経営情報

南米におけるボッシュの活躍:
60年にわたりブラジルで成功
安全性、セキュリティーとモビリティに寄与する革新的なソリューション

  • 競技場や地下鉄のセキュリティーに貢献
  • ブラジルのほぼすべての車にボッシュのFlexFuelテクノロジーを搭載
  • 主にブラジル市場向けに生産
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  • 2014/06/11
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プレスリリース

ダイナミックな発展、豊かな多様性、情の厚い人々などの面で、ブラジルはまさに世界中の注目を集めています。そして、これは大規模なスポーツ イベントに限ったことではありません。GDPが1.7兆ユーロに達するブラジルは、今や世界トップ7の経済大国のひとつに数えられるまでになりました。ボッシュ・グループは非常に長い年月にわたり、同国の驚異的な発展に関わってきました。リオデジャネイロでボッシュの最初の代理店がオープンしたのは1910年のことですが、今から60年前に最初の営業所がサンパウロで開設されて以来、ボッシュはブラジルで公式に事業活動を展開し続けています。その2年後には、サンパウロから約100 km離れたカンピーナスに建設された最初の製造工場で生産がスタートすることになりました。

現在、ボッシュ・グループはブラジル国内の8つの拠点で、モビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4つの事業セクターすべてを展開しています。2013年にはブラジルの従業員数は約8,600人になり、国内市場の売上高も13億ユーロに達しました。これは、南米におけるボッシュの総売上高の80%を占めています。非連結対象の会社を含めたボッシュ・グループは、アルゼンチン、ベネズエラ、チリ、コロンビアなど南米の他の7カ国にも進出しており、従業員数は合わせて約1,000人に上ります。

長期的な成長を見込める市場
長期的な成長が期待できるため、南米はボッシュにとって戦略的に重要な地域となっています。そこで、ボッシュはこの10年間で、ブラジルを主とした南米に約7億5,000万ユーロを投じてきました。南米の人口は約4億人にのぼり、平均年齢が低く、中間所得層の増加に伴って購買力が次第に向上しています。これを受けて、ボッシュが「Invented for life」と呼ぶテクノロジー、つまりエネルギー効率の向上、CO2 排出量の削減、安全性とセキュリティーの改善に寄与する製品やサービスの需要が増加すると考えています。たとえば、現在はブラジル人の4人に1人しか車を所有していないことを考慮すると、ブラジルでは特にモビリティ ソリューションズに対するニーズが高まると予想されます。さらに、2014年にはブラジルとアルゼンチンで生産されるすべての車両にABS(アンチロック ブレーキ システム)の搭載が義務付けられるため、これがさらなる弾みになるとボッシュは期待しています。

数百万人の日常を守る
ボッシュのセキュリティー システム事業部は、数百万人のブラジル人が日々安全に暮らせるよう、カメラ、火災警報システムと緊急避難システムを提供しています。その例として挙げられるのが、南米最大の都市であるサンパウロの地下鉄です。90万人の人々が日々、ハブ ステーションのプラサ・ダ・セェーを行き交っています。また、大都市のサンパウロとカンピーナスを結ぶ高速道路「Bandeirantes」と「Anhanguera」の交通システムにも、ボッシュのテクノロジーが採用されています。2000年から民間事業者のCCR AutoBan社が360 kmにわたり高速道路を監視し、危険な状況を迅速にドライバーに警告したり、緊急時の対応を行っています。

さらに、ボッシュの製品はブラジルの多くの競技場で観客の安全を守るためにも役立っています。たとえば、サルヴァドール・ダ・バイーア市の「アレーナ・フォンチ・ノヴァ」スタジアムには、ボッシュ製のカメラ280台、スピーカー500台、4,000個の火災警報器が設置されています。このセキュリティー テクノロジーのおかげで、収容人数5万人の同競技場では、緊急時に8分で避難を完了できるようになっています。さらに、施設に温水を供給するボッシュのソーラー コレクターも装備されています。なお、これらの製品はサンパウロ近郊のアルファヴィルで製造されました。

幅広い製品ラインナップ
サルヴァドールのスタジアムの例は、幅広いソリューションを提供するために、さまざまな事業部のノウハウを活用できるというボッシュ・グループの強みを証明しています。こうしたプロジェクトは目下、南米だけでも約190件進められており、これにはスポーツ競技場のほか、鉱業や建設業のプロジェクトも含まれています。サンパウロとジョインヴィレにあるボッシュ コミュニケーション センターでは、マーケティング、顧客サポート、ファイナンス、セキュリティー、ITサポートに関するポルトガル語、英語、スペイン語でのサービスなど、南米の顧客に向けて幅広いサービスを提供しています。この2つのセンターは、約30カ国語でサービスを提供し、20を超える拠点で構成されるグローバル ネットワークの一翼を担っています。

