経営情報

Industry 4.0研究プロジェクトをボッシュが統率
スマート ファクトリー向けのITインフラ
生産施設の最適化&ネットワーク化

  • ドイツ連邦経済エネルギー省の助成を受けたCoCoSプロジェクトがドイツの製造業を後押し
  • スマート ファクトリーにおけるサイバー フィジカル生産システムのインフラ開発
  • 固定化された階層レベルに代わるフレキシブル コミュニケーション
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  • 2014/06/06
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プレスリリース

シュトゥットガルト – 今後はサイバー フィジカル生産システム(CPPS)により、産業界ではいっそうフレキシブルで効率的に製造を行えるようになります。インテリジェントな機械、在庫システム、経営資源で構成されるこれらのシステムが、自律的な情報交換、プロセスのトリガーや相互の制御を実現するからです。ただ、CPPSには重要な基盤がまだ不足しています。企業の枠を越えてシステム全体と他のCPPSを相互に接続する、統合された情報・通信インフラが整っていないのです。そこで、このインフラの開発を目指した研究チームが発足することになりました。ドイツ連邦経済エネルギー省の助成を受けたCoCoS(Context-Aware Connectivity and Service Infrastructure for Cyber-Physical Production Systems、サイバー フィジカル生産システムのためのコンテキストを意識したコネクティビティおよびサービス インフラ)プロジェクトが今年初めにスタートし、2016年末まで続く予定です。

オートメーション ピラミッドからの移行
現在の生産システムは階層で管理されており、従来型のオートメーション ピラミッドに応じて、各プロセスにはレベルが割り当てられています。各レベルには独自の機能があり、場合によっては独自の通信技術が要求されるため、データの連続性が途切れてしまうことがあります。生産プロセス、特にインターフェースの変更は手間と時間がかかり、結果的に高コストにつながります。これに対して、CPPSはニーズの変更にも即座に対応することができます。あらゆる工業的生産プロセスは事業プロセスと密接に結び付いているため、フレキシブルかつ容易に制御・変更し、リソースを最適に利用できるのです。このCPPSに必要となるのは、階層アーキテクチャではなく、共同のネットワーク アーキテクチャです。そのため、あらゆるセンサーやアクチュエーターを含め、CPPS全体のネットワーク化を図らなくてはなりません。また、複数のCPPSを接続し、単独のソリューションも統合していく必要もあります。しかし、これを実現できれば、企業はマネージメントから物流の管理まで、拠点全体にわたりすべての生産プロセスを一律に管理できるようになります。

ネットワーク化とサービス プラットフォーム
プロジェクトでは、マルチレイヤー アプローチと呼ばれる手法が用いられています。CoCoSプロジェクトの研究者たちは、標準化されたソフトウェアを活用して個別の生産コンポーネントをシステム全体に統合し、以前は個別のレベルだったものを融合して、フレキシブルな構造の構築を目指しています。CPPSは、2つのプラットフォームをベースとしています。その1つが、構成部品、内蔵センサー、アクチュエーター間の通信方法を決定づけるコネクテッドプラットフォームで、これは容易に拡張することができます。そして、このコネクテッドプラットフォームに基づき、サービス プラットフォームが形成されます。このプラットフォームを構成するのは、ソフトウェア エージェント、知識データベース、ビジネス アプリなどのスマート アプリケーションを含めた、モジュラー システム全体の制御用ソフトウェアです。こうした構造は、新しい電子サービスの開発をサポートし、最新の製造工場の自律化をさらに推進していくことになります。また、各種のサイバー フィジカル生産システムの統合や連結のためにクラウド コンピューティングを使用することもできます。

共同研究
CoCoSプロジェクトでは、産業界の各企業と学術パートナーが共同体で、問題に取り組んでいます。シュトゥットガルトのロバート・ボッシュGmbHがこのプロジェクトの指揮役を務め、パートナーとしてGerman Research Center for Artificial Intelligence GmbH(DFKI、カイザースラウテルン)、DMG Electronics GmbH(プフロンテン)、ベルリン工科大学、trustsec IT-Solutions GmbH(シュトゥットガルト)、XETICS GmbH(シュトゥットガルト)が参加しています。また、新しいプラットフォーム フィロソフィーの有効性を実証するために、ボッシュ、DFKI、DMGのパートナー3社がそれぞれデモ システムを作成しています。今後はこれらの個別のデモ システムを相互にネットワークでつなげ、評価を実施していく予定です。

Industry 4.0に貢献
CoCoSの研究成果は、生産工程が複数の企業や同じ会社の異なる拠点で実施される場合を含め、原料の受入れ、コンポーネントの製造、製品の仕上げなど、生産が複数の工程に分かれているさまざまなところで応用することができます。これにより、CoCoSはスマート ファクトリーの中核を成すCPPSの導入を後押しすることになります。さらに、産業界がモノのインターネット化の構造や機能を活用し、ハイテクでフレキシブルな生産システムを構築することができ、いわゆる第4次産業革命(Industry 4.0)のパイオニアとなることで、ドイツに生産拠点と装置供給のグローバル牽引者としての優位な競合性をもたらすことになります。なお、このCoCoSは「Autonomics for Industry 4.0(Industry 4.0のための自律システム)」技術プログラムの一環として、ドイツ連邦議会における採択を経て、ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)から約240万ユーロの助成を受けています。

参画企業/研究機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
ロバート・ボッシュGmbH
German Research Center for Artificial Intelligence GmbH(DFKI)
DMG Electronics GmbH
ベルリン工科大学
trustsec IT-Solutions GmbH
XETICS GmbH

プロジェクト ウェブサイト(準備中):
www.CoCoS-Project.de


このプレスリリースは2014年6月6日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。 2013年の従業員数は約281,000人、売上高は461億ユーロを計上しています (注: 会計方針の変更のため、今回公表する2013年のデータと昨年発表した2012年データは、限定的な範囲での比較)。事業は自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約360社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売のグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
ボッシュは2013年に約45億ユーロもの金額を研究開発に投資しました。さらに全世界では5,000件以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています(1日あたり平均20件の出願数)。私たちは革新的で有益なソリューションを提供し、そのすべての製品とサービスを通して、人々を魅了し、人々の生活の質を向上させることを目的にしています。この方針に基づき、ボッシュは全世界において人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきます。それこそが「Invented for life」です。

ボッシュの起源は、1886年に創業者ロバート・ボッシュ(1861~1942)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。ロバート・ボッシュGmbHの株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大部分は株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」が保有しています。残りの株式と議決権は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
twitter.com/BoschPresse ツイッター
を参照してください。

PI8580 | 2014/06/06

報道関係者様向けご対応窓口

René Ziegler

+49 711 811-7639

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