経営情報

CES 2016(1月6~9日)、ラスベガス
自動車の中でキッチンの器具を操作:
ボッシュの「Simply.Connected.」が実現する世界

利便性と安全性を高めるスマートなソリューション

  • ボッシュCEO、デナー:「私たちはインテリジェントなソリューションを通じて、人々の生活の質を高め、より暮らしやすいものにしたいと考えています。そして、そのためのカギを握るのがネットワーク化です」
  • ボッシュが事業領域を横断したソリューションを提供:モビリティをエネルギー、建物や産業技術とリンク
  • 世界に先駆けて発表:車両に後付けできる初の「eCall」用アダプター
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  • 2016/01/05
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プレスリリース

ラスベガス(米国ネバダ州) – ラスベガスで開催される CES 2016 で、ボッシュは「Invented for life」をテーマとしたテクノロジー、特に自宅、都市、自動車、職場に活かすことのできる革新技術をご紹介いたします。グローバル規模で革新的なテクノロジーとサービスを提供するボッシュは、IoT技術を通じてネットワーク化の推進に力を入れています。ラスベガスで行われたボッシュのCES 2016記者会見において、ボッシュ取締役会会長のフォルクマル・デナーは、「私たちはエネルギー、モビリティ、産業、そしてスマートホームに寄与する、利便性が優れ、より安全で効率的なソリューションの提供を通じて、人々の生活の質を高め、より暮らしやすいものにしたいと考えています。その目標実現のカギを握るのが、ネットワーク化です」と述べました。ボッシュはこうしたアプローチを強調するために、CESで「Simply.Connected.」というスローガンを掲げています。今回のCESでは、ボッシュは特にスマートホーム、スマートシティ、コネクテッドモビリティ、インダストリー4.0向けのソリューションを発表しています。

ネットワーク化事業に関して、ボッシュは数十年にわたる経験に基づき、産業に関わるさまざまな専門知識と豊富な製品ラインナップをもつに至りました。「ボッシュは、モビリティをエネルギー、建物、産業技術と結びつけ、事業領域を横断したサービスを提供することができます。そして、これは他のどの企業も真似できないことだと自負しています」とデナーは述べ、さらにコネクテッドカーを例として挙げました。このコネクテッドカーは、ナビゲーションシステムを通じてスマートホームとやり取りすることができるため、たとえばドライバーは自宅に到着する前に夕食のためにオーブンをあらかじめ温めておくことも可能になります。
コネクテッドモビリティの分野では、ボッシュは世界初の後付けタイプの「eCall」を発表しました。2012年に市場導入した自動緊急通報システム「eCall」は、これまでは新車の標準装備というかたちでのみ提供されてきましたが、今後は後付けソリューションとしても利用できるようになりました。車両のシガーライターに差し込むよう設計されたセンサーユニットが衝突を検知し、事故に関連する情報をサービスセンターに送信するため、サービスセンターは事故の被害の大きさに応じて、ドライバーに直接連絡を取ったり、最寄りの救急サービスに通報できるようになります。

センサー、ハードウェアとソフトウェアに関する豊富な専門知識
ボッシュは幅広いサービスラインナップを揃えていますが、センサーとソフトウェアに関しても豊富な専門知識をもっています。その知識をベースに、ボッシュはマイクロメカニカルセンサー
MEMSセンサー)の世界的なリーディングメーカーへと成長しました。ロイトリンゲン(ドイツ)のウエハ製造工場からは、こうしたハイテクセンサーが毎日400万個以上出荷されています。1995年以来、ボッシュは累計60億個以上のMEMSを製造してきました。現在、スマートフォン全体の4分の3にボッシュのこの小さなセンサーが組み込まれています。また、フィットネスリストバンドやスマートウォッチなどのウェアラブル端末を含む、その他の多くの家電製品についても同様です。この分野でボッシュは特に着実な成長を見込んでいます。2015年の生産数は7,600万個でしたが、2019年までに倍以上に伸び、1億7,300万個に達すると予測しています。

