モビリティ ソリューションズ

「Connected Car Effect 2025」
ボッシュが調査結果を報告:コネクテッドモビリティにより
安全性と効率が向上、ドライバーの自由な時間が増加

  • 米国、中国、ドイツの3カ国で、クルマのネットワーク化と運転支援システムがもたらす効果の予測調査を実施
  • ネットワーク化と運転支援システムの効果:26万件の死傷事故を未然に回避、CO2排出量40万トンを削減、ドライバーの自由な時間が大幅に増加
  • 資材と損傷コストの節減効果は約43億ユーロ
  • 交通事故による負傷者数は約35万人減少
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  • 2016/12/20
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  • プレスリリース
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プレスリリース

高速道路を長時間走った後に、想定外の事態に肝を冷やすことがあります。例えば、次のコーナーを曲がった途端、目の前に渋滞車両の列が待ち構えていた場合などです。目的地になんとか辿りついたものの、駐車スペースがまったく見当たらないといったこともあります。今日のドライバーにとって、こうした出来事は日常茶飯事ですが、今後10年足らずの間に状況は一変するはずです。高度な自動運転により、高速道路をリラックスして走れるようになるだけでなく、前方で渋滞が発生しても、前を走るクルマが早めに知らせてくれるため、その時点でアクセルを緩めれば、危険な状況に陥らずに済むからです。そして目的地に着くと、ナビゲーションシステムがドライバーを空きスペースのある駐車場へと直接誘導し、駐車場に乗り入れた後は、システムが自分で空きスペースを探し出し、駐車操作をしてくれます。

クルマをインターネットに統合することで、このようなビジョンはSFの世界の夢物語ではなく、現実の出来事となります。クルマのネットワーク化がもたらす効果を探るために、ボッシュはスイスのコンサルティング会社であるPrognos社と協力し、「Connected Car Effect 2025」と題した調査を実施しました。この調査対象に選んだのは、米国、ドイツ、中国の大都市圏です。その調査の結果、安全支援システムとクラウドベースの各種機能により、約26万件の死傷事故を防げるほか、CO2排出量を約39万トン低減し、ドライバーが車中で運転以外の活動に使える時間を大幅に増やせることが分かりました。ボッシュ取締役会メンバーのディルク・ホーアイゼルはこの予測について、「コネクテッドモビリティは、事故の減少、燃費の向上、ストレスの緩和につながります」と述べています。

既存のアシスタンスと安全支援システムをデータソースとして活用
ホーアイゼルは、「私たちにとってすでに馴染み深い支援システムとコンフォートシステムがIoT革命の隠れたヒーローになるでしょう」と述べています。モデル計算によると、例えば横滑り防止装置 ESC (エレクトロニック スタビリティ コントロール)は調査対象の3カ国において、2025年までに普及率が登録車両ベースで最高で90%に達し、センサーベースの自動緊急ブレーキとレーンアシストの装備率は最高で40%に達するとされています。さらに高度な快適性とネットワーク化を実現するためのシステムも数多くの車両に装着される見込みで、例えばスマートフォンは2025年に車載インフォテインメントシステムにほぼ100%の割合で統合されると予想されています。

この種のシステムの普及とインターネット接続率の上昇は、そのコンポーネントの総額をはるかに上回る効果をもたらします。ESCセンサーは路面凍結の箇所を後続車両に伝え、車載カメラは速度制限の標識や霧の発生に関するデータを集め、インターネットベースの駐車ソリューションやほぼリアルタイムで作動する逆走車警告などの機能が広範に使用されるようになっていくでしょう。

「Connected Car Effect 2025」の調査から得られた個々の知見
「私たちの調査では、ネットワーク化が2025年にすべてのドライバーにかなりの影響を及ぼすことが分かりました」とホーアイゼルは述べています。この調査のためにボッシュとPrognosは、米国、中国、ドイツの3カ国についてコネクテッドカーの効果予測を行いました。その調査から得られた知見を個々に紹介していきます。

