第42回 東京モーターショー 2011

ESCの装備が日本で増加
2010年、人命を救う技術が4台に1台以上の新車に装備

  • 2010年の日本におけるESC装備率は前年比3%増の26%
  • 軽自動車のほとんどが今もなおESC未装備
  • ESC装備義務の法制化により、世界のESC装備率は5%増で41%に
  • 日本のESC義務化は2012年10月より新型モデルとなる乗用車から適用

東京発:2010年、日本国内において新車登録された乗用車の横滑り防止ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)の装備率は26%で、2009年の23%から3%増加しました。これはボッシュが実施した最新の市場調査の結果です。ESCは車両の横滑りを防止し、オーバーステアやアンダーステア状態を修正するインテリジェントな車両安全システムです。複数の独立機関の調査が、重大あるいは命にかかわる車両単独事故を最大で50%削減することにESCが役立つと結論付けています。ボッシュは1995年に最初のESCの量産を開始し、これまでに5,000万台以上を製造しています。

2010年、ほぼすべての車両タイプでESCの装備率が上昇しました。ラグジュアリータイプの90%以上がESCを装備し、また、アッパータイプは前年の76%から91%に増加しました。ミディアムタイプを含めたこれら3つの車両タイプに、日本では非常に多くESCが装備されています。

一方、ミニバン、コンパクト、スモールタイプのESC装備率はほんのわずかの上昇にとどまり、さらに新車登録車のおよそ3分の1を占める軽自動車のESC装備は1%未満と停滞しています。

2010年に世界で生産された乗用車および小型商用車(6トン以下)へのESC装備率は、前年比5%増の41%でした。ヨーロッパでは、2011年11月以降、すべての新しいモデルにESCの装備を義務付ける規制により、2010年のESC装備率が63%まで上昇しました。2011年9月以降、4.5トン以下のすべての新車にESCが義務化されたアメリカの装備率は、90%へと著しい成長が認められます。

また、2010年12月に施行された規制により、日本では2012年10月以降に新たに指定を受ける乗用車のモデルと、2014年10月以降の新しい軽乗用車のモデルにESCの義務化が規定されました。さらに2014年の10月以降のすべての乗用車に、2018年の2月以降はすべての軽乗用車にESCが義務化されます。

日本のOEM顧客の車両安全システムの需要が世界市場で拡大していることを受け、ボッシュは2008年から横浜の研究開発センターと女満別テクニカルセンター(北海道)のテストコースの拡張に約78億円を投資してきました。その結果、ボッシュにとって日本は、ドイツ国外では最大のアクティブセーフティシステム研究開発センターとなりました。

ボッシュはESCの認知向上と交通安全に貢献しています。2009年7月からは「Choose ESC! (ESC を選ぼう)」キャンペーンに参加し、社団法人日本自動車連盟(JAF)がESCの効果をドライバーに伝える活動を支援しています。「Choose ESC!」は、2007年5月にヨーロッパでスタートした国際的なキャンペーンで、欧州委員会、ユーロNCAP(欧州新車アセスメントプログラム)とFIA(国際自動車連盟)の関係団体であるFIA基金*により支援されています。2010年、ボッシュは栃木県と熊本県で試乗会の運営に参加しました。さらにボッシュは国連の「交通安全のための行動の10年(2011-2020)」をサポートしています。国連のキャンペーンの目標は、2020年までの交通事故死亡者数予測を半減させることです。

ESCは事故を未然に防ぐアクティブ・セーフティ技術で、交通事故とそれに伴う死亡者の低減に貢献します。ESCにはABS(アンチロック・ブレーキ・システム)とTCS(トラクション・コントロール・システム)の機能が統合されており、各種センサーによって車両の動きを常にモニターしている高度な安全システムです。システムが横滑りの危険を検知すると、瞬時に適切な車輪にブレーキをかけ、さらに必要に応じてエンジン出力をコントロールすることにより、車両を安定させ、操作可能な状態に保ちます。ABS、TCS、ESCはすべてボッシュが開発し、初めて市場に投入しました。

プレスリリースの内容に関するお問い合わせ:
シャシーシステム・コントロール事業部
マーケティング部
ゼネラル・マネージャー:アレクサンダー・ミュラー
電話: 045 912-8300

日本のボッシュ・グループについて

日本のボッシュは1911年から始まり2011年で日本進出100周年を迎えました。現在は、ボッシュ(株)、ボッシュ・レックスロス(株)、ボッシュ パッケージングテクノロジー(株)その他の関係会社から構成されます。ボッシュ(株)は自動車用パーツの開発、製造、販売そしてサービスの業務を展開しています。ボッシュ・レックスロスは油圧機器事業、FAモジュールコンポーネントやその他のシステムの開発と生産を行い、日本の産業機器技術に貢献しています。ボッシュパッケージングテクノロジーは包装機械メーカーです。

さらに詳しい情報は www.bosch.co.jp ボッシュ・イン・ジャパン・ウェブサイトを参照してください。

ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財そして建築関連テクノロジーのセクターにおいての従業員数は28万人以上で、2010年度の売上高は約473億ユーロです。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHおよびその 子会社 350社超と、世界の60カ国以上にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約 150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは2010年、研究 開発費として38億ユーロを投資し、全世界で3,800件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。
ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)および
www.125.bosch.com ボッシュ創業125周年記念サイト
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