第42回 東京モーターショー 2011

EU規定が2011年11月に発効:
すべての新型モデルにESCの装備が義務化
横滑り防止装置が標準装備に

  • 2013年には全世界でESCが2台に1台の新車に搭載
  • セーフティ・システムがさらに小型で高性能、低コストに

EUでは、2011年11月1日から乗用車と軽商用車のすべてのニューモデルに横滑り防止装置ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)の搭載が義務化されます。EU規定に従い、この日以降に型式認定されるすべての車両に適用されます。また、2014年10月31日からはEUのすべての新車にESCの装備が義務付けられることになっています。

ESCの義務化は、道路交通安全の向上を目指す欧州委員会の包括的な戦略の一環です。「すべての横滑り事故の最大80%を防止できるESCは、シートベルトに次いで重要な車両安全システムだと言えます」と、ボッシュ・シャシーシステム・コントロール事業部長のヴェルナー・シュトルト(Dr. Werner Struth)は述べます。ボッシュは、ESCを開発し、1995年には世界で初めて量産を開始した企業です。2010年に世界で生産された乗用車および小型商用車(6トン以下)の41%にこのシステムが装備されたほか、ヨーロッパで生産された乗用車と商用車の約63%にESCが装備されました。

2013年に全世界で2台に1台の新車にESCが搭載

ボッシュは1995年からESCの普及に重要な役割を果たし、全世界に5,000万台のシステムを送り出しています。そして、2013年には全世界で新車2台に1台の割合でESCが装備されると見込まれています。

ボッシュが国連の交通安全キャンペーンを支援

ESCの世界的な活躍は、国連が2011年から2020年までを「交通安全のための行動の10年」としたキャンペーンの目標を下支えするものとなっています。その目標とは、2020年までの交通事故死亡者数予測を半減させることです。最近の調査によると、世界で毎年約130万人が交通事故で死亡しています。
ESCのような画期的な技術を世界的な安全基準にするために、ボッシュは開発の手を休めることはありません。ボッシュが目指すのは、システムの性能を向上させ、より小型で低コストにすることです。それによって市場でシステムの普及が進み、あらゆる人に安全を提供できるようになるからです。また、ヨーロッパですべてのニューモデルにESCが標準装備されることは、ドライバー・アシスタンス・システムの利用増加にもつながっていきます。ドライバー・アシスタンス・システムは、ESCとレーダーやカメラなどの車両周囲を監視するセンサーとのインテリジェントなネットワークをベースにしたシステムです。

技術的な詳細

ESCはインテリジェントなセンサーを使用して、ドライバーのステアリング入力が車両の実際の進行方向と一致しているかどうかを1秒間に25回確認します。それらが一致せず、車両が不安定になる兆候を検知すると、ESCがエンジントルクに介入して車両を安定させます。それでも不十分な場合には、さらに個々の車輪にブレーキを利かせます。なお、ESCにはABS(アンチロック・ブレーキ・システム)とTCS(トラクション・コントロール・システム)の機能が統合されています。

広報担当窓口:
Stephan Kraus
Tel: +49 711 811-6286

ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance

自動車機器テクノロジーセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2010年の売上高は 281 億ユーロで総売上高の約59%を占めています。自動車機器テクノロジーにより、ボッシュ・グループはリーディング・サプライヤーのひとつになっています。全世界の約167,000人の自動車機器テクノロジーセクターの従業員が、内燃機関用噴射技術、パワーワトレイン周辺機器、 代替駆動コンセプト、アクティブ/パッシブセーフティシステム、ドライバーアシスタンス/コンフォート機能、車載情報通信システム、オートモーティブアフターマーケット向けのサービスや技術という7つの事業分野で働いています。ボッシュ・グループは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な自動車技術の革新にも対応しています。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2010年度の売上高は約473億ユーロ、従業員数は28万人以上です。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHおよびその 子会社 300社超と、世界の60カ国以上にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約 150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは2010年、研究 開発費として約40億ユーロを投資し、全世界で3,800件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。
ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)および
www.125.bosch.com ボッシュ創業125周年記念サイト
を参照してください。


このプレスリリースは2011年10月31日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>