経営情報

研究プロジェクト「RoMulus」:
インダストリー4.0向けの高度なセンサーシステムを開発
開発・製造コストの引き下げが目標

  • 「インダストリー4.0アプリケーションのステータスモニタリング用のロバストなマルチセンサー技術」(RoMulus)の開発を目指す研究プロジェクト
  • 11のパートナーが高度なマルチセンサーシステムの新しい開発手法を研究
  • 少量生産でも優れた費用対効果の達成を目指す
  • ドイツ連邦教育研究省(BMBF)がプロジェクトを助成
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  • 2016/05/27
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プレスリリース

シュトゥットガルト(ドイツ) – マルチセンサーシステムは、インダストリー4.0のアプリケーションの成功に欠かせない重要な基礎となります。さまざまな機能を非常にコンパクトなスペースに詰め込み、圧力、加速度、温度といった数多くのパラメーターを測定・記録・処理・伝送するのが、こうしたシステムだからです。センサーが装着されるのは機械だけではありません。ワークピースに高度なセンサーシステムを取り付け、ワークピース自体にその製造ステータスのブループリントとレポートを作成させるといった使い方も増えてきています。この情報を利用すれば、生産工程の大半をシステム自体に監視させ、管理を任せることも可能になります。

合同研究プロジェクト「RoMulus」には11のパートナーが参加しており、高度なマルチセンサーシステムの開発を簡素化し、スピードを向上させることを目指して進んでいます。同プロジェクトの一環として、センサーの開発・生産ステップを標準化・精緻化し、最終製品をたとえ少量であっても費用対効果の優れた方法で生産できるようにしたいと関係者は考えています。それが実現すれば、センサー技術分野に携わる中小企業の市場地位の向上も期待できます。

将来的には、中小のセンサーメーカーは少ない労力とコストで、産業ユーザー向けにカスタム仕様のセンサーシステムを提供できるようになる見込みです。そこで同プロジェクトには、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)からIKT 2020インセンティブ プログラムの一環として、プロジェクトコストの約70%に相当する約450万ユーロの助成金が交付されます。

ハードルの高いセンサー開発作業
インダストリー4.0アプリケーション用のマルチセンサーシステムの開発は、かなりハードルの高い課題です。圧力や加速度などの機械的パラメーターを計測するマイクロエレクトロメカニカルセンサー(MEMS)と、温度、明るさ、化学的濃度などを検出するマイクロ電子センサーの2つの技術を統合し、非常にコンパクトなスペースに収める必要があるためです。さらに、完成したシステムは、大量のデータをできる限り優れたエネルギー効率で処理できなくてはならないほか、工業環境下で十分高い信頼性をもって機能する必要があり、そのためのロバスト性も求められます。

半導体メーカーやサービスプロバイダーと協力
ドイツのセンサー技術業界は中小企業が主体になっています。このため、ほとんどの企業はマルチセンサーシステムの開発と生産に必要な支援サービスのすべてを自前で賄うことはできず、半導体メーカーや研究開発サービスプロバイダーとの緊密な協力に頼らざるをえません。プロジェクトコーディネーターを務めるロイトリンゲン大学のエックハルト・へニング(Eckhard Hennig)教授は、「私たちは現在の入り組んだ関係を解きほぐし、協力関係の標準化を進め、センサーの設計・製造工程もすっきりさせたいと考えています」と述べています。プロジェクトが成功裏に終われば、中小のセンサーメーカーは将来的に、開発サービスの委託先を自由に選択したり、複数のソースに分散できるようになるほか、電子コンポーネントも大型キットのような形で調達し、それをアレンジして取引先が希望する、個々の産業アプリケーションに適合したソリューションを開発できるようになります。

「ロバストでエネルギー効率の優れたマルチセンサーシステムを、たとえ少量であっても高い費用対効果でシステマティックに設計・製造できるようにすることが、RoMulusの目標です。これを達成できれば、ドイツのセンサー業界はインダストリー4.0アプリケーションにとって重要な技術基盤の確立を牽引できるようになります」。ロバート・ボッシュGmbHのラインハルト・ノイル(Reinhard Neul)はこのように語りました。

研究機関や工業企業など11のパートナーが参加
同プロジェクトには、半導体メーカーや中小企業向けの開発サービスを請け負う企業など11のパートナーが参加し、それぞれの専門知識を持ち寄ります。参加メンバーは、ツァイス、フラウンホーファーIIS/EAS(集積回路研究所)、ロイトリンゲン大学、IMMSマイクロ電子・メカトロニクシステム研究所、ロバート・ボッシュGmbH、ミュンヘン工科大学、TETRAセンサー・ロボット工学・自動化技術会社、ブレーメン大学、フライブルク大学、X-FAB半導体ファウンドリ社で、ハノーバーに拠点を置くエダセントルム社がプロジェクトの管理を担います。「RoMulus」というプロジェクト名は、「robust multi-sensor technology for status monitoring in Industry 4.0 applications」(インダストリー4.0アプリケーションのステータスモニタリング用のロバストなマルチセンサー技術)を略したもので、プロジェクトは2015年10月から始まり、3年にわたり活動を展開する予定です。

インターネットで閲覧可能なバックグラウンド情報:
Project website

研究パートナー:
Zeiss (business sector: Semiconductor Manufacturing Technology) SMT GmbH
Fraunhofer Institute for Integrated Circuits IIS, Division Engineering of Adaptive Systems EAS
Reutlingen University
IMMS Institut für Mikroelektronik- und Mechatronik-Systeme gemeinnützige GmbH
microsensys GmbH
Robert Bosch GmbH
Technical University of Munich
Gesellschaft für Sensorik, Robotik und Automation mbH
University of Bremen
University of Freiburg
X-FAB Semiconductor Foundries AG

プロジェクト管理者:
edacentrum e. V. and edacentrum GmbH

報道関係対応窓口:
Christian Hoenicke
電話: +49 711 811- 6285


このプレスリリースは2016年5月27日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
世界のボッシュ・グループ概要
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2015年の従業員数は約37万5,000人(2015年12月31日現在)、2015年の売上高は706億ユーロを計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含む世界的な製造・販売ネットワークは約150カ国を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界約118の拠点で5万5,800人の従業員が研究開発に携わっています。私たちボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的な目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。

ボッシュの起源は、1886年にロバート・ボッシュ(1861~1942年)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの企業としての自立性を保証するものであり、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができます。ロバート・ボッシュGmbHの株式資本の92%は慈善団体であるロバート・ボッシュ財団が保有しています。議決権の大半はロバート・ボッシュ工業信託合資会社が保有し、株主の事業機能を担っており、残りの株式は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。

*2015年の平均為替レート(1EURO=134.3円)で換算

さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語)
www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式YouTube(日本語)

PI9274 | 2016/05/27

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