FlexFuel –「地産地消」の開発
ボッシュのブラジル拠点は、現地で国内市場向けの生産を行うというボッシュ・グループの「地産地消」戦略のモデルとなっています。その一環として、現地のマネージメントは各地域の特定のニーズに応えるために日々尽力しています。その成果の1例となるのは、ボッシュがブラジルのために特別に開発した FlexFuelテクノロジーです。この技術を採用することにより、ガソリンを使用するか、あるいはエタノールを任意の比率で混合して車を走らせることができるように可能になりました。1970年代以降、ブラジルでは、ガソリンやディーゼルの輸入量を削減するために、現地でのエタノールの生産に力を入れてきました。その一環で、乗用車のディーゼル エンジンの使用が現在も許可されていません。そして、今では全乗用車の約90%にFlexFuelが搭載されています。2013年には、このボッシュのテクノロジーを採用した2,000万台目の車両がブラジルで製造されました。FlexFuelの主要な市場となっているのは、米国、カナダやメキシコです。ボッシュは目下、ディーゼル エンジン向けのFlexFuelテクノロジーの開発に取り組んでいます。新たなソリューションとなるDualFuelは、トラックを走行させるために天然ガスも使用することができます。この技術により、必要な燃料の最大90%をディーゼルの代わりにガスでカバーすることができます。クリティバ拠点で生産されるボッシュのコンポーネントは、すでにブラジル国内を走るほぼすべてのディーゼル トラックに搭載されています。

1960年から続く、優れた職業訓練制度
他国と同様、ボッシュはブラジルにおいても、理論研究と実地訓練を組み合わせ、試行錯誤を重ねたドイツのデュアル エデュケーション モデルに基づいた優れた職業訓練プログラムを提供しています。ボッシュは1960年には早くもSENAI(Serviço Nacional de Aprendizagem Industrial、全国工業職業訓練機関)の国家研修プログラムと連携し、初の職業訓練生を受け入れました。これまでに約1,400人の若者がカンピーナスとクリティバのボッシュ拠点にある技術専門学校を卒業し、現在は毎年約60人の若者が職業訓練を受けています。これまでの10年間でボッシュはトレーニング修了後に職業訓練生の90%以上を雇用しており、これはブラジルの全国平均就職率50%を大幅に超える数字となっています。

事業利益を越えた貢献
ブラジルにおけるボッシュ・グループの活動は、事業利益の追求だけに留まっているわけではありません。ブラジルの歴史と文化に魅了され、ボッシュは1960年代に、同国のさまざまな側面が記された最も貴重な初版本を集めた専門図書館の建設にも着手しました。現在、この図書館には、コロンブスが1493年にラテン語で記した手紙や、1482年にウルムで発行され、まだアメリカが記載されていないプトレマイオスの地図など、約1,000点におよぶ貴重なコレクションが収蔵されています。

2003年以降、 Instituto Robert Boschがブラジルの拠点で実施する職業訓練や専門トレーニング プログラムをサポートしています。ボッシュ創業者の精神を受け継ぎ、同財団は社会的に厳しい立場にある若者たちの支援を行っています。たとえば、クリティバ市当局との協力を通じて、500人を超える若者たちのために講座を開き、講座修了者の約70%が技能を必要とされる仕事に就けるようになりました。Instituto Robert Boschはまた、ボッシュ従業員が恵まれない子供たちを支援するために設立した プリマヴェーラ(恵まれない子供たちのための社団法人)などの団体とも緊密に連携しています。

ドイツ国内の報道関係対応窓口:
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電話: +49 711 811-48617
Trix Böhne
電話: +49 711 811-6831

ブラジル国内の報道関係対応窓口:
Carlos Abdalla
電話: +55(19)2103-2734


このプレスリリースは2014年6月11日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。 2013年の従業員数は約281,000人、売上高は461億ユーロを計上しています (注: 会計方針の変更のため、今回公表する2013年のデータと昨年発表した2012年データは、限定的な範囲での比較)。事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約360社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売のグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
ボッシュは2013年に約45億ユーロもの金額を研究開発に投資しました。さらに全世界では5,000件以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています(1日あたり平均20件の出願数)。私たちは革新的で有益なソリューションを提供し、そのすべての製品とサービスを通して、人々を魅了し、人々の生活の質を向上させることを目的にしています。この方針に基づき、ボッシュは全世界において人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきます。それこそが「Invented for life」です。

ボッシュの起源は、1886年に創業者ロバート・ボッシュ(1861~1942)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した企業形態によって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。ロバート・ボッシュGmbHの株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権の大部分は株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」が保有しています。残りの株式と議決権は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
twitter.com/BoschPresse ツイッター
を参照してください。

PI8601 | 2014/06/11

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