  • 死傷事故の回避効果は年間約26万件(米国:21万件、中国:2万件、ドイツ:3万件)となり、この件数はドイツの首都ベルリンで発生する年間事故件数のほぼ2倍に相当します。
  • 交通事故負傷者の減少効果は約36万人で、これはロサンゼルスの交通事故負傷者数の12倍に相当します。米国だけでも29万人の減少が期待されています(中国:2万5,000人、ドイツ:3万7,000人)。
  • ネットワーク化されたアシスタンスシステムによる人命救助効果は約1万1,000人(米国:4,000人、中国:7,000人、ドイツ:300人)。
  • ネットワーク化されたアシスタンスシステムによる資材・損傷コスト節減額は最高43億ユーロで、この額は中国政府が首都北京の大気汚染対策のために2016年に投じた資金のほぼ2倍に相当します。この経費節減効果は、保険会社の保険金支払額の大幅な減少、ひいては車両所有者の自動車保険料の負担引き下げにつながる見通しです。国別内訳は、米国が36億ユーロ、中国が3億8,000万ユーロ、ドイツが4億5,000万ユーロで、米国についてはスマートフォンインテグレーションだけで6億1,000万ユーロ以上のコストダウン効果が見込めると試算されています。
  • コネクテッドモビリティ機能によるCO2排出削減効果は約40万トンで、これはドイツのシュヴァルツヴァルト国立公園の樹林が吸収するCO2の約3年分に相当します。コミュニティ ベース パーキングやアクティブ パーキングロット マネジメントなどのコンセプトを組み込めば、駐車スペースを求めて無駄な走行をするクルマの走行距離を最大で約3億8,000万km短縮でき、高度な自動運転もさらなる燃費節減効果をもたらします。
  • コネクテッドパーキング機能は米国、中国、ドイツで合わせて車両の走行時間を約7,000万時間節約でき、これは約4万人分の年間労働時間に相当します。
  • 高速道路走行中に、ドライバーが自由に使えるようになる時間の長さは1人年間平均31時間に達します。平均的な米国市民は現在、年間43時間を州間高速道路上の走行に費やしています(中国:26時間、ドイツ:39.5時間)。高度自動運転とインターネット同時接続により、ドライバーは高速道路走行時間の80%近くにわたってクルマの運転から解放され、浮いた時間を読書、Eメールのチェック、ビデオ会議、映画鑑賞など、運転以外の活動に充てることができます。例えば、年間走行距離が4万kmに達するようなクルマに乗ることの多いドライバーは、年間95時間も運転以外の活動に充てることが可能になります。
ボッシュがコネクテッドモビリティを推進
グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング カンパニーであるボッシュは、コネクテッドモビリティに向けて全力を傾け、それに必要なネットワーク化技術、センサーとクラウドソリューションの開発を進めているほか、直観的な表示と操作ができる各種サービスもポートフォリオの一角を構成しています。

調査方法について
ボッシュとPrognosが調査で取り上げたのは、個人の移動手段に使用される計11の技術で、米国、ドイツおよび中国(中国は大都市圏に限定)での2025年までのその普及状況と、それが及ぼす影響を評価しました。PrognosのモビリティのスペシャリストであるStephan Kritzingerは、「今回の調査で私たちは、新しい技術が車両群に採り入れられ、普及する速度をシミュレーションしました」と述べています。調査の基礎となったのは、車両保有数、事故データ、現在の研究活動に関する国際統計、そしてボッシュとPrognos独自の推定です。

Prognosは1959年から、欧州全域の政治、経済、社会の意志決定者/指導者に対して未来の問題に関する提言を行ってきました。バーゼル、ベルリン、ブレーメン、ブリュッセル、デュッセルドルフ、フライブルク、ミュンヘン、シュトゥットガルトの各拠点で活動するエキスパートが、中立的な分析と深い見識に基づく未来展望をもとに、実践的な意志決定の根拠と戦略を練り上げ、企業や公的機関、国際機関などに助言を行っています。

詳細情報
White Paper "Connected Car Effect 2025"
Infografic
Video

報道関係対応窓口:
Stephan Kraus
電話: +49 711 811-6286

CES 2017でボッシュのテクノロジーを体験いただけます:2017年1月5日(木)~8日(日)、Central Hall、ブース #14128

CES 2017におけるボッシュのハイライトをツイッターで紹介:#BoschCES

ボッシュのエキスパートによる講演会:

このプレスリリースは2016年12月20日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
世界のボッシュ・グループ概要
モビリティ ソリューションズは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2015年の売上高は417億ユーロで、総売上高の59%を占めています。モビリティ ソリューションズの売上により、ボッシュ・グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリティ ソリューションズは、自動化、電動化、ネットワーク化の3つの領域においてグループの専門知識を統合させ、お客様にトータルソリューションを提供します。その事業領域は主に、内燃機関の燃料噴射テクノロジー/パワートレイン周辺機器、パワートレイン電動化のさまざまなソリューション、車載向け安全システム、ドライバー アシスタンス システム/自動化機能、ユーザーフレンドリーなインフォテインメントやVehicle-to-Vehicle(車車間)およびVehicle-to-Infrastructure(路車間)通信、オートモーティブ アフターマーケット向けのリペアショップコンセプト/テクノロジー/サービスなどです。さらにボッシュは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)、ディーゼル用コモンテールシステムなどの自動車の重要な革新技術を生み出してきました。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2015年の従業員数は約37万5,000人(2015年12月31日現在)、2015年の売上高は706億ユーロを計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含む世界的な製造・販売ネットワークは約150カ国を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界約118の拠点で5万5,800人の従業員が研究開発に携わっています。私たちボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的な目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。

*2015年の平均為替レート(1EURO=134.3円)で換算

さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語)
www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式YouTube(日本語)

PI9512 | 2016/12/20

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