モビリティ ソリューションズ

モビリティの自動化
ボッシュのコンポーネントを通じて自動運転を推進

  • 自動運転はあらゆる分野の自動車技術に関わるため、システムレベルでの深い専門的な知識が必要
  • ブレーキやステアリングなど、安全性に大きく関わるシステムの冗長性に対する考慮が必要
  • ボッシュは自動運転に欠かせない数多くのコンポーネントを自社で開発・製造
  • 周辺の環境を正確に把握するためには、さまざまなセンサーから得られるデータを組み合わせることが不可欠
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  • 2017/05/09
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プレスリリース

シュトゥットガルト(ドイツ)– 自動運転は、パワートレイン、ブレーキ、ステアリング、ディスプレイ機器、ナビゲーション、センサー、そして車内外のネットワーク化など、クルマ全体に影響を与えます。そのため、すべての車両システムに対する深い理解が自動運転を成功させるカギとなります。この分野でボッシュほど豊富な知識を持つ自動車機器サプライヤーは、世界でもごくわずかです。グローバル規模で革新的な技術とサービスを提供するボッシュが開発・製造している、自動運転に欠かせない数多くのコンポーネントの一部をご紹介します。

コネクテッドホライズン:自動運転車両は周囲の情報を活用しますが、これはセンサーが収集できる情報に限られるわけではありません。たとえば、自動運転車両には渋滞や事故に関するリアルタイムの交通データが必要で、それを実現するには、車両をサーバーに接続するしかありません。ボッシュは、まさにこれを可能にするソリューション「コネクテッドホライズン」を開発しました。このシステムがあれば、目前のルートのダイナミックなプレビューと走行モードに対応して調整することが可能になります。このコネクテッドホライズンにより、自動運転車両は先を見越して運転できるようになり、ドライビングの安全性と利便性も向上します。たとえばネットワーク化された車両は、先の見えないカーブや坂の頂上の危険な個所について事前に警告を受け、危険な個所に備えてアクセルペダルを緩めることもできるようになります。

電動パワーステアリングシステム:フェールセーフ機能を備えた電動パワーステアリングシステムは、自動運転のキーテクノロジーです。特にフェールオペレーショナル機能は、フォールバックモード(障害が発生した時に性能を落としたり、機能を制限したりして限定的ながら動作できるようにする状態)の状態でも、ドライバーと自動運転車両に必要なステアリング機能を維持できる新しいシステムです。この機能では、万一不具合が発生してもステアリングシステムが約半分のパワーアシストを維持できます。この技術により、自動車メーカーは、米運輸省の道路交通安全局(NHTSA)が発表した自動運転に関するガイドラインなどに提示されている安全面の課題にも対処できるようになります。

横滑り防止装置ESP®(エレクトロニック スタビリティ プログラム):ESP®もまた、自動運転において重要な役割を担っています。運転の責任をクルマに委ねるためには、ブレーキやステアリングなど、安全性に大きく関わるシステムへの特別な要件が求められます。これらのシステムが故障した場合でも確実にクルマを制御できるよう、安全対策としてシステムに冗長性を持たせる必要があるのです。そこで、ESP®と電動ブレーキ ブースターの「iBooster」(下記を参照)は、ドライバーが介入しなくても独立して車両にブレーキをかけることができます。なお、ボッシュはこのESP®を、あらゆる環境、ニーズに合わせて最適なシステムを提案するモジュラー式のコンセプトとして提供しています。

HMI(ヒューマンマシンインターフェース):自動運転はHMI(ヒューマン マシン インターフェース)にも進化を必要とし、クルマとドライバー間のコミュニケーションに新しいコンセプトが求められるようになります。システムは、ドライバーが直感的に理解・利用できなければなりません。そしてボッシュは、革新的なディスプレイ機器を通じて、すでにこの分野で有望なソリューションを提供しています。たとえばTFTインストルメントクラスターは、情報をフレキシブルに表現できるだけでなく、極めて分かりやすい表示を可能とします。また、ヘッドアップディスプレイによって速度やナビゲーション、警告などの情報を運転中のドライバーの視界内に表示させることが出来ます。これらの情報は、車両の約2m前方の周囲の風景と重なって投影され、ドライバーにとって違和感なく表示されます。

iBooster:ボッシュは、現代のブレーキシステムに対する課題をクリアする、負圧を必要としない電動ブレーキブースター「iBooster」を開発しました。あらゆるパワートレインコンセプトに取り入れることができるこのシステムは、特にハイブリッド車と電気自動車に大変適しています。この「iBooster」では、ドライバーがブレーキペダルを踏み込んだことを車載センサーが検知し、その情報がコントロールユニットに送られます。これを受けたコントロールユニットはトリガーとなる信号を計算し、電動モーターを制御し、2段ギアユニットを介してトルクを必要なアシスト力に変換します。ブースターによって生成される力は、標準ブレーキマスターシリンダーで油圧に変換されます。

