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eモビリティ
ボッシュが電気自動車向けの画期的なバッテリー技術を取得

  • 米国カリフォルニアに拠点を置くSEEO社をボッシュの傘下に
  • 純リチウムアノード:革新的に進化するセル構造
  • 全固体バッテリーセルにより2倍を上回る航続距離の実現が可能に
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  • 2015/09/15
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プレスリリース

ヘイワード / シュトゥットガルト – ボッシュは、5年足らずで量産準備が整うと見込まれる電気自動車向けの新しいバッテリー技術を世界に先駆けて発表します。ボッシュ取締役会会長フォルクマル・デナーが「ボッシュはその知識と多額の資金を投入し、eモビリティを躍進させようとしています」と述べるように、ボッシュは米国の新興企業であるSEEO(本社:シリコンバレー近郊のカリフォルニア州ヘイワード)を傘下に収め、これを実現しようとしています。バッテリー技術の分野で独自の開発を進めてきたボッシュはこれにより、リチウムイオンバッテリー向けの革新的な全固体バッテリーセルに関する重要なノウハウと広範囲にわたる特許技術を取得することになります。「全固体バッテリーセルは画期的な技術となる可能性があります。そしてその革新的な新技術が、グローバルに事業を展開するボッシュの幅広いシステムの知識とそれを実現する資金力に出会ったということです」(デナー)。これまで産業面で掲げられてきた目標は、2020年までにバッテリーのエネルギー密度を2倍に引き上げ、コストを半分に引き下げることでした。しかし、この新しい全固体バッテリーセルがあれば、ボッシュはエネルギー密度を2倍以上に引き上げ、コストも著しく引き下げることができると考えています。現在の航続距離が約150 kmの電気自動車が、追加充電することなく、航続距離が300 km以上に伸びるうえ、それを低コストで実現できるようになるのも遠い先の話ではありません。

既存のバッテリー研究を戦略的に拡大
SEEOの獲得は、ボッシュのeモビリティ戦略にも沿っています。ボッシュはすでにモーター、パワーエレクトロニクスやバッテリーにいたるまで、広範囲にわたるeモビリティ向けのコンポーネントを提供し、eモビリティに関する30件の量産プロジェクトを実現してきました。また、エンジニアは技術のさらなる高度化に取り組んでおり、eモビリティをよりいっそう実用的な提案にしようと努めています。ボッシュは2025年までに世界の新車の少なくとも約15%にハイブリッド パワートレインが搭載されると予測しており、欧州では新車の3分の1以上が電気駆動(多くがプラグインハイブリッド)となる見込みです。そのため、よりパワフルなリチウムイオンバッテリーの開発を目指し、2014年にボッシュは株式会社GSユアサおよび三菱商事株式会社とともに合弁会社のリチウム エナジー アンド パワー社(Lithium Energy and Power GmbH & Co. KG)を設立しました。そしてSEEOの技術は、ボッシュが日本の提携企業と進めてきたこの作業を補完するものとなります。これにより、ボッシュのシステムと技術的ノウハウ、GSユアサのバッテリーセル関連の技術、そして三菱商事の幅広い産業基盤に、この画期的な新技術が加わることになります。

ボッシュが最初のサンプルを入手
自動車メーカーとサプライヤーはこれまで長年にわたり、よりパワフルなバッテリーを作り上げようと努力を重ねてきました。電気自動車のバッテリーは相互に接続された大量のセルで構成され、これらのセルが付加価値の相当な部分を占めています。このエネルギー貯蔵装置の性能は、さまざまな方法で向上させることができます。たとえば電池化学では、正極と負極(カソードとアノード)の材料が大きな役割を果たします。現在のリチウムイオンバッテリーでは、アノードの大部分がグラファイトでできていることが、エネルギー容量が制限される理由の一つとなっています。しかし、全固体電池技術を用いることで、ボッシュは純リチウムからアノードを製造することができ、これによりエネルギー貯蔵容量が著しく増加します。さらに、新しいセルは電解液を用いずに機能するため、可燃性ではなくなります。「バッテリーセル構造において、この純リチウムアノードの存在は非常に革新的な飛躍につながります」とデナーは述べています。ボッシュはSEEOを傘下に迎え、最初のサンプルセルを入手しました。このセルは、耐久性と安全性に関する自動車業界の高い水準を満たす大きな可能性を秘めていると言えるでしょう。


このプレスリリースは2015年9月15日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
ボッシュ・グループ概要
モビリティ ソリューションズは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2014年の売上高は333億ユーロで総売上高の約68%を占めています。モビリティ ソリューションズの売上により、ボッシュ・グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリティ ソリューションズは、自動化、電動化、ネットワーク化の3つの領域においてその専門性を統合させ、お客様にトータルソリューションを提供します。その事業領域は主に、内燃機関の燃料噴射テクノロジー/パワートレイン周辺機器、パワートレイン電動化の様々なソリューション、安全システム、ドライバーアシスタンス システム/自動化機能、ユーザーフレンドリーなインフォテインメントやCar-to-CarおよびCar2X通信、オートモーティブアフターマーケット向けのコンセプト/テクノロジー/サービスなどです。さらにボッシュは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)、ディーゼル用コモンテールシステムなどの重要な革新自動車技術にも対応しています。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。2014年の従業員数は約360,000人(2015年4月1日現在)、売上高は490億ユーロ*を計上しています。事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加 えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売のグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。2014年に ボッシュは全世界で約4,600件の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じ、人々の生活の質を向上します。つまりボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。

*公表された2014年の売上高には、現在では完全子会社化されたかつての折半出資の合弁会社であるBSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH(現在はBSH Hausgeräte GmbHに社名変更)およびZF Lenksysteme GmbH(現在はRobert Bosch Automotive Steering GmbHに社名変更)は含まれていません。

さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語)
www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式YouTube(日本語)

PI9049 | 2015/09/15

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Florian Flaig

+49 711 811-6282

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