さらに、ボッシュはソフトウェア事業においても確固たる地位を確立しています。ボッシュは全世界で約5万5,000人の研究/開発者を擁し、その約3分の1がソフトウェア開発に、また3,000人以上がIoT分野の開発に携わっています。こうしたノウハウは、広範なハードウェア関連の専門知識によって補完されています。ボッシュは、自動車産業や産業テクノロジー、エネルギー・建築関連テクノロジーや消費財にいたるまで、多岐の事業分野にわたって世界をリードするメーカーの1つとなっています。「ボッシュは、産業とITという2つの世界の最良の要素を融合させています。後にこの業界が進化論的な発展を遂げるのか、あるいは大々的な地殻変動が起きるのかは別にして、ボッシュは今後も業界の一員として活動していきます」とデナーはラスベガスで語りました。

さらなる利便性と安全性をもたらすスマートホーム
ボッシュはスマートホームについても意欲的に取り組んでいます。窓は閉めたか、コンロは消したか、明日の朝食用の牛乳はあるかなど、こうした心配はボッシュのテクノロジーがあれば無用になります。最新の調査報告書によると、2020年までに世界の約2億3,000万世帯(世界市場の約15%)でスマートホーム技術が採用されるとされています。ボッシュは昨年初めにスマートホーム関連事業を統合した新会社を設立し、すでにスマートホームを進展させるために大きなステップを踏み出しました。この新会社は今後、不法侵入を知らせたり、より効率的な空調管理に役立つスマートホームシステムなど、ネットワーク化された住宅向けのさまざまな製品/サービスをシングルソースで提供していく予定です。

スマートシティで人々の生活の質が向上
「ボッシュは、自宅をスマート化するだけで満足することはありません」とデナーは述べています。「私たちは現在、都市全体のインテリジェンスを高める5つのプロジェクトを世界で展開しています。このプロジェクトが実現すれば、人々の生活の質だけでなく、都市の経済効率も向上することになります」。国連の調査報告書によると、2050年までに世界の人口の3分の2が都市部で暮らすことになるとされています。この数に対応するには、送電網、交通インフラと建物のインテリジェントなネットワーク化が欠かせません。そうしたスマートシティの基本的な構成要素の1つとなるのが、装置、ユーザーとサービスをつなぐために必要なすべての機能を統合するソフトウェアプラットフォーム「Bosch IoT Suite」です。

ボッシュが取り除こうとしている都市に関するもう1つの頭痛の種は、駐車です。都市部の渋滞の原因の約3割が、駐車スペースを探そうとするドライバーによるものだとされています。これに対する有効な方法の1つは、空きスペースを検知してドライバーに知らせるセンサーを車両や駐車スペースに装備することです。ボッシュはこのアイディアを、路肩に駐車するコミュニティベースの駐車コンセプトに活かしています。近くを走行する場合に、車両は路肩に駐車されている各車両の間の空き駐車スペースを検知・測定し、この情報がリアルタイムマップにインプットされ、これをスマートフォンや車両のナビゲーションシステムに呼び出せるようになります。これにより、住宅地や市街地で駐車しようとするドライバーは目的地の周りを何度もウロウロすることなく、駐車スペースを見つけやすくなり、駐車で神経をすり減らすこともなくなり、時間とコストの節約につながるだけでなく、ひいては環境に与える影響も低減できます。

未来のコネクテッドモビリティに寄与するボッシュのソリューション
スマートシティとネットワーク化された車両をつなぐものとして、ボッシュが2018年までに実現しようと計画している「全自動駐車」があります。これは、ドライバーが駐車場の入口で車両から下り、車両自身が利用可能なスペースを見つけて駐車するというシステムで、再度乗り込む時は、降車したその場所で車両を呼び出すと、そこに車両が自動で運転して戻ってきてくれます。

ボッシュは、高速道路での自動運転を実現する「ハイウェイパイロット」についても開発を進めています。2020年以降に、このハイウェイパイロットを装備した車両が高速道路を自動で運転できるようになると見込まれています。このシステムは安全性の向上につながるうえ、ドライバーの負担も軽減してくれます。ハイウェイパイロットを作動させると、ドライバーはパッセンジャーとなり、深く背にもたれてリラックスしたり、他のことに時間を使うことができるようになるからです。ボッシュは現在、ドイツ、米国と日本の公道で自動運転の試験を実施しています。

