第42回 東京モーターショー 2011

電気自動車用駆動モーター
ボッシュとダイムラーが合弁事業契約を締結
モジュール式のモーターコンセプトが多様性を提供

  • 合弁会社EM-motive GmbHを2011年秋に設立予定
  • 目的:電気自動車用駆動装置の開発・製造
  • ヒルデスハイムとシュトゥットガルトに拠点を置き従業員は約100人
  • 生産開始は2012年を予定

シュトゥットガルト発:ロバート・ボッシュGmbHとダイムラーAGは交渉を完了し、電気モーターの開発・製造を目的とした折半出資合弁会社を設立する契約を締結しました。そして、今は関係当局の認可を待っている段階にあります。この新会社、EM-motive GmbHの本社は製造拠点と併せてヒルデスハイムに置かれ、開発拠点はそれぞれの親会社に近いシュトゥットガルト圏内に置かれることになっています。約100人の従業員が今年の第4四半期には合弁会社で働き始めることになります。EM-motive GmbHを率いるのは、それぞれの親会社から指名された、同等の権限を有する役員2人です。

ボッシュとダイムラーがe-モビリティ分野で協力するその目的は、両社の専門能力を束ねて相乗効果を利用し、バッテリーや燃料電池、レンジエクステンダーによって加速される電気自動車のための高品位のトラクションモーターを開発することにあります。

未来のための準備

ロバート・ボッシュ GmbHでシャシーシステム・コントロール事業部、エレクトリカル・ドライブ事業部、スターターモーター&ジェネレーター事業部を統括するヴォルフ-ヘニング・シャイダー(Wolf-Henning Scheider)は、「ボッシュはダイムラーとの協力関係を通じてヨーロッパの自動車産業の未来に投資し、電気モーターの製品ラインナップをすべてのお客さまにとって理想的な方法で拡大していきます。

私たちが協力して作り上げた製品がe-モビリティの未来市場を形成し、幅広くすみやかに市場に浸透するだろうと私たちは確信しています」と強調しました。

このトラクションモーターがメルセデス・ベンツとスマートの両ブランドの電気自動車に搭載され、2012年から市場に導入されます。2012年春に市場導入される新型のスマートフォーツーエレクトリックドライブは、EM-motiveのテクノロジーが搭載される最初の車となります。

この合弁会社の電気モーターはモジュール化できることを大きな特長としています。これのおかげでボッシュは、完全な電気自動車を含む各種車両に適した多様なモーターを顧客に提案することができます。乗用車やバン、配送用トラックにいたるまで、さまざまな電気自動車にこのEM-motive製モーターが搭載できるようになっています。

WIN-WINをめざして

この合弁会社の特徴として挙げられるのは、開発した製品をボッシュがダイムラー以外のカーメーカーにも販売することができることです。よって、ボッシュは将来にわたってもすべてのお客様にとって信頼できるパートナーであり続けます。また、この合弁会社は、量産効果による低価格化を実現し、その利点はすべてのお客様に還元されます。予定では、2020年までにこの合弁会社から100万基以上の電気モーターが送り出されることとなっています。

能力を結集

電気トラクションモーターを開発・製造するために、ボッシュとダイムラーはそれぞれが持つエンジニアリングノウハウを結集させます。カーメーカーであるダイムラーは燃料電池とバッテリーを搭載したe-モビリティ分野で20年にわたる経験を積み重ね、電気自動車の開発・製造に関して幅広い専門知識を持っています。

一方、テクノロジーとサービスを提供するボッシュは自動車産業における世界規模のリーディング・サプライヤーとして、電気モーターの開発・製造に関する高い専門知識と数十年にわたる経験を持っています。よって、合弁会社のEM-motiveは製造・プロセス開発におけるボッシュの包括的な能力を基盤として設立されます。合弁会社の本拠地が置かれることとなっているヒルデスハイム工場では74年間にわたりスターターが製造され、今年だけでも約900万基のスタート/ストップ・システム用電気モーター、ステアリングシステム、モータジェネレーターが製造されています。

広報担当窓口:
Udo Rügheimer
Tel: +49 711 811-6283

ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance

自動車機器テクノロジーセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2010年の売上高は 281 億ユーロで総売上高の約59%を占めています。自動車機器テクノロジーにより、ボッシュ・グループはリーディング・サプライヤーのひとつになっています。全世界の約167,000人の自動車機器テクノロジーセクターの従業員が、内燃機関用噴射技術、パワーワトレイン周辺機器、 代替駆動コンセプト、アクティブ/パッシブセーフティシステム、ドライバーアシスタンス/コンフォート機能、車載情報通信システム、オートモーティブアフターマーケット向けのサービスや技術という7つの事業分野で働いています。ボッシュ・グループは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な自動車技術の革新にも対応しています。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財・建築関連テクノロジーの3つのセクターから成るボッシュの2010年度の売上高は約473億ユーロ、従業員数は28万人以上です。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHおよびその 子会社 300社超と、世界の60カ国以上にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約 150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは2010年、研究 開発費として約40億ユーロを投資し、全世界で3,800件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。
ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)および
www.125.bosch.com ボッシュ創業125周年記念サイト
を参照してください。


このプレスリリースは2011年9月13日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。>