ・システムは2007年に第1世代の量産を開始して以来、すでに350万個を出荷しています。

第1世代のスタート/ストップ・システムではエンジンが停車後に停止していましたが、改良版スタート/ストップ・システムではエンジンの停止時間がより長くなっています。ドライバーが赤信号の手前でブレーキを踏むとエンジンは減速中に停止し、ドライバーが発進するためにアクセルペダルを踏むと、エンジンは瞬時に再始動します。この際に活躍するのが、回転数が下がっているエンジンにスターターのピニオンギアをソフトにかみ合わせるシンクロナイズド・リスタート機能です。新システムでは、ピニオンギアの回転速度をクランクシャフトの回転速度に合わせてから、リングギアにかみ合わせます。ピニオンギアの押し出しと始動を独立して行うため特別に設計されたスターターと、エンジン制御ソフトを除き、新たなコンポーネントは必要ありません。また、従来のスタート/ストップ・システムは欧州排出ガス測定法で規定された走行試験モード「新欧州走行試験サイクル(New European Driving Cycle、NEDC)」で燃費を5%低減しましたが、新しいシステムでは最大7%低減することができます。

走行中も燃料消費ゼロに

シンクロナイズド・リスタートは慣性走行におけるシステム反応時間の短縮にも貢献します。エンジンを切り離して停止したまま自動車の惰力を利用すると、燃料を消費せず、排ガスも出さずに走行することができ、エンジンはドライバーがアクセルペダルを踏んだ瞬間に再始動します。このシステムは市街地や一般道路、高速道路などを走行する時の一般的な速度で作動し、実際の運転条件下では最大10%の燃費低減を実現することができます。また、慣性走行が長距離にわたった場合にも、パワーステアリングやブレーキなどの安全関連機能は車載ネットワークの冗長設計によって確保されています。

改良型スタート/ストップ・システムはMT車、AT車のどちらにも搭載することができるほか、従来より高い負荷がかかるスターターは自動車の耐用年数に適合されています。Kirschner部長はこう述べます。「最適化されたスタート/ストップ・システムはCO2排出量のよりいっそうの低減に貢献します。シンブルな技術構造とそこから来る価格メリット、直感的に理解しやすい機能は、このシステムがあらゆるカテゴリーの車両と市場に広く普及するための大きな追い風となります」。

広報担当窓口:
Stephan Kraus
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ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance

自動車機器テクノロジーセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2010年の売上高は 281 億ユーロで総売上高の約59%を占めています。自動車機器テクノロジーにより、ボッシュ・グループはリーディング・サプライヤーのひとつになっています。全世界の約167,000人の自動車機器テクノロジーセクターの従業員が、内燃機関用噴射技術、パワーワトレイン周辺機器、 代替駆動コンセプト、アクティブ/パッシブセーフティシステム、ドライバーアシスタンス/コンフォート機能、車載情報通信システム、オートモーティブアフターマーケット向けのサービスや技術という7つの事業分野で働いています。ボッシュ・グループは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な自動車技術の革新にも対応しています。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2010年度の売上高は約473億ユーロ、従業員数は28万人以上です。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHおよびその 子会社 300社超と、世界の60カ国以上にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約 150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは2010年、研究 開発費として約40億ユーロを投資し、全世界で3,800件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。
ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)および
www.125.bosch.com ボッシュ創業125周年記念サイト
を参照してください。


このプレスリリースは2011年9月13日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>