ドライビングをさらに安全・便利なものにするためのもう1つの重要な側面は、人間とテクノロジーとのコミュニケーションです。CESの記者会見で取締役会会長のデナーは「ドライバーが注意散漫になるのを最小限に抑えるためには、ドライバーが必要とする情報を正しいタイミングで提供する必要があります」と述べました。CES 2016を訪問された方は、この新しいコミュニケーションのあり方をボッシュの展示デモ車両で体験することができます。例えば歩行者が右から近づいてくると、照明の効果によってドライバーに警告を発します。

ボッシュは昨年末にCESイノベーションアワードを受賞した、ハプティック(触覚的な)フィードバック機能を備えたタッチスクリーンも出展しています。この製品の特にユニークな点は、画面に表示されるキーが本物のボタンのように感じられることです。このため、ドライバーはナビゲーションなどのインフォテインメントシステムのアプリケーションを実際に見なくても操作でき、視線を道路から離さずに済むようになり、運転の安全性も高まります。

インダストリー4.0:柔軟性が高く、ネットワーク化されたスマートな未来の工場
多くの技術革新をできるだけ早く実現するには、より柔軟な製造が欠かせません。「未来の生産現場は柔軟性が高く、よりスマートにネットワーク化され、人間と機械と製品が互いにコミュニケーションを図れるようになります」とデナーは述べています。「そして、インダストリー4.0のリードサプライヤーであると同時に、主要なユーザーでもあるボッシュは、他のどの企業よりも優位な位置に立っています」

ボッシュは全世界に250カ所の工場を擁しており、このインダストリー4.0により、2020年までの数年間で毎年数億ユーロのコストを削減できるとデナーは試算しています。この目標の達成に役立つ大きな要因となるのは、ボッシュのハードウェアと、リアルタイムでデータを処理するソフトウェアソリューションです。さらに今回のCESで、ボッシュはモバイル生産アシスタント「APAS」も紹介しています。生産プロセスの柔軟性と安全性の向上に寄与し、高感度センサーによる外装を備えた「APAS」は、人間と一緒に安全に作業することができます。この「APAS」は隠れた才能も持っており、CES 2016のサンズ エクスポのボッシュ・ブースを訪れたお客様の元に安全に「APAS」がコーヒーをお持ちいたします。


Simply.Connected.
ラスベガス(米国ネバダ州)で開催される CES 2016 のボッシュ関連のイベントにぜひお越しください。

2016年1月5日(火)(すべて現地時間)
  • 08:00~08:45
    フォルクマル・デナー(ボッシュ取締役会会長)による記者会見(マンダレイ・ベイ・ホテル、サウスコンベンションセンター、レベル3、バンヤンルームA-D)
2016年1月7日(木)
2016年1月8日(金)
2016年1月6日(水)~9日(土) - ボッシュのブース
  • テーマ:「スマートホーム、スマートシティ、Industry 4.0」スマートホーム マーケットプレイス、サンズ エクスポ センター、ブース#71517
  • テーマ:「コネクテッドモビリティ」北ホール、ブース#2302
CES 2016におけるボッシュのハイライトをツイッターで紹介:#BoschCES


このプレスリリースは2016年1月5日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
世界のボッシュ・グループ概要
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。2014年の従業員数は約360,000人(2015年4月1日現在)、売上高は490億ユーロ*を計上しています。事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加 えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売のグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。2014年に ボッシュは全世界で約4,600件の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じ、人々の生活の質を向上します。つまりボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。

ボッシュの起源は、1886年にロバート・ボッシュ(1861~1942年)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの企業としての自立性を保証するものであり、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができます。ロバート・ボッシュGmbHの株式資本の92%は慈善団体であるロバート・ボッシュ財団が保有しています。議決権の大半はロバート・ボッシュ工業信託合資会社が保有し、株主の事業機能を担っており、残りの株式は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。

*公表された2014年の売上高には、現在では完全子会社化されたかつての折半出資の合弁会社であるBSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH(現在はBSH Hausgeräte GmbHに社名変更)およびZF Lenksysteme GmbH(現在はRobert Bosch Automotive Steering GmbHに社名変更)は含まれていません。

さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語)
www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式YouTube(日本語)

PI9119 | 2016/01/05

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Florian Flaig

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