自動車機器テクノロジー

トランスミッションの制御を最適化するEco.Logic Motion
ボッシュが長距離バスの燃費向上に貢献
環境に優しい走行に役立つ地形データ

  • 長距離バスのゼトラでよりクリーンで経済的な走行を実現
  • 前方のルート プロファイルを走行モードに反映
  • 不必要なギアチェンジを回避
  • ダイムラーが実施した最新の実地試験で大幅な燃費向上を確認
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  • 2014/05/12
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プレスリリース

ボッシュが開発したEco.Logic Motionは、燃費コストと汚染物質排出量の削減を通じて、ダイムラーの長距離バス「ゼトラTopClass 500」にも抜本的なメリットをもたらします。ボッシュのカー マルチメディア事業部の部長、Manfred Badenはこう説明します。「特に重点を置いたのは、道路の勾配に関する情報といった高度なナビゲーション データを活用し、エンジンとトランスミッションの制御を最適化することです」

ボッシュのカー マルチメディア事業部とメルセデス・ベンツのトラック部門は、Eco.Logic Motionの初の量産プロジェクトを共同で実現しました。ダイムラーが「Predictive Powertrain Control(パワートレイン予測制御)」と呼ぶこのシステムは、すでに2012年晩夏から新型Actrosに導入されています。ボッシュはハードウェア、ソフトウェア プラットフォームおよびエレクトロニック ホライズンを提供し、ダイムラーが高度なアルゴリズムを開発しました。現在、この最先端のテクノロジーは、長距離バス「ゼトラTopClass 500」にもオプションで装備されるようになり、長距離バスの他のゼトラ モデルやメルセデスTravegoにも近々導入される予定です。このテクノロジーにより、資源保護に関して効率的な貢献が期待できるだけでなく、速やかに採算を合わせることが可能です。

より経済的な走行を実現する予測センサー
Eco.Logic motionは走行モードを改善するための、いわば予測センサーとして機能します。オペレーティング ソフトウェアとアプリケーション ソフトウェアが厳密に分けられているため、ボッシュが開発したハードウェアは車両固有のアルゴリズムも考慮することができ、エネルギー効率も改善します。

ダイナミック エレクトロニック ホライズンの生成
Eco.Logic motionは、道路勾配に関する情報も含んだデジタルマップに基づいて、車外環境の三次元イメージを生成します。GPS(Global Positioning System、全地球測位システム)から取得した車両位置に関する正確なデータと組み合わせて生成されたこのイメージは、「エレクトロニック ホライズン」と呼ばれる車両周囲のプレビューを計算するために用いられます。

環境に優しい走行モードの算出
アプリケーション ソフトウェアは、ダイナミック エレクトロニック ホライズンと現在の車両パラメーターから得られた情報をベースに、環境に優しい走行モードをシミュレートします。そのために、長距離バスがこれから走行するルートに適した車速とギアが算出されます。この情報は現在のパラメーターとの比較後に車両のパワートレインに送られ、エンジンとトランスミッションのコントロール ユニットはこの情報に従い、最適なタイミングで加速したり、坂道に差しかかる前で不必要なギアチェンジを回避できるようになります。

大幅な燃料削減による抜本的なメリット
地形的に難しいアウトバーンA6においてダイムラーが実施した最新のテスト走行では、驚くべき可能性が確認されました。Eco.Logic Motionを利用することにより、平均燃費が9%以上向上するというテスト結果が得られたのです。これに伴い、CO2排出量も大幅に低減することができます。ボッシュの試算によると、年間走行距離が長い長距離バスの場合、昨今の高騰する燃料価格を考慮すれば、わずか1%の燃費削減であっても、年間で全体的に約400ユーロのコスト削減につながると考えられます。


このプレスリリースは2014年5月12日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
モビリティ ソリューションズセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2013年の売上高は 306 億ユーロで総売上高の約66%を占めています。自動車機器テクノロジーの売上により、ボッシュ・グループはリーディング・サプライヤーのポジションを確立しています(注: 会計方針の変更のため、今回公表する2013年のデータと昨年発表した2012年データは、限定的な範囲での比較)。
モビリティ ソリューションズセクターでは主に、内燃機関用噴射技術、代替駆動コンセプト、効率的そしてネットワーク化されたパワーワトレイン周辺機器、アクティブ/パッシブセーフティシステム、運転支援/コンフォート機能、ユーザーに優しいインフォテインメント技術やCar-to- CarおよびCar2Xコミュニケーションとコンセプト、オートモーティブアフターマーケット向けのサービスや技術といった分野で事業を行っています。なお、ボッシュ・グループは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な革新的自動車技術にも対応しています。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。 2013年の従業員数は約281,000人、売上高は461億ユーロを計上しています (注: 会計方針の変更のため、今回公表する2013年のデータと昨年発表した2012年データは、限定的な範囲での比較)。事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約360社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売のグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
ボッシュは2013年に約45億ユーロもの金額を研究開発に投資しました。さらに全世界では5,000件以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています(1日あたり平均20件の出願数)。私たちは革新的で有益なソリューションを提供し、そのすべての製品とサービスを通して、人々を魅了し、人々の生活の質を向上させることを目的にしています。この方針に基づき、ボッシュは全世界において人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきます。それこそが「Invented for life」です。

さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
twitter.com/BoschPresse ツイッター
を参照してください。

PI8472 | 2014/05/12

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Dr. Joachim Siedler

+49 5121 49-4612

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