マップ:高解像度で、常に最新の情報が更新されるマップなくして自動運転はありえません。このマップが、渋滞や工事現場など、車載センサーが検知できる範囲の外で変化し続ける交通状況に関する情報を、クルマに提供してくれるからです。そしてボッシュのレーダーとカメラは、自動運転に必要な高解像度のマップを作成するために、交通状況に関する重要なリアルタイムデータを検知・送信しています。

ライダーセンサー:ボッシュはレーダー、カメラ、超音波センサーに加えて、ライダー(LiDAR=光検出・測距)センサーを自動運転のテスト車両に装着しています。これらのさまざまなセンサーが互いを補完し合い、周辺の環境をより正確に把握できるように組み合わせたデータを使用して、自動運転車両はドライビングストラテジーを作り出しています。ボッシュはこのライダーセンサーを、自社のラインナップに加わる重要な製品だと考えています。

レーダーセンサー:さまざまなセンサー原理の1つとして、レーダーセンサーは自動運転車両から250メートル以内の360°全方位の重要な情報を提供します。レーダーセンサーの主な目的は、物体を検知し、車両の動きに対する物体の移動速度と位置を割り出すことです。ボッシュのレーダーセンサーは、76~77 GHz周波数帯のレーダー波を、アンテナを介して送信します。そして、これらのレーダー波は車両の前方にある物体に反射します。物体の相対速度と距離は、発した信号と戻ってきた信号間の周波数偏移によって生まれる遅延時間とドップラー効果をもとに測定され、測定したレーダー信号の振幅と位相を比較することで、対象の位置を把握します。

超音波センサー:超音波センサーは自動運転中の中でも特に、駐車時の操作など、低速走行時の近距離(6m以内)の周囲環境を把握する場合に必要とされます。このセンサーは、例えばコウモリが飛行ルートを先読みするために使用するソナー技術を使っています。短い超音波信号を発して、障害物からの反射を確認します。その反響はセンサーによって記録され、セントラル コントロール ユニットで分析されます。

ステレオ ビデオ カメラ:50m以上の3D測定を行うボッシュのステレオ ビデオ カメラは、車両の周囲の視覚的に重要な情報を提供します。色認識とCMOS(相補型金属酸化膜半導体)の技術を搭載したきわめて高精度な2つのイメージセンサーの解像度は1280 x 960メガピクセルとなっており、高コントラストな映像を再現できます。2つのレンズの光軸の距離は、わずか12cmです。このステレオ ビデオ カメラは、対象物を立体的に検知し、自車との距離を計算するだけでなく、空きスペースを把握することもできます。このセンサーの情報は、他のセンサーから送られたデータと組み合わされ、自動運転車両の周囲の状況のモデルを作り出すために活用されます。

報道関係対応窓口:
Jörn Ebberg
電話: +49 711 811 -26223


このプレスリリースは2017年05月09日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
モビリティ ソリューションズは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2016年の売上高は約439億ユーロで、総売上高の60%を占めています。モビリティ ソリューションズの売上により、ボッシュ・グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリティ ソリューションズは、自動化、電動化、ネットワーク化の3つの領域においてグループの専門知識を統合させ、お客様にトータルソリューションを提供します。その事業領域は主に、内燃機関の燃料噴射テクノロジー/パワートレイン周辺機器、パワートレイン電動化のさまざまなソリューション、車載向け安全システム、ドライバー アシスタンス システム/自動化機能、ユーザーフレンドリーなインフォテインメントやVehicle-to-Vehicle(車車間)およびVehicle-to-Infrastructure(路車間)通信、オートモーティブ アフターマーケット向けのリペアショップコンセプト/テクノロジー/サービスなどです。さらにボッシュは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)、ディーゼル用コモンテールシステムなどの自動車の重要な革新技術を生み出してきました。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2016年の従業員数は約39万人(2016年12月31日現在)、暫定決算報告での売上高は731億ユーロを計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュはIoTテクノロジーのリーディングカンパニーとして、スマートホーム、スマートシティ、コネクテッドモビリティ、さらにコネクテッドインダストリーに関する革新的なソリューションを提供しています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスに関する豊富な専門知識と「Bosch IoT cloud」を活かし、さまざまな分野にまたがるネットワークソリューションをワンストップでお客様に提供することができます。ボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的な目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社450社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界120の拠点で約5万9,000人の従業員が研究開発に携わっています。

ボッシュの起源は、1886年にロバート・ボッシュ(1861~1942年)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの企業としての自立性を保証するものであり、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができます。ロバート・ボッシュGmbHの株式資本の92%は慈善団体であるロバート・ボッシュ財団が保有しています。議決権の大半はロバート・ボッシュ工業信託合資会社が保有し、株主の事業機能を担っており、残りの株式は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。

さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語)
www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式YouTube(日本語)

PI9669 | 2017/05/09

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